セーターになりたかった毛糸玉

セーターになりたかった毛糸玉
セーターになりたかった毛糸玉
津田直美
ブロンズ新社
2002年9月1日
1件の記録
  • “夜になって、お父さんやお母さんに おやすみなさい。と言ったあと、大きくなったら何になろうかしらとベッドの中であれこれ考えたことが あなたにもあるでしょう。 誰もいなくなった 暗いお店のなかでも 毛糸玉たちが自分たちの将来について いろいろな夢を語り合っているのです。” (本文より一部抜粋) セーターになりたかった毛糸玉ですが、自身の理想からはどんどん離れ…形を変え山あり谷あり、状況に一喜一憂を繰り返す様子はまるで人の一生のよう… 「人生のままならなさ」「しかし思い通りにいかなかった先が、必ずしも不幸とは限らない…」そんな事を思い出す一冊でした。
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