柳宗悦

柳宗悦
柳宗悦
柳宗悦
良品計画
2017年6月1日
2件の記録
  • 無印良品が、ジャンルを問わずくらしを見つめた人にフォーカスして短編を1冊にまとめた本。その1冊目を飾るのは柳宗悦。 「民藝」「雑記の器」「用と美」「工藝的なるもの」「藍絵の猪口」の5篇が現代語訳されて納められている。 柳宗悦本人の言葉が読みたかったけど難しそうだと感じていた自分に現代語訳はありがたい。 どの章でも共通しているのは、「無名の人々が、無心でつくりあげたモノに日常の美があるということ」 民藝というのは、様々な意味で用いられている。「民藝は〇〇である」「〇〇だから民藝だ」と単純に言えないところに、民藝の深みがある 「風土と素材と製作と、是等のものは離れてはならぬ。」 現代ではこの3つが離れつつあると感じる。けれど、物理的に離れていても「風土と素材と製作」を近づける方法はあるんじゃないかと思えた。民藝の考えが今にこそ役に立つ機会がたくさんありそうでワクワクした。 柳宗悦が「民藝」を提唱してから今年でちょうど100年になるそうだ。これだけ時が経っても、民藝は多くの人に注目され続けている。 そんな節目に(現代語訳だけど)本人の著書を読めたことは、非常に価値があることだった。 最後の藍絵の猪口を読むと、無性に蕎麦猪口が欲しくなります。
  • 柚木沙弥郎展を見たときに、無印良品のこうした活動を応援したい気持ちもあり、 MUJI BOOKSで購入した本。 民藝の始祖、柳宗悦の本を現代語訳したもの。 民藝を知るために本人の言葉を読みたいと思いつつも、原著は難しそうで躊躇していた僕への救いの手となる。 民藝とは何かが詩的に繰り返し語られている。
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