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Sanae
Sanae
@sanaemizushima
Reisen und Lesen 旅行と読書が好きです
  • 2025年8月26日
    プラムディヤ・アナンタ・トゥールとその時代(上)
    上下合わせると、なかなかの金額になるので図書館に購入申請しようか、自分で買おうか考え中。
  • 2025年8月23日
    ブラック・カルチャー
    今年セネガルの奴隷貿易の拠点であった世界遺産ゴレ島を訪れたとき、アフリカ系アメリカ人やアフリカからの訪問者も多く、そういう人たちから黒人は凄まじいものを背負っているというのをひしひしと感じた。 ジェイムズ・コーンの言葉 「黒人以外の人間が、黒人の背負ってきた苦しみや痛みを理解するのは難しい」とこの本でもその言葉が紹介されている。 しかし著者の中村先生からこの本から受け取った言葉は「その苦しみや痛みの由来を知る努力をするべきだ」ということ。 関係し合う考え方、全-世界の捉え方に「ブラックカルチャーは私たちの一部である」という言葉が心に響く。11章を何度も読んだ。
  • 2025年8月22日
    Lonely Planet Turkiye 17
    トルコのロンプラを買うのは2回目。前のは10年前のなので改めて。 実物は表示がTürkiyeとなっている。英語ではトルコ語の”トルコ“表示が増えている。
    Lonely Planet Turkiye 17
  • 2025年8月20日
    眠れない夜に思う、憧れの女たち
    眠れない夜に思う、憧れの女たち
    間に他の本に目移りして、中断しながらやっと読了。 まだ女性が男性の所有物だった頃。そんな逆境に負けず自分の信念を持って生きた女性たちがいる。 その女性を「夜の女たち」と著者は呼び、彼女たちの残された文献をもとに旅した土地、暮らした街へ赴く。 覇権を巡って男たちはアフリカを目指したが、彼女たちは純粋な好奇心、冒険心を胸に旅をした。 まだ女性が教育が十分に受けられない中、恵まれた父親や夫(その限りではないと思うが)を持つ女性たちは才能を開花させる。 お金に困りながら、家庭との両立も奮闘した様子が数百年前のことながら、ありありと思い浮かべることができる。著者の人間らしい弱音や冗談も共感。 今を生きる女性もやっぱりいろいろある。 だけどまたこれからも頑張ろうって思える一冊だった。
  • 2025年8月19日
    激動の時代
    激動の時代
  • 2025年8月19日
    運命の男たち
    運命の男たち
  • 2025年8月15日
    血と反抗 日本の移民社会ダークサイド
    外国人排斥が叫ばれる中、実際に外国人による犯罪はゼロではないことを念頭に読み始める。(とはいえ、データでも出ているように、昔よりずっと少なくなってきていることは普通に生活している中でも感じるところではある) 出身国によって来日した背景がかなり違うので、日本での暮らし方や主な犯罪の内容も違うということが綿密な取材のおかげでよくわかった。(危険もあったのではないかと心配してしまう)。 とにかく寄り添う姿勢を崩さない著者の思いが伝わるルポだった。 政策の弱さ、私を含め日本人の認知のなさがありつつも、行政に頼れない中で民間の人々が積み重ねて来たものがあって、文中にも出てきた「丸いものを四角い入れ物に無理矢理入れようとしているような」ところにさまざまな負のスパイラルが生じていること。 人が助け合い支え合いながら、更生していく人の姿もあったのがこのルポの救いではあった。
  • 2025年8月12日
  • 2025年8月9日
    野蛮の言説
    野蛮の言説
    文明の対となる語が野蛮、野蛮と呼ばれる言説について、ダーウィンの進化論から紐解かれていく。科学的根拠を結びつけて差別政策の大義となり、社会常識となっていくさまが非常にわかりやすく書かれている。 環大西洋文化の研究者である中村先生が植民地や奴隷制度だけでなく、ナチによるホロコースト、関東大震災の朝鮮人虐殺、七三一部隊、相模原障害者殺傷事件、ヘイトスピーチなど、さまざまな角度から検証している。<野蛮の言説>が見事に繋がっていることに気づく。 400年前には黒人が野蛮だということは“常識”であったし、日本も侵略戦争を企てたのは非文明人を救うという大義名分があったから。当時はそれが社会常識となっていた。 「時代の影響を被るがゆえに、自分の意見ではなく、他人の積み上げてきた意見を繰り返しているにすぎない」と。 自分の考えを絶えず検証する努力。幅広く人の話を聴く、本を読む、こういったことを続けていこうと思った本だった。
  • 2025年8月7日
    ルポ フィリピンの民主主義
    フィリピンは22年から独裁者マルコスの息子が大統領となっている。 かつては“ピープルパワー”により独裁者家族は追放されたはず。なぜそのような人物の息子が政権を取ることができたんだろうか?そう思い、この本を手に取った。 独裁者がハワイに追放されたのは40年は経っていないがそれくらい前、マルコスが追放されてからも汚職や賄賂にまみれた政権が続き、当時の酷さは風化し、SNSを巧みに使った戦略により選挙で勝利したとのこと。 2000年に入り、世界的に進む民主主義の後退についての指摘は日本にも言えることができる。 「扇動的な公約、強力な個性、情報技術の進展が合わさったことでこうした権力者が生まれ、結果として民主主義の後退が進んだ」 全く人ごとではないな、と思う。
  • 2025年8月5日
    BRUTUS(ブルータス) 2025年 8月15日号 No.1036 [文芸ブルータス 2025夏] [雑誌]
    やっぱり通り過ぎることはできない、、つい手に取りレジに行ってしまった!
  • 2025年7月31日
    レイテ戦記(一)
    レイテ戦記を持ってフィリピン旅行。最後にレイテのタクロバンに2泊したのはなんとも得難い体験だった。 スタンダール研究家として、ナポレオンのワーテルローの戦いも描かれた「パルムの僧院」を訳したのち、ミンドロ島に派遣される。 戦争の知識を持ち、冷静に日米両方の軍部を分析して私たちに示してくれたのは、そのような著者の背景も大きい。 軍部の内部も圧政であると示した上で、士気を持たせるために国際法を教えなかったこと(だから降参できない)、自決の強要、飢餓、人喰いについても背景を明らかにした上で、分析的に、証言も交えながら詳細に言及されている。 また、30 エピローグではフィリピン人として従軍した人ばかりでなく、住民についても言及されているのがわたし個人的に一番印象的だった。 さらに、戦後フィリピンのアメリカによる支配についても書かれており、フィリピンについてその後の展開にも関心を寄せるきっかけを持たせてくれた。
    レイテ戦記(一)
  • 2025年7月25日
    自閉スペクトラム症の私は、いかにこの世界を生きているか
    自閉スペクトラム症の私は、いかにこの世界を生きているか
  • 2025年7月16日
    孤独の時間。
    孤独の時間。
    世代も問わず、職業もさまざまな方が書き寄せた孤独について。 いろんな孤独の捉え方があって、これを読む時間は至福の時間だった! クスッと笑ったり、少しうるっとしたり。 大切に読み返したい。
  • 2025年7月14日
    語学の天才まで1億光年
    定評のある高野さんの語学にまつわる体験談。 衝撃的で興味深く読んだのがワ人の世界、阿片を求めて潜入した地にはタイムスリップしたような世界。生活様式は極めて質素、そして日本さえも知らない人ばかりだったそうだ。 スマホひとつで簡単に意思疎通を図れる時代、果たして勉強する意味があるのか?とわたしも日々勉強しながら時々思い巡らすことがある。 言語を話せる価値は情報伝達だけでなく、共感が得られる、距離を縮めるためにあるという。 会っていきなり「何人ですか?」と聞くのは憚られるが、「何語話すの?」と聞くと、その人の素性がとたんに明らかになり、ローカル語を話すことで親しくなる、ということが書かれてあった。 さまざまな言語を学んできた筆者が「どの言語も美しい」というのには説得力がある。
  • 2025年7月13日
    世界終末戦争(上)
    世界終末戦争(上)
    百年の孤独しかり、ここに来て文庫化復活が増えている?! この機に読みたい!
  • 2025年7月10日
    移動と階級
    移動と階級
    移動する人は成功する、という言葉には少し違和感をもっていて、その違和感に対しても丁寧に解説してくれている本だった。 膨大な情報から筆者がひとつひとつ読み解いてくれる。 経験上、仕事で、たとえば欧州と南米のカップルが第三カ国(アジアが多い)に一時的に住んで子どもを育てているような家族に出会ったり、旅行で数年間家に帰っておらず、ずっとサバティカルして、世界各地転々としつつ仕事している人に出会うこともある。 そんな中で移動も滞在も多様化しているなと感じることも多い今日この頃。 ジェンダー、障がいなども含め、多角的な面から格差を拾って移動についての検討は意義深いと思う。 筆者が移動について関心を持った理由も興味深かった。長野県のご出身で、首都圏から移住してくる人が多い土地でもある。移住者と触れ合う中で芽生えた関心とのことで、それもすごく納得。評判のパン屋さんって、長野に移っちゃうことが本当に多いんですもの!
  • 2025年7月9日
    イスラエル=アメリカの新植民地主義
    イスラエル=アメリカの新植民地主義
    ニュースサイト「ミドルイースト・アイ」の連載記事で、10.7以降のものが読める本。 サイードの後継者とも言われているというダバシ氏、これが連載記事だからなのか、ダバシ氏のお人柄なのか、サイードより個人的に読みやすいと感じた。 時に姿勢を正したくなるように感じるところもあるけど、ダバシ氏はユーモアもあり興味深く、あっという間に読み終えた。 この本からは多くの情報を得た。フランチェスカ・アルバネーゼについても言及しており、SNSでフォローして情報をチェックするようになった。 折を見ていつでも振り返られるよう、手元に置いておこうと思う。
  • 2025年7月9日
    ほんとうの中国の話をしよう
    ゲンロン18「一族の想像力」の中で、この本の作家・余華「兄弟」について書かれてあった。それがきっかけでこの作家のエッセイが読みたくなったのがきっかけで手に取った。 タイトルがまずそそられた。私たちが知っている中国と、中国に住む知識人が見る中国がどう違っているのか、面白く読んだ。 10のタイトルから繰り広げられる中国のさまざまなこと。 「忽悠(フーヨウ)」という言葉はスラング的にホラを吹く、そそのかす、さらにはデマを飛ばす、でっち上げるという意味にまでなるという。 言ったもん勝ち、みたいなところがあって、それに対する取り締まりも強くない。それはハッタリになんと娯楽的要素もあるんだという。 フェイクニュースを見聞きしては、怒りしか覚えずストレスを溜めてしまう今日この頃、中国の寛大さに圧倒されるとともに、少しだけ、ほんの少しだけ、わたしも見習った方がいいかもと思った。
  • 2025年7月8日
    ジャ-ナリズム作品集
    ジャ-ナリズム作品集
    大好物ガルシア=マルケス。下積みのジャーナリスト時代から彼の才能は発揮されている。小説ではなく記事なのに、読んでいると時々クラクラする。 マジックリアリズムと呼ばれる文体はこの頃から活きている。 しかし訳者が大事みたいで、「戒厳令下チリ潜入記」はあまり好きな訳ではなかった。 旦敬介訳「幸福な無名時代」は好きな本のひとつ。 今回は鼓直訳。それなら間違いない、と思い読み始めるが、やはり面白かった。 ガルシア=マルケスの弱者に気持ちを寄せる着眼点もとても好きで、朝鮮戦争に行ったコロンビアに兵士の話は興味深く読んだ。 広島在住ということもあり、スペインの神父が原爆投下から救援に奮闘した証言も印象深かった。 ガルシア=マルケスの作品を多く知っている読者であれば、追った事件とルポタージュから、この作品に影響を与えたんだろうな、と思いながら読むことができる。そうでなくてもとてもスリリングでウィットに富んだ文章。 やはり好きだな。
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