富嶽百景・走れメロス 他八篇

2件の記録
- こんめ@conconcocon1900年1月1日かつて読んだ出逢いは高校の時の現代文の教科書で、以降ずっと心に残っている作品。 書かれた時期が比較的落ち着いているタイミングだったこともあり、太宰の中では明るめの作品で好きであった。 先日、富嶽百景を人に薦めることがあり、しかしそういえばしばらく読んでないな…と読み返してみたのだが… 前半、井伏鱒二とのんびり旅行して富士についてアレコレ言ってるところはいいんだけど、後半、女が出てくると、急にモチャモチャ?し出して、ほんっっと!これだから!太宰!!!なんで鱒二は帰っちゃったの!もうずっと二人でいろよ!!!という気持ちになった…(それが太宰の醍醐味といえばそうなんだけど…) そういえば教科書には後半部分は載っておらず、また私も若かったためか、そこには引っ掛からなかったのだなぁ…