告白の余白

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橘海月@amaretto3192026年8月3日読み終わった四年も音信不通だった双子の兄が帰省し自殺する…。冒頭から重く、兄の死の真相を知るべく舞台を京都に移した後も京都の伝統が重くのしかかる。図らずも京都が舞台の物語が続き、本音を言わない文化に思いを馳せる。不自由だがそこに誇りを持つ人と出てゆきたい人の葛藤。 ミステリ的ではあるが、ミステリとしては全てが解決するわけではない。人の気持ちは最後までわからず、亡くなった人のそれは更にわからないまま、生きてゆく人が抱えるしかないモヤモヤも、京都を外から見た主人公のそれと重なる。外からならいくらでも言える。中にいないと見えないものもあるのだ。

