うつろ舟 澁澤龍彦コレクション (河出文庫)

4件の記録
阿部義彦@xtc1961ymo2026年5月10日読み終わった書影が古い本(1988年3刷福武書店)なので、出ないのでやむを得ず、河出文庫で登録。1年くらい前の古書市で手に入れて積読のままでした。何より物体として素晴らしい、箱入りで本文の活字は緑色、装幀は菊地信義です。最近読んだ金井美恵子さんとも仲が良く、エッセイでも亡くなる前に病院に見舞って筆談でも、ユーモアを忘れなかったと書かれてました。短編を8編収録。主に私も昔読んでた福武書店の文芸誌『海燕』に載ってたのが多いです。泉鏡花、夢野久作、江戸川乱歩、幻想小説の読者はいつの時代でも必ず居て、数は多くないものの、しっかりと金を出して自分のものとして、所有したい方が多く、ベストセラーみたいにバカ売れはしなくても、絶版にはならずに深く愛されてますよね。講談社の『メフィスト』界隈の作家(京極夏彦など)も同じでしかも単価が高い(分厚い)ので、かなり儲かってるのではないかなんて余計な事まで考えてしまいました。この小説もあまり断定的な意味がひとつしかないと言うような論理からは敢えて離れて、どう取ろうと貴方の勝手です、と言うただあっさりとこういう事があったとだけと素材を投げ出す、一見投げやりな手つきがなんとも好ましい。







