石の花 1 侵攻編

石の花 1 侵攻編
石の花 1 侵攻編
坂口尚
講談社
1996年7月1日
1件の記録
  • 麦茶
    麦茶
    @mugicha
    2025年6月29日
    風景描写のひとつひとつが絵画のよう。1巻の時点で既に、第二次世界大戦期ユーゴスラヴィア国内の様々な対立構造が浮き彫りになる。なかでも、革命家を志す兄と「地べたと空ばかり見ている」百姓の父の口論は印象的。自分の国、村、家族を愛する気持ちは同じでも、それがどういう行動に結びつくかは人それぞれで、決定的なすれ違いを生むこともある。この作品の普遍性を象徴する場面だと思った。
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