
はれのき・ちゅうた
@harenokichuta
工務店の設計・施工をしています。一級建築士。
3児の父。建築や都市、旅行、コーヒーなど。
日々の暮らしに根付いたものを読んでいきたいです。
- 2025年5月22日
- 2025年5月22日サブマリン伊坂幸太郎読み終わった家裁調査官が主人公のお話。 『チルドレン』の未来を描いているらしいが、こっちから先に読んでしまった。 破天荒な調査官の陣内がとにかく目立つ。 ひねくれていて、やる気がなさそうで、がむしゃら一直線な人で、ときおり真理をつく。 彼がいると退屈しなさそう。
- 2025年5月19日
- 2025年5月18日ちょっと踊ったりすぐにかけだす古賀及子読み始めた
- 2025年5月15日「人生の地図」のつくり方橋本努読み終わった「社会学者がビジネス書を一掃しに来た」というレビューに惹かれて手に取った一冊。 巷にあふれるビジネス理論を「人生」というプロジェクトに適用するとどうなるのか? そんな視点で論じられた本です。 冒頭に登場する「緊急性×重要性」で考えるアイゼンハワー・マトリクスが特に印象的でした。 人生という長期スパンで見ると、「緊急かつ重要」な出来事なんて、実はほとんど存在しない。 そもそも、何が「重要」だったかは、後になって初めてわかるものだ——という指摘は面白かったです。 ビジネス理論は人生設計の役に立ちますが、人生という壮大なプロジェクトへ使うには、それらの理論を拡張して考える必要がある。そんな実例がたくさん出てきます。 全38セクションとトピックが多く、多角的に楽しめた一方で、それぞれの章をもっと掘り下げて読みたくなる物足りなさも。 次はもっと突っ込んだ話が読みたくなりました。
- 2025年5月14日
- 2025年5月11日
- 2025年5月8日建築と利他中島岳志,堀部安嗣気になる
- 2025年5月8日月とコーヒー吉田篤弘気になる
- 2025年5月7日
- 2025年5月7日
- 2025年5月7日逆ソクラテス (集英社文庫)伊坂幸太郎読み終わった小学生が主役の短編小説群。自分が小学生の時はどんなだったろうか?と思い返しながら読んだ。 各章ともに印象的なセリフがある。 その中でも「僕は、そうは思わない」が強く心に残った。 伊坂幸太郎の本は、日常の世界で生きる人達の話に勇気付けられるものが多い。
- 2025年5月4日
- 2025年5月1日
- 2025年4月24日
- 2025年4月24日読み終わった長嶋さんのことを知ったのは2010年にハ会という建築の集まりだったと思う。 たしか不動産と建築の明るい未来というテーマで、長嶋さんは新築の総量規制という破天荒な提言をされていた。無茶な話と思っていたけれど、よくよく聞くと、あり得ない話でもなくて、そんな未来が来たら良いと思わされた。 そして今、新築の総量規制は実現されていないものの、新築には多数の規制がかかり、新築着工数はかなり抑えられている。 今の日本の住宅は、あの頃の議論の延長線上にあるのだ。 今回の話もグレートリセットなんて来ない、と思いつつ、もしかしたら来るかもしれないと思わされる。これまでだって、起こらないと思っていた事柄にたくさん振り回されてきたのだから、本書のような想定も必要なのだろう。 ただ終末論のような悲観的な話だけではなく、これからの時代に広まる流れとして、コミュニティの実践例なども書かれている。 自分が好きで、利用することもでき、資産保全にもなるものに投資をするべき。 投資は本来応援するという意味合いがあった。今こそ原点に立ち返るべき、という話に共感をした。
- 2025年4月23日すべてがFになる森博嗣かつて読んだ森博嗣にハマるかどうかを占う試金石。 著者は元々建築学科の准教授。家を建築する印税を得るために小説を書いたら、それがバカ当たりして、実際に家を建てるにまで至るというすごい経歴を持っています。 きっとハマる人にはめっちゃハマる。そして、一度でもハマってしまうと、シリーズが膨大にあり抜けられなくなります。 森博嗣の本の魅力は理系ミステリーとも呼ばれる独特なミステリーの面白さと、随所に散りばめられた森博嗣の哲学を読む面白さ、そして個性あるキャラクター同士の関係性の面白さの三本建てにあると思う。 「数学は生きるのに必要ないのに、なぜ学ぶのか?」の森博嗣的答えがこの後のシリーズで語られていたりして、そんな小説は他にないんじゃなかろうか。 その第1冊目に相応しい本だと思います。
- 2025年4月21日わかりやすい民藝高木崇雄読み終わった
- 2025年4月18日
- 2025年4月18日わかりやすい民藝高木崇雄わかりやすい民藝を読み終えた。 D&DEPARTMENTの勉強会?にて講演された内容を本にしたもの。軽快な話し言葉で進むため読みやすい。 <民藝>の言葉を作り上げた柳宗悦の主張をなぞりながら話が進む。 この本を読むと<民藝>は柳宗悦の生き様に他ならないと思えた。 大日本帝國下で、新しく生まれた「美術」という一元的な価値観に対してのカウンターとして、「民衆的工藝」の美しさを伝えるための<民藝>という言葉が生まれた。 そのため、民藝は器などの日常使いの工芸品を表す言葉でもあり、それらをつくる人や試みを体現するものでもあり、何が民藝なのかと考える思想自体でもある。 「〇〇だから民藝である」、「〇〇だから民藝ではない」と簡単に分類できない。 後半は、D&DEPARTMENTを始めとする現代の人々と民藝の共通項から問題提起をする対談。 民藝という言葉が生まれたのが1926年とされているので、100年近くの間に民藝がどう広まり、影響を与えたのか、答え合わせする時期でもあるのではと感じました。 文章は分かりやすいものの、考え出すとどんどん深みにハマります。 柳宗悦の考えたことをもっと知りたい。 柳宗悦以外の人たちは民藝へどう向き合ったのか? 時代に対してのカウンターが民藝なら、今そのポジションを担っているのは何なのだろうか? 更に深く知りたいことがたくさん出てくる本でした。
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