

Sanae
@sanaemizushima
Reisen und Lesen
旅行と読書が好きです
- 2026年10月8日
世界が生まれた朝にエマニュエル・ドンガラ,高野秀行トークイベント積読中unité さんイベント、野崎歓さん、高野秀行さんのアフリカ文学超入門にて紹介。 こちらの文庫出版記念でアフリカ文学超入門というタイトルのイベントだったけど、こちらの本ができた経緯がたくさん語られて面白いイベントだった。 - 2026年10月8日
- 2026年10月8日
やし酒飲みエイモス・チュツオーラ,土屋哲トークイベントかつて読んだunité さんイベント、野崎歓さん、高野秀行さんのアフリカ文学超入門にて紹介。 「アフリカ文学といえば私の時代はこれくらいしかなかった」と野崎さん。 アフリカ文学の原点というべきなのか、あんまりReadsでは評価が高くないし、トーゴ人とビジネスをしている知人も「理解するには難しい」と言う。 しかし私はこの手の無茶苦茶加減が大好き。 アフリカのマジックリアリズムと言う人もいるけれど、ドラクエの方が近い気がする。 声をあげて笑ったりツッコんだりしたくなる。 - 2026年10月8日
崩れゆく絆アチェベ,粟飯原文子トークイベントかつて読んだunité さんイベント、野崎歓さん、高野秀行さんのアフリカ文学超入門にて紹介。 これがきっかけでアフリカ文学すごいと思ってハマった作品でもあり、今まで読んだ小説のベスト3に入るくらい大好きな小説。粟飯原文子さん訳とみると絶対手に取って読んでいる。 アフリカの植民が始まる前の世界が広がっており、自然風景や人びとの営みの描き方が生き生きしていて、西洋や日本の小説にはないカラフルさでもって心を揺さぶられる作品だと思っている。 - 2026年10月8日
風の神のいたずら前野清太朗,朱和之読みたいアジア文芸ライブラリーは全部読もうと決めているけど、こちらもう発売していたのに見落としていた!気づいてよかった。 同じシリーズで同じ著者の「南光」も台湾の写真家を描いた小説だったが、こちらは台湾の音楽家のものだそう、読むのが楽しみ。 - 2026年10月7日
世界政治2岩崎正洋,松尾秀哉読み終わった紛争の原因や背景を知るのは大事。ニュースで伝えられることは表層だけになってしまうし、バイアスはどうしてもかかるものだけど、きちんと捉えるためにはこの本で書かれていることは役立つと思った。 中東の紛争、ベネズエラ、ウクライナ、イラク、シリア、バルカン半島、マリ、インドネシアのニュースでよく見聞きしている場所のみならず、最近解決策が全く追いついていないSNSでのフェイクニュースによる選挙の影響工作についても3章で言及。 アラブの春は確かにネットを使って市民が立ち上がったことではあったが、民主主義が得られた事例よりも紛争が起きた原因の方が多い。 アサドが去り、平和が訪れたシリアに祝福を送りたいと思っていたが、過激派の戦闘員をも高官に任用しているという事実があるという。アメリカへの従属があるゆえに「よかったね〜」という情報しか入っていないということなのか。先が見えない状況ではあるが、どうか明るい未来が開けてほしい。 麻薬組織、資源開発などによる利権争い、環境問題など、ちょうど「地平」の8月号でコロンビアのペトロ大統領の政策を読んでいたので、頭に入ってきやすかった。 ボスニア紛争、西アフリカでのイスラム主義との紛争、インドネシアでの東ティモール、パプア、スマトラの問題についてもひとつずつきちんと整理して知ることができた。 図書館で借りてきて読んだけど、情勢だから古くなるものではあるけれど、とても役立つので手元に欲しい。 - 2026年10月4日
読み終わった「ミャンマー、優しい市民はなぜ武器を手にしたのか」も積読しているけど、先にこちらを図書館で借りて読んだ。 Ⅰ部は著者がビルマ留学中のエピソードで楽しく読める。長くビルマを研究してこられた著者のお人柄がのぞく、ほのぼのとした話が多い。 しかし、Ⅱ部からは現在のビルマの状況についてで、雰囲気がガラッと変わる。コロナ禍に起きた軍事クーデターのことを中心に今までのミャンマーが歩んできた歴史、現状について悲しくなる内容。 アウンサンスーチーさんは「義務としての不服従」を唱えており、今回のクーデターでは政治には関心のなかったはずの若い世代も社会的不服従を実践、デモや集会だけではなく、出勤拒否や道路通行止めなどを行ったそうだ。しかし、軍部からの嫌がらせが返ってきて、嫌がらせで済めばいいが、亡くなった人や逮捕されたまま帰ってこない人も多い。市民をビビらせて政治を行うなんて、なんてこと... ミャンマーと香港の民主化運動と題された章があって、著者と香港の専門家との対談が面白かった。似ているところもあれば成り立ちが全然違うところもある。大きなうねりの中で、分断が生まれやすいものだが、なんとか連帯しようとする様子も説明されていて、なるほどなぁと思った。 あとは在日ミャンマー人についても書かれてあった。うちの近所にも若い子が集うミャンマー料理屋さんがあるので、また行きたいと思う。 雑誌に掲載されたものが集まった本なので被るネタもちょこちょこあったが、ミャンマーのことが知れてよかった。 - 2026年10月3日
中国TikTok民俗学大谷亨トークイベント無常くんが広島にやってくるという奇跡。 基本、イベントは東京開催で、オンライン参加になってしまうのだが(それでもオンラインがあるのはありがたい)、まさかの広島ピンポイントでトークイベント。 直接話を聞くのは熱量が伝わってきていいものだ。仕事を無理やり終わらせて、ちょっと遅刻気味での参加となったが、行けてよかった!
- 2026年10月2日
幸福な無名時代 新版ガブリエル・ガルシア=マルケス,旦敬介新版が出るのか〜!これは本当に大好きで、翻訳って大事だと気づかせてくれた一冊でもあった。 ガルシア=マルケスがまだジャーナリストのはずなのに、もうすでにマジックリアリズムしている。 旦敬介訳だからこそ。 新版も欲しくなる...
- 2026年10月2日
朝鮮半島の食公益財団法人味の素食の文化センター,守屋亜記子読み終わった味の素食の文化センター、すごい。 韓国とくくるのではなく、北朝鮮の料理の章もあり、カザフスタンに渡った高麗人、在日コリアン(こちらの章はコウケンテツさんのお母様が執筆、越境、変化と回帰という素晴らしい論考だった)、宮廷料理、開国からの外国文化の影響など網羅され、日本の食文化より体系的には詳しくなったかも知れない! 韓国に行っていつも困るのがひとりで食べられる食堂が他の国に比べて少ないところ。ポーションもでかい。 「韓国人にとって食の分かち合いは情の分かち合いである。」(p267)と最後にあったように、食べることの意味を考えさせられるのが今までの韓国旅行でもあった。 食べたいものもこの本で情報収集したし、また韓国に近々行きたい! - 2026年10月1日
読み終わった福音派とともにアメリカの冷戦時代からの政治と歴史を知ることができる書。 純粋なキリスト教の聖書に忠実な、原理主義的な宗派というが「福音派に巣食う、女性蔑視や人権主義やセレブ崇拝や権力のためなら信念を容易に曲げうる悪徳にある」(p282)と筆者、多くの人が持つイメージとしてもその通り。 はじめはトランプは福音派にとってありえない大統領候補であったようだが、やはり利益や権力が絡むことにより、第二次トランプ政権が生まれた時には救世主のように支持されていた。 政府と手を結び、中絶を認める議員を叩き、命の大切さを訴えるなら、高齢者や障がい者へのケア、弱者へ手を差し伸べることには、どうしてそんなにも人任せなんだろうか。 「あらゆる社会には対立が存在し、対立を通して社会は発展する。(略)福音派がもたらした終末論的な対立は、リベラリズムの根幹を破壊する可能性を持つ。」(p284) 対話を通じて合意や妥協をしていくのが民主主義のある社会のあり方であるはず。議論が成立しない上に、対立する相手を打ち負かしにかかり、潰しにかかる。それが今の米国社会における福音派の戦術だという。 あれ?これって?政治に関わらず日本も同じ?と思った瞬間だった。 これが自由の国の在り方なのかと思うとうんざりする内容だったけど、少しでも知ることができてよかった。 - 2026年9月30日
マハティール 百年の思想 イスラーム、日本、脱植民地主義への道マハティール・モハマド,久志本裕子買った集英社新書ならば、マハティールさんが書いた本は読みたいと思う。 なかなか知ることの少ないマレーシア。マハティール政策という言葉はよく聞くが、この本をきっかけによりよくマレーシアを知れたらいいなと思う。 パレスチナ問題についても言及がある。ムスリムの多い東南アジアからのパレスチナへの考えは、同じアジア人として知っておきたいと思う。 - 2026年9月30日
- 2026年9月29日
自壊する欧米 ガザ危機が問うダブルスタンダード三牧聖子,内藤正典読み終わった10.7が起きてまだ1年経っていない頃、バイデンが大統領だった時の三牧さんと内藤さんの対談形式が主な内容の新書。岩波新書の三牧さん編のも積読しているが、先にこちらを。 ちょっと古いけど、アメリカ政治に詳しく、テレビのコメンテーターとしても活躍されている三牧さんと、トルコをはじめ中東の研究で著書も何冊か読んだことのある内藤さんのお二方の異なった視点から交わっていく対談はすごく面白かった。 「アメリカでは、福音派よりむしろユダヤ系のほうがイスラエルに対して複雑な感情を持っていて、その入植政策には批判的」(p104) ニューヨークの正統派ユダヤ人たちがアラブ人と混じってデモをする映像を見たときはびっくりしたけど、そういうことなのかと納得。 バイデンはクリスチャンシオニストとのことで、この複雑な状況を少しでも理解できればと思っているが、加害(アメリカイスラエル)の立場だけからでなく、内藤さんの中東の事情からの視点で広く知ることができたように思う。 本来日本は、イスラエルにもパレスチナにも対等に対話ができて、仲裁役も出来うる国のはずなんだけど、この国全体を覆う海外情勢への思考停止はどうにかならないものか。 次は「福音派」を読むことにする。 - 2026年9月28日
- 2026年9月26日
台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い上里賢一,加藤直樹,呉叡人,宮良麻奈美,張彩薇,駒込武読み終わった台湾についても沖縄についても、ほとんど何も知らないといってもいいので、私についていけるだろうかと心配しながら開いた本だったが、わかりやすかったし勉強になった。さすがのみすず書房。 呉叡人さんの「台湾ポストコロニアル・テーゼ」という著書の中の「帝国の狭間から見よ」というテーゼの紹介があった。 テーゼ1: 東アジアにおいて指標となる価値は「帝国の狭間」の平和と豊かさである。その増大の方向こそが東アジア全体にとっての「進歩」であり、「公共性」の基準である。 テーゼ2: 「中国」と「アメリカ」+「日本」という「帝国」の行動は、これら「狭間」に対する振る舞いによって審判される。 テーゼ3: 「日本」という帝国に生きつつ、東アジアの「進歩」を望む者の任務は、「日本」が「帝国の狭間」の平和と豊かさを抑圧することに抵抗することであり、帝国を降りて行く方向へと「日本」を転換させることである。(p184) 沖縄と台湾、どちらもアメリカや中国、そして日本の間で勝手に前線という立場に置かれている。 その沖縄と台湾も連帯し合えるのかというと、一筋縄では行かない。そこでシンポジウムや往復書簡を通じて対話をしている。 シンポジウムも刺激的だったし、往復書簡では北海道出身の学生さん、台湾出身の研究生、石垣島に活動家の若き御三方が綴った文面に心を揺さぶられるようだった。 沖縄の基地問題も具体的には本を通じて知り始めたばかりだが、台湾の人びとの恐怖はほとんど知らなかったので、もっと努めて知りたい。 加藤直樹さんがシンポジウムの中で「どうせ二元論になるのなら、「アメリカ・日本か、中国か」ではなく、「諸帝国か、その狭間か」の二元論で考えたい」(p161)と述べており、印象的な表現だったし、この危機に日本本土からただ傍観だけでいてはいけないと思った。 「台湾有事」をどうするかという以前に、日本の民主主義をなんとかしなくてはいけません(p274) とこの本は締められていて、いや、ほんと、その通りです、、と言いながら本を閉じた。 - 2026年9月26日
- 2026年9月26日
- 2026年9月25日
読み終わったリチャード・ローティ研究の著者による本。 「ことば」とその使い方について考えることは、政治について考えることであり、社会について考えること(p8) 中身の議論がほとんどないまま”日本人ファースト“で世間が二分されたのは記憶に新しい。ひとりひとり思いを聞いていくと、案外向こうにいると思っていた人が近かったり、近いと思った人が遠かったりして、パックリ二分というわけでもなかった。対話も大事だけど、ゴールのない会話もすごく大事だよなぁと思った。 なんでも簡単にレッテルを貼る速度がスマホを使うようになって異常に加速した感じがある。 ルワンダでのジェノサイドを例にとり、ツチの人びとをゴキブリやヘビと呼ぶことで、徐々に罪の意識なく虐殺という最悪の事態を招いた当時の状況を示していた。ことばづかいは大事なんだと改めて考える。 連帯は「発見される」のではなく、「小さき断片」を手掛かりに「構築され」ると著者はローティから引いている。 「連帯」とは、小さな共感や一人ひとり個別の人間に対しての同情やシンパシーといったものを手がかりにつくっていかざるをえないもの、と著者はいう。(p104) 連帯を改めて考えたとき、大事にしていこうと思った考えだった。小さな断片をつなげていきたい。 「リベラル」であるとは、そうした道を一歩一歩たしかめながら歩もうとすることです。その道を行く以上、絶対的な<正しさ>を我がものとして他者を裁くことはできません。むしろ自身や「われわれ」に向けられる、心地よいばかりではない反省とことばづかいの改訂をしていかなければなりません。(p199) ハッとするところだった。時折見返して忘れないようにしよう。 ローティのこのテーマについてもっと知りたかったらこの本で、いうガイド付きだったので、初めて読むのに良い。他の著書も読んでみたいな。 - 2026年9月24日
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