ほんとうの中国の話をしよう

ほんとうの中国の話をしよう
ほんとうの中国の話をしよう
余華
飯塚容
河出書房新社
2017年9月6日
1件の記録
  • Sanae
    Sanae
    @sanaemizushima
    2025年7月9日
    ゲンロン18「一族の想像力」の中で、この本の作家・余華「兄弟」について書かれてあった。それがきっかけでこの作家のエッセイが読みたくなったのがきっかけで手に取った。 タイトルがまずそそられた。私たちが知っている中国と、中国に住む知識人が見る中国がどう違っているのか、面白く読んだ。 10のタイトルから繰り広げられる中国のさまざまなこと。 「忽悠(フーヨウ)」という言葉はスラング的にホラを吹く、そそのかす、さらにはデマを飛ばす、でっち上げるという意味にまでなるという。 言ったもん勝ち、みたいなところがあって、それに対する取り締まりも強くない。それはハッタリになんと娯楽的要素もあるんだという。 フェイクニュースを見聞きしては、怒りしか覚えずストレスを溜めてしまう今日この頃、中国の寛大さに圧倒されるとともに、少しだけ、ほんの少しだけ、わたしも見習った方がいいかもと思った。
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