Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
ほせ
ほせ
ほせ
@coffee_dog
なかなか現実に本の話ができる人がいなくて始めました。ベースは記録ですがリアクションしてくれると喜びます。たまに興奮で感想が支離滅裂になっていると思いますがご容赦ください。
  • 2026年1月3日
    イン・ザ・メガチャーチ
    表紙に惹かれてずっと気になっていたけれど、心を決めないと買えない値段だったので迷っていた本。本屋さんに行く度に気になってしまうので、これはもう買う気でいるのだと思って思い切りました。 なんでこんなに私たちのことを分かっているんだろうかと思った。語り手の3人のみならず、3人がSNS上で見かける棘のある言葉たちや世間の流れを主張する言葉など、いつもスマホのなかで見ている言葉が本から流れてきた。どれだけの観察眼と共感性があったらこんなに再現できるのか怖くなった。 話の内容はとても共感できるからこそ読むまでに時間がかかってしまった。これは推し活をしているしていないに限った話ではなくて、今この形の現代を生きる人に刺さる本だと思った。確かに何かに没頭している時は辛さとか苦しさから逃げられるよなと思った。この物語に共感できること自体が現代の住人だと言うことをとても認識させられた。 結局、視野を広げても狭めても苦しい。何が正解かわからないけど生きていくしかないんだなと思った。どうせなら、それが信仰であろうが日々を楽しんでやろうと思った。と同時に、自分が自分を誇れる指針を見つけて努力することが揺るがないものを手にするには必要だと感じたので踏ん張りたいとも思った。
  • 2025年12月24日
    まよいもん
    まよいもん
    初めて読んだ作家さんだったけど、なんだろう…すごくおもしろかった。お母さんが霊能者でそれに振り回される娘視点の話だった。 小説にこう言った話が出てくる時は、もっと悲壮感とか虚しさを感じる作品が多いと思うんだけど、この本は最後まで読むと不思議な暖かさを感じた。お母さんを、俗に言う毒親と括ることはできるのかもしれないけど、それで括るには寂しいほどに愛着が湧いてくる。正直読み始めた時は、この本で心温まるとは思いもしなかったので狐につままれたような気分になった。 一番印象的だったのは、お母さんと別れたお父さんの再婚相手が主人公母娘の状況をみて、娘に早く大人になっちゃえばと助言するシーン。なかなかその場面で頑張れと励ますでもなく、子供だから甘えても良いと慰めるでもなく、ちょっともったいない気もするけど大人になっちゃえばと背中をおす感じが今までになくてとても好きなシーンになった。 多分出てくるキャラクターが誰も聖人でも極悪人でもなくて、等身大の人のようなのだと思う。自分もどこかに持ってる性格の悪さや弱さをどの人物にも重ねられるから、責めきれなくて愛着が湧くのだと思った。ぜひ他の本を読んでみたい。
  • 2025年12月22日
    もう「はい」としか言えない
    名前と結びついていなかったが、ドラマもまあまあ見るので俳優さんとしては存じていたけど、初めて本を読んだ。 考えてみたら本業以外で本を書いている人の本を読んだのが初めてかもしれない。それだからなのか、話のテンポというか進め方が少し違って不思議な感覚だった。主人公が俳優という設定だったりと節々から俳優さんであることを感じた。 話の内容としては訳の分からない世界観ではあるんだけど、淡々と進んでいくのでそれが真っ当なのではないかと錯覚してしまうような感覚に陥った。なんだか今までにない読書体験だった。思いついたことをそのまま文字にしている感じで、話があちこちいく感じが連れ回されて面白かった。 普段本を読んでいて、多い少ないはあれど感情移入をするのだけど、今回は初めてと言って良いほど感情移入できなかった。(主人公と何もかもが違ったせいかもだけど…)初めてすぎておもしろさと同時に困惑もして、不思議で仕方なかった。本を通した自分の分析のために、他の本も読んでみたいと思った。
  • 2025年12月13日
    君が降る日
    君が降る日
    絶賛開拓中の作家さん。何冊目かはもう分からないけど読む度に好きだと思う。どこか歪な恋愛小説で、それを良しとも悪しともしないところが良い。 表題作を含めて3遍入っていて、どれも素敵でした。個人的には冬の動物園が好き。余韻を感じる話も好きなんだけどやっぱり恋愛のラストには希望を持ちたくなってしまうんです。 ラストの野ばらも少しずつ関係性が変化していく感じがリアルで好きだった。元々の関係性や想いが踏み込めないこともあるし、何も考えず突っ込んできてくれる人に救われることもありますね。関係性の変化を言葉でなく態度で察する感じが身に覚えがあって少し心に刺さる。最後の谷川俊太郎さんの詩の引用が元の詩も素敵そうなので読んでみたい。 あっという間に読んでしまったけど、なんだかゆっくり時間が流れている気がした。読書に没頭するのが心地良かった。今後も読んでいく作家さんだと実感した。
  • 2025年12月12日
    いちご同盟
    いちご同盟
    友達と本を貸し合ってノルウェイの森の代わりに手元に来た本。私は知らなかったのですが有名な本だよと勧めてもらい読んだ。 主人公が淡々と語るのですごく感情移入することはなかったけれど、さらりと心に残ることを言われる感じが今までになくて面白かった。 自分が中学生の時に読んでいたら、自分のために書かれた本だと思っていたと思う。主人公のように死を認識するような出来事はなかったのだけど、死ぬことについて考えていた時期があったなと少し懐かしくなった。漠然とした恐怖やふと今自分が死んだら家族や友達はお葬式でどんな風と想像したりとか。多分きっと多い少ないはあると思うけど、大人になる準備として死について学んでいく時期はあるんだと思った。 思っていたより前の本で友達はどこで知ったんだろうと気になった。けど、私も病気の彼女や同級生の死神(この本に死神は出てこないけど…)がでてくる本を読んだ記憶があるので、同じくらいの時に似たような本を読んでいたことの不思議さとその時の懐かしさを感じて面白い体験でした。ありがと!
  • 2025年12月7日
    風の歌を聴け
    風の歌を聴け
    村上春樹のデビュー作と聞いて借りてみた本。だいぶ余白の多い作品だと思った。短い話だからか多くは語らず、こちら側に想像させるような場面が多かった。 好きだなと感じた場面もあれば、まだ理解するには人生の経験が足りないなと感じた場面もあったけど、今はこれで良い気がした。 一番好きなシーンはラジオで病気の子からの手紙を紹介する所。どこをどう好きと言うのが難しいけど、ラジオパーソナリティの人柄とか病気の女の子を含め今を頑張って生きている人の心がふっと浮くような台詞の全てが好きだと思った。 読む時々によって感じ方の変わる本だと思ったので、定期的に読み返したい。
  • 2025年12月2日
    空をこえて七星のかなた
    初読の作家さんだったけど、読みやすくて面白かった。続きがとても気になって止まらずに読んだ。 全七篇で最終話で全ての話が繋がるのだけど、ここまで最後の話を読むまで繋がりが分からなかったのは初めてかもしれないと思った。同一人物でも名前の出し方とかが上手くて全然繋がらなかった。途中まで星や宇宙にまつわる話の短編集だとばかり思っていたので最終話で驚いた。あらすじにあるように、しっかりミステリーだった。 どの話もスッキリしていながらもキャラクターの表現がリアルで現実にいる嫌な人とかダル絡みするお父さんとか。大げさじゃなくて共感できるのにキャラクターが立っていて面白かった。(主人公のお母さんはあまりにも漫画の主人公だったけど…)
  • 2025年11月30日
    頭痛の話: 片頭痛から遺伝子異常まで
    自分が頭痛に悩まされていた時期があったので気になって借りてみた本。すごく勉強になったと思う。 一番思ったのは自分は間違いなく片頭痛を患っていたということだ。単なる頭痛と片頭痛は全く別の要因から発生するらしい。もちろん病院で診断されはしたのだから当たり前だけど、症状とかをうまく説明できない歳であったので信じ切れてはいなかった。しかし、この本に出てくる症状や前兆を読んで言語化できなかったことを代弁してくれたように感じた。 と同時に当たり前のことかもしれないけど、自分の痛みを人に知ってもらうことはとても難しいと感じた。自分の場合、片頭痛を体験したからこそ何のことを言っているのかが分かったが、体験したことがない人に伝わるとは思えなかった。現に他にも様々な頭痛が出てくるが他の頭痛についてはそういう症状があるのかというぐらいにしか理解できなかった。痛みはあくまでも自分の経験と照らし合わせることでしか認識できないのだと実感した。 本では社会的に頭痛が病気という認識が低く、片頭痛と病院で診断されていなくても口にしたりする場合があるという。当事者からしても頭痛というだけで休むというのには抵抗がある。実際に症状が出る病気でさえ痛みを人に理解してもらうことが難しいから、精神的な話になったらより難しくなることは想像に易い。労働という面では割り切れないこともあるけど、他人の痛みに対して厳しくなっていないか自分の言動を顧みたいと思った。
  • 2025年11月28日
    ヨルノヒカリ
    ヨルノヒカリ
    この作者さんで二冊目の本。前の本を読み終わる前に借りたので意図せずという感じだけど…こっちの方が自分にはしっくりきた気がする。 登場人物のキャラクターとか主人公が飲食店に興味を持つところとか作家さんの色と感じる部分が多かった。(まだ二冊目なので断定的なことは言えないけど…)そんな穏やかな世界観が好きだと思った。出てくる人たちも優しいけど、きちんと自分を持つ強さを持っている人が多くて、こんな人になりたいと思った。 今回の本は前回読んだ本よりもっと曖昧な恋愛観で、ひかりと木綿子が二人だけの関係値を作っていくのが良かった。正直、そこまでの思いがあれば恋愛と自分は思ってしまった。けれど、重要なのは恋愛か否かではないと思うので、この人とならずっと一緒に過ごしていたいと思える相手に出会えて、相手にもそう思ってもらえている二人が羨ましく思った。 あとご飯が美味しそうだった。明確な描写があるわけではないのに、無性にあたたかいご飯が食べたくなった。(今お腹が空いているだけの可能性は否定できないけど…)
  • 2025年11月28日
    天使は見えないから、描かない
    表紙に惹かれて借りた本。やっぱり好きな作家さんだなぁと再認識しました。 血縁関係の許されざる恋以上に色々なものが描かれていたと思った。もちろんそこの葛藤が主ではあるのだけど、男女の区別がある世間に強くあろうとする主人公が女として扱われることに安堵したり、それが楽だと感じたりする瞬間があるとか、自分の中の正しさから自分が外れている気持ち悪さを感じている瞬間とかそう言った細かい描写にとてつもない共感を覚える箇所がたくさんあった。 主人公の友人の萌の行動を受けて、自分のこととしては受け入れられない思いとそういった相手を尊重することは両立できると思った。自分が叔父と姪の関係性で恋に落ちることに嫌悪や気持ち悪さを感じる一方で、本の中の二人を応援してしまうし、健全でないことは分かっていてもそれでも相手が望むことを尊重したくなる。そこには相手のことを想う心があると思った。自分の常識や基準で判断することは簡単だけど、相手の基準で考えることもやめてはいけないと思った。 世の中、物語に出てくる登場人物みたいな悪役や善人ばかりだけではないからこそ複雑で難しいと感じた。
  • 2025年11月27日
    騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編
    疲れていて読むのに少し時間がかかってしまったけど、村上春樹を読みながら電車でまどろむのも案外と心地よくて良かった。(読むか寝るかどっちかにしろ!って感じだけど…) 上巻でキャラクターがどんな人なのかきちんと把握したつもりでいたけど下巻を読むと、これまた印象が変わっておもしろかった。免色さんも完璧そうに見えて上巻では相当切迫詰まっていたんだろうとか、この世を悟ったような中学生の秋川まりえが年相応の子だったりとか。 村上春樹の本から感じる未完成をそのままにしておくことに対する寛容な姿勢が登場人物によって言葉で語られていて、最後の方はとても共感しながら読んだ。なぜこんなにも村上春樹の書くむちゃくちゃな世界観に惹かれるのか。矛盾していることに良し悪しをつけないでいてくれるからかもしれないとこの本の最後の方を読んでいて思った。 暗い湿った雰囲気のまま終わる話も好きだけど、1Q84やこの本みたいに望みを感じる終わり方も好きだなと感じた。影を持ちながらもそれを持っていることが希望に感じられるラストと言うか…(村上春樹の小説の感想書くのむずい…半分くらいでも伝わってたらいいな…)まぁとにかくおもしろかったです。
  • 2025年11月21日
    楽園のカンヴァス
    原田マハの絵画シリーズを開拓しようと二冊目の本。やばい絵画にハマりそう。美術館に行ってみたくなる。 今回の作品は前回の短編集とは違って一つの絵画にまつわるストーリーが書かれていたので、たくさんではなかったが出てくる絵画を調べながら楽しく読めた!どこまでが史実なのか絵画素人には分からないのでここから調べるのが楽しみ。読み切っても終わらない本の良さを感じる。 結構、知らない単語が出てきているはずなのにスラスラと読んでいけるのは原田マハの文章力あってこそなんだろうと思う。先が気になってしょうがなくて止まらなかった。そして、終わり方が絶妙なんだよ…織絵とティムが上手くいくように願ってしまう。口惜しい感じがより余韻をもたせると言うか、きちんとラストを味わわせてくれる。それでいて読者に希望を持たせてくれるので、キャラクターのその後を思わず想像してしまう。こんな本に惹かれない訳ないのよ…あぁこうやって興味のある分野がどんどん増えていってしまうんだ…
  • 2025年11月20日
    世界のすべて
    世界のすべて
    初めて読んだ作家さんだと思うけど、今時の本だなぁと思った。ここまで現代の波を率直に書いている本を初めて読んだかもしれない。(自分がなかなか単行本に手が届かなくて、新作をすぐに読めないからかもしれないけど…) 多分年代的にはこの世代に区分されて、同じような時代を生きてきたと思うので、共感できる部分は多かった。だけど、個人としてはマイノリティとか性的嗜好に名前をつけて区分することに違和感を感じた。もちろん、区分されることで安心感があったり、自分が一人じゃないことを自覚できたりすることはあると思う。でも、異性愛者の中でもどこからが浮気かとか恋愛観が異なるように、「恋愛」が一人一人違うものだと理解できたら良いのにと思ってしまった。その枠組みの中にいたってみんなが一緒な訳ではないし、趣味の話をするように、同性が好きとか恋愛感情がないとか言う話を、「あぁ自分と相手はその点では違うんだな。」で済ませられないのかと思った。 こう言う自分自身も枠組みの中にいるようなふりをすることが楽な時もあるから(恋愛に限らず…)知らない間に傷つけてしまってたかもと反省する時もある。だから、そんな単純な話ではないことは分かっているけど、多様性な社会にすることを目標にするのではなく、目の前の相手が自分とは違うことを受け入れられる世の中になったらいいなと思った。ある種この本がリトマス紙になって多様性に対してどんな気持ちでいるのかがわかる本だと思った。
  • 2025年11月18日
    どうしても生きてる
    ある俳優さんが読んだ本に挙げていて気になったので買ってみた本。重い話だというのは読む前から聞いていたけれど、キツかった。 自分が本に出てくる主人公よりも歳が下で経験値が未熟だからこそ、これから飛び込もうとしている社会はこんなにも鬱々としたものを抱えているのかとどうしようもない思いを抱いた。自分でやりたいことを選んでここまで来たと思っているのに、未来が決まり切っているような気がして窮屈さに叫びたくなった。 共感できる部分がある一方で、どこかまだ社会に希望を抱いている自分がいて、それはまだ自分が守られる立場にいるからかもと思った。そんな自分の甘さに嫌になるけど、守ってくれている人への感謝に留めておこうと思った。 一番好きな話は籤(くじ)だった。(全然読めなくて調べました。)完全なフィクションの中で語られる希望や夢に救われることもあるけど、自分が生きてる世界で生き抜く強さにもとても説得力があると感じて勇気をもらえた。人生は地続きだから、その時引いたくじが後になってアタリだったということもある。その人の捉え方次第なのかもと思ったら、強さをもらえた気がした。
  • 2025年11月15日
    ジヴェルニーの食卓
    最近、初めて原田マハの本を読んだので開拓してみようと借りた本。絵画への興味も芽吹き始めたので丁度良いと手に取ったけど、読んで良かった! 絵画への興味があると言っても知識は育んでこなかった自分にぴったりの本。絵画を鑑賞するにはまずは背景からと思っていたのだけど、何から手を付ければ良いのか分からなかった。けど、この本を通して画家や絵画に具体的なエピソードが付いて画家の人物像が想像しやすくなったり、絵画がどんな状況で描かれたものなのかが覚えやすくなったりした。 本当に有名な絵しか知らないので本に出てくる絵がどんなものかを想像して、後から実際の絵を見て抱いていたイメージとの違いを知るのも楽しかった! 遠い時代で違う国に生きた画家やその周りの人が原田マハさんによってそれこそ、生き生きと描かれていて一気に親しみを抱いた。絵画にまつわる本を他にもいくつか出しているそうなので他の本も読んでみようと思う。
  • 2025年11月14日
    騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編
    長編の作品が読みたくて借りた。今まで読んだ村上春樹とは少し違った印象を受けた。 私が読んだ限りだけど、ここまで事実的な話が出てきたことがなかったよう思った。ナチス時代のドイツの話がちょこちょこ出てきて、私自身はそこら辺の歴史に少し興味があるので楽しんで読んでいたが、これまで読んだ作品を振り返ると一味違う感じがした。そのおかげか、個人的に村上春樹から感じるテーマの一つに曖昧さをそのままにしておくと言うものがあるけど、その感じが控えめな気がした。 あとは、日本の文化的な部分を描くところも初めて読んだかもしれない。村上春樹の小説の要素としてクラシックや他の国の話が出てくることが多くあっる。もちろん今回もあったけど、主軸の騎士団長殺しの絵画は日本がで描かれていたり、他にも仏教的なアイテムがあったり、どこか日本の怪談話を感じる場面もあった。いつも洋書の様な感覚を与える彼の小説から日本的な要素を語られることに新鮮さを感じた。 キャラクター的にはあまりキャッチーな人物は出てこないけど、全体的にゆっくり静謐な感じで話が渦巻いていく感じが好き。ハラハラドキドキと言うよりは、見えないところでゆっくりと事態に巻き込まれていく感じで面白かった。続きが読みたい!
  • 2025年11月8日
    金曜のバカ
    金曜のバカ
    初めて読む作家さんだったけどタイトルに惹かれて借りた。あらすじも何も書いてなかったので、内容が全く分からない状態で読み始めた。久しぶりでちょっとワクワクした。 内容は短編集で多分世界線は繋がってない…と思う。好きだった話は、金曜日のバカと僕の愉しみ 彼女のたしなみかな。 金曜日のバカは女子高生と変質者が毎週金曜日にバトルする話で、小説ならではのぶっ飛んだ設定が面白かった。二人の間の関係性が戦うごとに変化していくのが良かった。ちょっぴり変質者を応援してしまうような展開の持っていき方が上手いと思った。でも一線は越えない感じが儚さを感じて好きでした。 僕の愉しみ 彼女のたしなみは、オタク気質だとやっぱり気になるよねと共感した。私も(この文を見て分かる通り…)熱が入ると相手に押し付けてしまうことがあるので、喋りすぎないように理性を保とうとしている感じが身に覚えがありすぎて…いつも聞いてくれる友よありがとう…上手に調節して話せないから、周りに語れる人がいなくて諦めてしまう感じもわかる!だからこそラストに救われた。ちょっと希望を持って、話したいと思った人には話していきたいな。(ここでも発散していきたいです。)
  • 2025年11月7日
    ハートブレイク・レストラン
    さらっと読める話が読みたくて借りた本。ちょっとした謎解きを楽しめる本だった。一個前に読んだ本に引き続きミステリーだったけど、日常に近い謎で短編集なので何個か出てくるので解き明かすと言うよりは回収される伏線を楽しめた。 不思議なおばあちゃんが謎を解き明かすんだけど、アガサクリスティみたいだった。この作品のおばあちゃんも上品で謙虚でありながら、ちょっと人懐こいところがあって好きなキャラクターでした。こう言う人になりたい…主人公と南野さんの関係性がじっくり変化してく感じも好き。この本の舞台である喫茶店の描写も素敵で、こんな喫茶店があったら通っちゃうかも。 日常の中にちょっとしたワクワクを添えてくれる素敵な本でした。
  • 2025年11月7日
    仮面山荘殺人事件 新装版
    先輩に勧められて借りた本。めちゃくちゃ面白いと言われて読んだけど本当に面白かった! ミステリーがそもそも好きなので、色々と考えながら読んだけど当たらずとも遠からずっていう感じのラストだった。謎に挑戦して当てる楽しみを感じながらもしっかりラストまで騙されて楽しかった!本当にフジが存在するのかなとか雪絵が高之に恋心を抱いていたっぽいとか考えてたけどまさかあんなラストになるとは… 展開は目まぐるしいけど犯人が全然読めなくて、残りページを感じながら、こんだけで本当に全てが明らかになるのかなとドキドキしながら読んだ。ラストの畳み掛けもテンポが良くて、情報量が多いながらもしっかり何が起こっているのかわかるところにに東野圭吾を感じた。東野圭吾は本当に理解しやすい文章を書くのが上手いですよねと思った。好きだけどあまり多くを読んだ作家さんではないので、もっと読んでみようかなと思った。 とてもおもしろかったけど自分ではあまり手を出さない本だと思うので、先輩に感謝を込めて感想を伝えたいと思います。
  • 2025年10月30日
    自由の牢獄
    自由の牢獄
    小さい頃に果てしない物語が好きだったことが懐かしくなって読んでみた。 自分が疲れてたのもあってなかなか理解するのが難しかった。短編集でどの話も現実と他の世界が存在する半幻想の世界観だった。好きな話はマックス・トムの手記と自由の牢獄かな。現実と半々よりか全くの別の世界線の方が受け入れられやすいかもしれない。半々の世界線だと急に他の世界観が現れることにちょっと恐怖感みたいなものを感じた。 わかりにくい世界観でありながらも共感できる部分はとても共感できた。例えば、自由の牢獄で男が扉を選ぶ場面では一つ選べば、他の扉の結末を知ることができないという部分では本当の人生みたいだなと感じた。訳者のあとがきでも訳者が作者と会った時に物語に解説をつけるのが、好きじゃないと言っていたという話があった。(訳者もそれに乗っ取ってあとがきを書いている感じがよかった。)私も解説を読むのは楽しいけどはっきりしすぎず、討論するのが好きなのでとても共感できた。何か明確な意図を読み取るよりも物語として楽しんで欲しいとあって、今回私が物語の全部を読み取れなかったことも、肯定してくれているような気がした。分からないなりに他の本も読んでみようかなと思った。
読み込み中...