石の花 1 侵攻編

2件の記録
かなぶん@itachi09072026年3月16日読み終わった複雑。覚書。 1941年。 主人公はスロヴェニア人。 ユーゴスラヴィアは王国。三国同盟に加入するが、クーデターにより政府が倒れる。 ドイツ軍に侵攻され、主人公の村は焼き払われ主人公はゲリラに。 幼馴染は収容所に入れられるが、ドイツ将校の妹に似ていたことで将校の屋敷に。 主人公の兄はドイツのスパイ(?)に。兄と思っていたが、母親の姉とドイツ人の間の子どもだった。 3人はドイツ将校の計画により再会し、兄は主人公を射殺に見せかけて逃す。 セルビア人が政府の中枢を独占している事に不満を持っていたクロアチア人はドイツ側につき、セルビア人ユダヤ人を虐殺。
麦茶@mugicha2025年6月29日再読風景描写のひとつひとつが絵画のよう。1巻の時点で既に、第二次世界大戦期ユーゴスラヴィア国内の様々な対立構造が浮き彫りになる。なかでも、革命家を志す兄と「地べたと空ばかり見ている」百姓の父の口論は印象的。自分の国、村、家族を愛する気持ちは同じでも、それがどういう行動に結びつくかは人それぞれで、決定的なすれ違いを生むこともある。この作品の普遍性を象徴する場面だと思った。