祖父の見た陸軍中野学校

祖父の見た陸軍中野学校
祖父の見た陸軍中野学校
池田真之
岩波書店
2025年5月30日
4件の記録
  • 読了。一部読み飛ばしてしまったけど面白かった。 作者の祖父は学校卒業後、インドに派遣され夫人と共に過ごし、情報収集といっても夫婦で散歩をしたりちょっと微笑ましい感じがする。開戦と共に抑留され、交換船で帰国した様子は興味深い。 『中野学校が10年早く出来ていたら、戦争は起きなかっただろう』とは、学校開設に関わった人が言ったらしい。陸軍にもリベラルな人は一定数いたようだ。
  • 作者の祖父の生活に関する章と、詳細な資料に基づく陸軍中野学校に関する史実と内容の考察の章に分かれている(前半)。 学校創立時の目的は状況と共に急激に変化したようだ。その変化は太平洋戦争突入前後の日本と確かにリンクしているみたいだ。 作者の祖父は軍人になりたかったわけではなく学者志望だった人で、気持ちに寄り添いやすいせいか読みやすい。
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年8月19日
  • 新聞の書評から。
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