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アキの本棚
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@akisbooks
乙一(山白朝子・中田永一)を作品を読むことが多いです。他の作家にもチャレンジしたい。
  • 2025年7月26日
    まぼろしのパン屋
    次の本セレクト。今月7冊目。タイトルと、可愛らしい表紙のデザイン、手頃な薄さに惹かれて購入。 読みながら、なんともお腹が空きそうな本です。パンを食べながら読もうかな。 あらすじ(引用) 朝から麦に小言を言われ、満員電車の席とり合戦に力を使い果たす高橋は、どこにでもいるサラリーマン。しかし会社の開発事業が頓挫して責任者が左遷され、ところてん式に出世。何が議題かもわからない会議に出席する日々が始まった。そんなある日、見知らぬ老婆にパンをもらったことから人生が動き出し……。他、神戸の焼肉、姫路おでんなど食べ物をめぐる、ちょっと不思議な物語三篇(書下し)
  • 2025年7月26日
    プリズムの夏
    7/25〜7/26 読了 ※批判的な感想です。 全体を通して、“女性を上から評価する見方”に違和感を覚えた。高校3年生の男子としての視線なら、まぁ、こんな風になるのかなとわからなくもないけど…他人の視線を文字にするとこうなるのか、うん、気持ち悪いな、をたくさん感じる書き方だった。 他にも、主人公目線からの相手の気持ちの決め付けが多くて、気になってしまった。その表情や言葉、声音は本当にそんな気持ちなのか?納得できる描写が少ないので、主人公が思い込みが激しい人に思えてくる。主人公が“そう見えたと感じた”ような表現なら気にならなかったんだろうけど、“女性への見方”も相まって、微妙な読了感となってしまった。 心が死んでいく女性の日記には、読んでいて辛いものがあった。結局は救えないのか、という葛藤も。けど、彼女は今は笑っていて、昔の大事だったものと向き合っている。終わり方は、悪くはなかった。
  • 2025年7月24日
    プリズムの夏
    次の本。今月6冊目。 初めて読む作家。まとめ買いした本に入っていた本。薄めなのであまり時間とれない夏休み期間にはぴったりかも。 惹き込まれるあらすじだなぁと思う。読むの楽しみだ。 あらすじ(引用) 「わたしはわたしをやめたい。もう消えてしまいたい」。ネットで見つけた、うつ病女性の日記。高3のぼくは、書いているのが片思いの相手・松下さんではないかと疑い始める。映画館で働く美しい彼女にそんな気配はないけど、証拠は積み重なる。死へ向かう、日記の女性が松下さんなら、ぼくは助けたい。どんなに苦しいことがあってもーー。ひたむきな想いを描く青春小説。第15回小説すばる新人賞受賞作。
  • 2025年7月23日
    サマーゴースト
    サマーゴースト
    7/21〜7/23 読了 自殺志願者の高校生がほんとうの幽霊に出会い、交流しながら現実に向き合うお話。今、辛い気持ちを抱えながら生きている人、昔、そんな気持ちを抱えていた人に読んでほしい本だった。 母の言う通りに生きているせいで生きる理由がわからなくなってしまった優等生の友也と、いじめにあっているあおい、病気によりもう長く生きれないことがわかっているから苦しくなる前に死にたい涼。様々な理由で生きる事を諦めたい高校生。ほんとうは生きたい。諦めたくない。少しは生きてみてもいいかな、と少しずつ進んでいく。 生きる理由なんて、朝目が覚めて、お腹が空くから。そんな理由でもいいんだな。好きな飲み物を飲みながら、素敵な音楽を流して、まったりと本を読むことが、今のわたしが生きていたい理由。もっと、読みたい本、やりたいゲーム、行きたい場所、食べたいもの、見てみたい景色がある。全てを叶えようとしたって、到底時間が足りない。だから、“死ぬまでは、生きていようかな。”と思う。
  • 2025年7月21日
    サマーゴースト
    サマーゴースト
    夏休み期間は仕事の休憩があまり取れないので、休憩中用の本は薄めの本を選択。今月5冊目。 幽霊を恐怖の対象ではなく、不思議な存在として扱う時の乙一の話はだいたい私に刺さる。期待している。 表紙のデザインがとても素敵。ちなみに、原案のloundrawが監督の同名の劇場アニメがあるらしい。 あらすじ(引用) 夏の間、郊外の飛行場跡地で線香花火を灯すと、自殺した女の幽霊【サマーゴースト】が現れるという。そんな都市伝説を聞いた高校3年生の友也は、自殺系サイトで知り合った高校生の涼とあおいとともに、その幽霊に会いにいく。自殺者の先輩としてアドバイスを受けるためだ。しかし、彼女からは衝撃の真実を聞かされ……。人気クリエイターのタッグが贈る、儚く、淡い、少し不思議な夏の青春長編。
  • 2025年7月20日
    星の王子さま
    星の王子さま
    7/20 読了 これまで翻訳された本を読むことがあまりなかったので、言い回しを不思議に感じることがあったのだけど、もしかするとそれすらも「王子さま」というキャラクターを現すためのものだったのではないかと感じる。 この「王子さま」はまるで、子どもの頃の自分そっくりだ。 ・一度気になったら絶対に答えを聞きたい ・気になるものは、耳にした、目にした自分の知らないもの全て ・理解できないことに関しては「大人は変だ」で納得する 誰の心の中にも、こんな、好奇心の塊みたいな「王子さま」がいるはずなのに、私たち大人ときたら、やれ時間だ、数字だ、見栄だと、小さな星のどうしようもない大人と同じようになってしまっていることに気付かされる。 大事なものは目には見えないけれど、しっかりと輝いている。大切にしたいものは、(人に限らず)時間をかけて、ゆっくりと関係を築いていく。物に溢れた現代で、丁寧に生きる先生のような「王子さま」でした。 子ども頃に出会い、何度も読み返しながら歳を重ねたかったな。 私の中の「王子さま」へ 今日、素敵な本に出会いました。 “星の王子さま”という本です。 いつか、輝いて見えるようになるかもね。
  • 2025年7月19日
    星の王子さま
    星の王子さま
    次の本を選定。今日はあまりに切ない物語で号泣したので、ほんわかしそうな本をセレクト。今月4冊目。 タイトルも絵も見たことがあるのに、読んだことはなかった本。実はすごく切ない話だったらどうしよう…!読むのが楽しみ。 あらすじ(引用) 「ねぇ、お願い…羊の絵を描いて」不時着した砂漠で私に声をかけてきたのは、別の星からやってきた王子さまだった。王子さまとやりとりを重ねるうちに、私の胸に去来したものとはーー。作家・倉橋由美子による誉れ高い名訳が、美しい装丁と共に蘇る。1943年の刊行以来、世界中を魅了し続けている名作。解説・古屋美登里、小川糸
  • 2025年7月19日
    一ノ瀬ユウナが浮いている
    7/19 読了 高校生のとき、好きだった幼馴染の女の子・一ノ瀬ユウナが事故で亡くなった。彼女が大好きだった、ある製造者の線香花火。それに火を灯すと、死んだはずの彼女が幽霊として現れる。製造中止になったその線香花火を、主人公はひたすらかき集める。 突然の別れ、わずかな希望、不思議な再会、伝えられない想い。線香花火がある限り、彼女とまた会える——その“希望”だけが救いだった。でも、もしそれが尽きてしまったら?想いも、別れすらも告げられないまま。 切なくて、涙が止まらなかった。大切な人の死に絶望しながらも、それでも前を向いていく。乙一の作品に登場するキャラクターたちの、“死”との向き合い方が本当に好きだ。この2人は、この物語が“ハッピーエンド”だったんだな、と思える終わり方でよかった。 そして、ユウナと私が同じ誕生日だったこと。私の一番好きな花火が線香花火なこと。それも、なにかの縁なのかもしれない。誕生日に読み返したい、そう思える1冊になった。
  • 2025年7月17日
    一ノ瀬ユウナが浮いている
    次に読む本を選定。久しぶりの乙一長編小説をセレクト。短編集ばっかりだったから、読むのが楽しみだな。早々に主要メンバーが死ぬのはお約束。今月3冊目。 あらすじ(引用) 高校2年の夏休み、幼馴染の一ノ瀬ユウナが死んだ。喪失感を抱えながら迎えた大晦日、大地はふと家にあった線香花火を灯すと、幽霊となったユウナが現れる。どうやら、生前好きだった線香花火を灯したときだけ姿を現すらしい。その日から何度も火を点けて彼女と会話する大地だったが、肝心な気持ちを言えないまま製造中止の花火は、4、3、2本と減りーー。乙一の真骨頂!感涙必死の青春恋愛長編。
  • 2025年7月17日
    私の頭が正常であったなら
    7/15〜7/17 読了 8つの短編が収録された作品集。そのどれにも“死”が付き纏い、それを乗り越える者、受け入れる者、そして書き下ろしの“死後の世界の祝福”——短編集でありながら、一冊を通して“死”と向き合う構成になっている。 【世界で一番、みじかい小説】 理系の妻と主人公にしか見えない、サラリーマンの幽霊の“正体を暴く”夫婦の話。 【子どもを沈める】 高校時代にいじめ、自殺した同級生にそっくりな娘が産まれてしまい、葛藤を抱えながら生きていく母親。 【トランシーバー】 東日本大震災で妻子を亡くした主人公が、生前の息子と遊んでいたトランシーバーからの“幻聴”を通じて前を向いていく話。 【私の頭が正常であったなら】 DVやモラハラが原因で離婚した元夫が、自分の目の前で娘とともに心中。心を壊しながらも、その出来事をきっかけに1人の少女を救い、少しずつ前に進んでいく。 この4作品が特に心に残った。絶望の中に見出すかすかな光や、人には理解されないかもしれないけれど、当人にとっては不思議でかけがえのない体験——そうしたほんのり感が好きな方におすすめ。 “死”にまつわる描写は多いので、そのあたりに耐性のある方はぜひ。
  • 2025年7月15日
    私の頭が正常であったなら
    山白朝子名義の乙一本。本日、仕事の休憩時間から読み始める。今月2冊目。 あらすじ(引用) 最近、夫婦は部屋でおかしなものを見るようになった。妻は、“幽霊ではないか”とかんがえ始める。理系の妻と謎を追い始めた主人公が辿り着いた意外な真相とはーー「世界で一番、みじかい小説」。 東日本大震災で妻子を失った男の心情を描き、読者の涙を誘う「トランシーバー」、別れた夫に愛娘と心中された主人公を描いた表題作など“切なさ”の名手が描く日常と非日常のあわい。恐ろしく美しい8つの“喪失”の物語。解説・宮部みゆき あらすじ時点で好きな部類の作品であること間違い無し。不思議な体験の中にある奇妙な感情、歪だけど大事なもの、みたいな乙一の表現が大好きなので期待大!乙一の短編集はとても読みやすくて良い。ゆっくり楽しみたいと思います。
  • 2025年7月14日
    エムブリヲ奇譚 和泉蝋庵シリーズ (角川文庫)
    7/12〜7/14 読了 旅本作家の珍道中を描いたような短編集。不思議な出来事、怪奇現象、人間の恐ろしさ、単純なホラーなど、様々な角度から「怖さ」を味わわせてくれた。 表題作の「エムブリヲ奇譚」と、「ラピスラズリ幻想」「顔無し峠」「『さあ、行こう』と少年は言った」。 このあたりは、怪奇で胸糞な展開もありつつ、どこか人間の温かさも感じられるストーリーで、特に印象に残った。乙一特有の、“奇妙な人間の「大事なもの」を覗き見た”ような感覚を味わえる作品だった。 ホラーやグロい表現もけっこう多いので、苦手な人は注意。私もほんとはあんまり得意じゃないけど、乙一だけは読んじゃうんだよね…。(笑)
  • 2025年7月12日
    エムブリヲ奇譚 和泉蝋庵シリーズ (角川文庫)
    久しぶりに本を読みたくなって、とりあえず好きな作家の読んでいない本を本屋に探しに行った。乙一が好きなので、別名義の山白朝子を。今月1冊目。 あらすじ(引用) 「わすれたほうがいいことも、この世には、あるのだ」無名の温泉地を求める旅本作家の和泉蠟庵。荷物持ちとして旅に同行する耳彦は、蠟庵の悪癖ともいえる迷い癖のせいで常に災厄に見舞われている。幾度も輪廻を巡る少女や、湯煙のむこうに佇む死に別れた幼馴染。そして“エムブリヲ”と呼ばれる哀しき胎児。出会いと別れを繰り返し、辿りついた先にあるものは、極楽かこの世の地獄か。哀しくも切ない道中記、ここに開幕。 数年経つと読んだ本の内容を忘れてしまうので、あらすじも記録していきたいと思う。
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