やかまし村の春・夏・秋・冬

やかまし村の春・夏・秋・冬
やかまし村の春・夏・秋・冬
アストリッド・リンドグレーン
大塚勇三
岩波書店
2005年12月16日
3件の記録
  • ユメ
    ユメ
    @yumeticmode
    2025年12月3日
    物語は前作に引き続き、やかまし村の子どもたちがクリスマスの準備を進めるところから始まる。私はクリスマスという日が大好きなのだが、それは幼少期に読んだ海外の児童文学から大いに影響を受けている。中でも、『赤毛のアン』でマシューがアンに贈ったパフスリーブの服と、この『やかまし村の春・夏・秋・冬』でリーサたちが焼いているショウガ入りクッキーは、私にクリスマスを善き日と印象づける二大象徴だった。大人になった今読み返してみても、やかまし村のクリスマスに対して抱いた憧れは決して色褪せることがない。 前作『やかまし村の子どもたち』は、「わたしたち、やかまし村の子どもたちは、みんな、クリスマスをたのしくむかえます。ええ、もちろん、わたしたちには、ほかにもたのしいことがあります。夏だって、冬だって、春だって、秋だって、いつもたのしいことがあります。ああ、わたしたちは、なんてたのしいことでしょう!」という素敵な文章で結ばれているのだが、その言葉通り、リーサたちは春には復活祭の卵パーティーで盛り上がり、夏には湖の島での宝物探しを楽しむといった具合に、一年のどんな日も目一杯謳歌している。リンドグレーンは本当に、そうした日常のきらめきを掬い上げるのが巧いと思う。 また、子どもの頃にはあまり印象に残っていなかったのだが、子どもたちの父親三人がそり遊びに混ざってうんと楽しんでいるシーンが実によかった。彼らの姿を「ねえ、おとなって、なんて子どもっぽいんでしょうね!」と評しているリーサは、大人になることをとてもつまらないことだと捉えているようなのが時々伺えるが(私だって子どもの頃はそう思っていた)、実際のところリーサは大人になってもこの父親たちのように、やかまし村での暮らしを楽しんでいるのだろうな、と思わせてくれる光景だったからだ。
  • 諸処
    諸処
    @shosho
    2025年3月16日
  • 寝
    @iii_1943
    2025年3月6日
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