
はれのき・ちゅうた
@harenokichuta
工務店の設計・施工をしています。一級建築士。
3児の父。建築や都市、旅行、コーヒーなど。
日々の暮らしに根付いたものを読んでいきたいです。
- 2025年8月24日
- 2025年8月19日52ヘルツのクジラたち町田そのこ読み終わった誰しもが胸のうちに孤独を抱え、声にならない声を発していて、一方で誰かからの声なき声を聞こうとしている。 読んだ後、自分の身近な人達の声を聞こうと思った。 タイトルの意味を知ると切なく、でもちょっと心が温かくなる。
- 2025年8月17日
- 2025年8月15日本日は、お日柄もよく原田マハ読み終わったスピーチは言葉の力。言葉を大切にする仕事である作家が、言葉を大切にするお話を書く。 そこに書かれた言葉のひとつひとつに、いつもと違う重みのようなものを感じて、ゆっくりと噛み締めながら読んだ。 この本はスピーチライターという職業をテーマにした小説である。 結婚式での挨拶、政治の演説。様々なスピーチがある。そのスピーチを分析し、本人に代わって台本を書く職業があることを知った。短い時間で本人の人柄を掴み、背景や主張を鑑みてスピーチ原稿を考える。それはものすごく大変で、だけど価値のある仕事だ。 歴史に残るスピーチは、こうやって綿密に考えられた結果なのだろう。 ストーリーも良かったのだけど、スピーチのノウハウも随所に書かれていて、話し手としての勉強にもなった。
- 2025年8月11日
- 2025年8月8日
- 2025年8月7日
- 2025年7月30日柳宗悦柳宗悦読み始めた@ 無印良品 銀座柚木沙弥郎展を見たときに、無印良品のこうした活動を応援したい気持ちもあり、 MUJI BOOKSで購入した本。 民藝の始祖、柳宗悦の本を現代語訳したもの。 民藝を知るために本人の言葉を読みたいと思いつつも、原著は難しそうで躊躇していた僕への救いの手となる。 民藝とは何かが詩的に繰り返し語られている。
- 2025年7月29日ぼくのメジャースプーン辻村深月読み終わった言葉の力を目の当たりにした本だった。 言葉は救いもすれば、呪いもする。 これは小説の中の話だけど、現実にだってこの本の中に出てくるような言葉の力は存在するだろう。 「こどもたちは夜に遊ぶ」に出てきたあのシーンは、そういうことか~ってなって、読み返したくなった。 どちらを先に読んでも面白いに違いないけれど、物語を覚えているうちに読むのがおすすめです。
- 2025年7月28日建築知識 2025年 8月号建築知識読んでる「本と生きる空間」特集。これは買わずにいられない。 fuzkueをはじめとして、本屋や図書館などの実例も多く掲載されている。こんなお店があるのか?!という驚きと発見がある。 この本を持って掲載されたお店を巡りたくなった。
- 2025年7月28日「ふつうの暮らし」を美学する青田麻未読み終わった日常美学という学問があることを知る。 日常美学は哲学のひとつらしい。 美学、美的という言葉が見た目だけの美しさを連想しがちだけれど、ここで言う「美的」は目の前の対象と、自分の経験や想像力の掛け合わせたものであり、「感性的」と呼ぶ方が相応しいとのこと。 椅子の機能美、部屋の片付けでの「汚い」「きれい」、料理は芸術か?地元の親しみ、など様々なテーマから日常における感性的な事柄を考えていく。 しかし、日常美学はまだ新しい学問で議論が煮詰まっていないフワフワしたものに感じた。 理論も面白いのだけど、自分としては、もっと具体が知りたいんだ。
- 2025年7月24日
- 2025年7月24日
- 2025年7月21日読み終わった娘が学校に行かなくなった。 親には学校に行きたくない理由が分からない。もしかすると娘本人にも分からないのかもしれない。 我が家はまさしく本書の「雨の日」状態である。 少しでも助けになればという思いでこの本を読んだ。 この本を読んでも、まだ娘の不登校は続いていて、問題は解決しなかった。 ただ、娘の話を聞き何も出来ないと打ちひしがれることにも意味があるのだと理解できるようになった。 娘が反発するのも、良い兆候なのかもしれないと思えるようになった。 状況は何も変わらないけれど、こうなのかもしれないと思えることで、親にこころの余裕ができた。 ケアに正解はない。が、こんなことがあるかもしれないと知っていれば、それだけで大きな力になる。 この本のおかげで少しだけ娘と前を向いて進めることができました。
- 2025年7月18日
- 2025年7月18日
- 2025年7月18日大事なことほど小声でささやく森沢明夫気になる
- 2025年7月17日「ふつうの暮らし」を美学する青田麻未読み始めた美学という学問があるらしい。 その中でも、毎日の暮らしの中に美を見出す新しい領域を「日常美学」と呼ぶらしい。 豊かなふつうの暮らしを目指す者としてこれは読まずにはいられない。
- 2025年7月16日すごい建築士になる!関本竜太読み終わった自分もすごい建築士になりたくて読み進めた。 タイトルが「すごい建築家になる」ではなく、「すごい建築士になる」なのはなぜだろうか? そんなことを思いながら。 本の中で通底しているのは「共感」という言葉。 建て主の生き方に「共感」して寄り添うこと。設計者はどうしても独りよがりになりがちだ。 どこまでも相手がありき、自分のエゴを押し付けない。けれど相手の要望をただ受け入れるだけの「御用聞き」になってもいけない。 建て主の言葉、価値観を汲み取って具体的な空間に昇華させるのが、建築士の仕事と言えるだろう。 そんな設計のスタンスがこの本を通して語られている。
- 2025年6月29日図書館を建てる、図書館で暮らす山本貴光,橋本麻里気になる
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