柳宗悦 美の菩薩

2件の記録
- よろこびイサンディ@yorocobi_isandy2025年6月15日読み終わった数年来、柳宗悦への関心ばかりが募り、彼についての評論や彼自身の著作を数点集めたが、思い返せば、読了へ追い込んだのは初めてであることに気づく。「在野の美」という当初的な意味合いでの民藝が、何か高尚なものに持ち上げられる昨今に、月並みの違和感を持つことが、遅ればせながらできた。著者の作品としては、『宗教の深層』の方が読み応えがあったが、本作も決して駄作の類いではない。柳についての評論として、最初にこれにあたったのは幸福なことであった。
- よろこびイサンディ@yorocobi_isandy2025年6月8日読んでるいつ購入したのだったか、記憶にない本である。19年6月に初版となっているから、おそらくこの6年の内に新刊書店で購入した。先日、読了した著作の著者による柳宗悦論である。こうやって、芋づる式に興味が湧いてくるのはいい傾向であると思う。おそらくこの先、積読となっている鶴見俊輔の柳宗悦論も読むだろう。より古い鶴見の方を先に読むべきだろうが、肩肘の張らない読書であるから、気にしない。今月中には読み終えたい。