男が女を盗む話: 紫の上は「幸せ」だったのか

男が女を盗む話: 紫の上は「幸せ」だったのか
男が女を盗む話: 紫の上は「幸せ」だったのか
立石和弘
中央公論新社
2008年9月1日
2件の記録
  • ほせ
    ほせ
    @coffee_dog
    2025年5月29日
    面白かった。タイトルに惹かれて読んでみたが、ざっくりのあらすじとしては、古典文学から男が女を盗むという行為にはどんな背景が隠れているのかという話だった。まず、文章が明快で読みやすく複雑な話でもすんなりと入ってきた。 一番心に残ったのは女は死後三途の川を1人では渡ることができないという考え方が存在したことだ。女が死後三途の川を渡る時は、初体験の相手が迎えにくるらしい。初体験の相手が生涯の伴侶であることがほとんどであったその時代ならではの考え方であるとともに、その考えを踏まえて源氏物語を読んだ時の光源氏の台詞の深さにとても驚いた。
  • みあ
    みあ
    @mia37ko
    2025年5月29日
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