学校の怖い話

4件の記録
- DN/HP@DN_HP2025年7月2日「この感覚、怪談作家の方になら伝わりますか? ああ、そうですか。 意味わからないですか。 わからないですよね。 わからなくていいです」 『落武者の霊』という話の締めの文章。自分でも不確かで不可思議な体験、その解釈は、他人に本当の意味では伝えることが出来ない。そのことの悲哀や憤り、あるいはあきらめは実話を扱う怪談がフォーカスするべき一面のような気もしてくる。そのことで体験者が味わう、孤独や恐怖を思う。自分が世界から疎外されてしまったような感覚はきっととても怖い。 地の文に体験者の発言を織り交ぜなが進んでいき、最後には体験者の語りで締め括られる、というこの話の書き方はそんな怖さも書き出しているのだ、と作者の意図があったのかわからないけれど、思った。
- DN/HP@DN_HP2025年7月2日『二年C組の供養』という話がベストだったかも。怪異の意味や原因はなにもわからないけれど、怪異→ちょっと良い話→ボンクラエピソードという流れで、最後に綺麗にオチがつく話。最後ちょっと笑ってもしまった。