風よ僕らの前髪を

3件の記録
- 宵寝@sleepgoatyg2025年7月2日読み終わったタイトル『風よ僕らの前髪を』と、帯文「これは罪と罰、そして一生終わらない初恋の物語だ。」に惹かれて。ずっと息苦しくて、だけど光があると信じて言葉の海を泳いで、ようやく水面から顔を出したら、今度は燃えさかる炎がすぐそばに、というような……なんとも言い表しがたいこのきもち、書き残せなければ思ってないのと同じになってしまうんだろうかと考えてさみしい。これはどんな本を読んでも思うこと。 短歌のこと、詳しくないのがもどかしくて、出てくるもの全部書きとめたくて、わかりたかった。この物語のつづきを想像でうめるとき、志史や理都、そしてあの子の未来をどんなに願っても、ただ自分を救いたいだけなのかもしれない。