プリズムの夏

プリズムの夏
プリズムの夏
関口尚
集英社
2005年7月1日
3件の記録
  • 7/25〜7/26 読了 ※批判的な感想です。 全体を通して、“女性を上から評価する見方”に違和感を覚えた。高校3年生の男子としての視線なら、まぁ、こんな風になるのかなとわからなくもないけど…他人の視線を文字にするとこうなるのか、うん、気持ち悪いな、をたくさん感じる書き方だった。 他にも、主人公目線からの相手の気持ちの決め付けが多くて、気になってしまった。その表情や言葉、声音は本当にそんな気持ちなのか?納得できる描写が少ないので、主人公が思い込みが激しい人に思えてくる。主人公が“そう見えたと感じた”ような表現なら気にならなかったんだろうけど、“女性への見方”も相まって、微妙な読了感となってしまった。 心が死んでいく女性の日記には、読んでいて辛いものがあった。結局は救えないのか、という葛藤も。けど、彼女は今は笑っていて、昔の大事だったものと向き合っている。終わり方は、悪くはなかった。
  • 次の本。今月6冊目。 初めて読む作家。まとめ買いした本に入っていた本。薄めなのであまり時間とれない夏休み期間にはぴったりかも。 惹き込まれるあらすじだなぁと思う。読むの楽しみだ。 あらすじ(引用) 「わたしはわたしをやめたい。もう消えてしまいたい」。ネットで見つけた、うつ病女性の日記。高3のぼくは、書いているのが片思いの相手・松下さんではないかと疑い始める。映画館で働く美しい彼女にそんな気配はないけど、証拠は積み重なる。死へ向かう、日記の女性が松下さんなら、ぼくは助けたい。どんなに苦しいことがあってもーー。ひたむきな想いを描く青春小説。第15回小説すばる新人賞受賞作。
  • LE LIEN
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    @mahh-00
    2025年3月7日
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