泥の河・蛍川・道頓堀川

泥の河・蛍川・道頓堀川
泥の河・蛍川・道頓堀川
宮本輝
筑摩書房
1986年1月1日
4件の記録
  • 哀愁、場末、懐かしさ、愛おしさみたいなものの結晶。 純粋な少年にこころがきゅっとなる
  • 盛り
    盛り
    @fzke0315
    2026年8月6日
    めちゃくちゃ面白いし一番好きなスタイル。 好きなスタイルとは大きな事件も起きず日々暮らす中で人生が変わるような作品。 泥の河は最後の物悲しさが印象的。 最初の出会いから別れるんだろうなとは思っていたけど、お別れではなくただお化けみたいに大きな鯉がいることを言いたいっていうのが、別れだと思っていない感じがして好きだった。 螢川は蛍の景色が幻想的でありながらもっと人生の大きな流れのような恐ろしく自分ではどうしようもないもののように捉えられる。父との話も哀しい。始まる話ではなく、終わる物語だった。 道頓堀川は一番好き。 女の強かさ、男の女への気の弱さ、人生を賭けた勝負、自分の過去との折り合い。その全てがネオン輝く猥雑な戦後の道頓堀に描かれている。作中に出てくる詩は邦彦のことでもあり、群像劇的に出てくる人々が集まる道頓堀を示しているのだと思う。
  • あおむぎ
    @ao_mugi
    2026年5月15日
    個人的には道頓堀川、螢川、泥の河の順に好き。 道頓堀川は長編ぐらいの分量あるから、細かい人間関係や心情描写がリアリティあって読み応えがあった。大きな出来事は起きないけど(武内の回想では色々あったけど)、当時はこんな境遇の人もいたんだろうなってところで共感できた。 螢川も良かったけど、北陸の寒々しい情景もあってちょっと暗めに感じた。主人公たちに良いことがおこるといいなあと思いながら読み進めた。 泥の河は他2編に比べて希望が少なく、人間の醜い部分も描かれていて読んでて少しキツかった
  • ニマ
    @nima-
    2025年5月31日
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