人生の踏絵
9件の記録
rkm @ All you need is 💙🩷️@rkm172026年8月5日買った読み終わった読書メモ遠藤周作の講演を集めたもの。ここのところ遠藤周作ずっと読んでいるわけです。で、「もうドストエフスキーを読むのがしんどいなら、もっと楽に読める遠藤周作を延々と読んでりゃいいよ、いわんとしてることは似てる…というか周作読んでると影響受けてるんだろうなあ…みたいなのがわかるわけだし…」と思っていたのです。私はドストエフスキー読破できたためしがありません。ドストエフスキーについて語ってる本はいくつか読みました。で、もう当面私は周作でじゅうぶんかもしれないと。 遠藤周作自身が沈黙から自著の解説してるので面白いです。神様をいまでいうメタ認知の視点に使ってるんだと思うんですよね。くどいようだけど、周作のそういうところが好きです。 それと、美しい純粋なものなんて好きになるのは誰だってできんだよ!醜いものと向き合い諦めないことこそ投げ出しちゃいかんのよ…という持論が徹底してるのもいい。そういう文学的な姿勢が好きなの。今は本でも小説が人気だけど、実はグダグダああでもないこうでもないと言ってたり、やっちゃいけないことやっちゃう、でもどうしてやっちゃったのかわかんないといった文学的な姿勢って好まれないじゃないですか?周作の小説のいいところはそこよ。人間的。 なお新潮社から2019年に文庫として発行された本書の解説は、いまとなってはよりによって…と言うべきなのかわからないけど、柚木麻子さんです。周作の小説好きじゃなかったみたいなことを書いています。で、実際いまでもそこまで好きじゃないんだと思われます。まあ、私のように女のくせして周作面白いよとか言ってるのも今どき変なのかもしれないけど、解説に苦労の跡が見えて泣けます。 遠藤周作、人間のどうしようもない見栄と弱さと辛さと悲しさばかり書くから面白いのになあ…まだまだ読むからね!

-ゞ-@bunkobonsuki2025年12月15日遠藤周作が自著や外国文学を解説する講義録。 ただ解説するだけでなく、カトリックたる己の宗教観も語っている。 日本で有名な作家の中には、意外とキリスト教的素養を持った人がいる。「武士道」の著者たる新渡戸稲造はクェーカー教徒だし、「ゲーテはすべてを言った」を書いた鈴木結生も聖書を自身のバイブルとしている。 遠いようでいて実は馴染みの深いキリスト教・・・・・・のように見えてまた遠いと感じさせられるのが、この講義録の面白いところ。





