
はれのき・ちゅうた
@harenokichuta
工務店の設計・施工をしています。一級建築士。
3児の父。建築や都市、旅行、コーヒーなど。
日々の暮らしに根付いたものを読んでいきたいです。
- 2025年10月8日
- 2025年9月29日
- 2025年9月20日建築をあたらしくする言葉市川紘司,連勇太朗読み始めた丸善で、何か一冊買って帰ろうと決めて選んだ本。 学生の頃、建築の概念を色々と学んだけど、実務に出てからは、からっきしだなぁと思い購入。 知らない言葉や、知りたかった言葉がたくさん載っている。
- 2025年9月16日これからの本屋読本内沼晋太郎読み終わった厳しいと言われる本屋業界でも新しく参入する人は絶えず、新たな本屋も多くオープンしている。そんな本屋の魅力を伝え、本屋を始めようとする人を支援するための本。 本屋を「本を専門にする人」と再定義して、本に関わる多くの人を本屋と呼ぶ。本屋の枠組みを拡げてくれる。 この本を読んでいると本屋をやりたくなってくる。どんな本屋だったら自分にもできるだろうか?と考えさせてくれる。 この本は内沼さんのPodcast『本の惑星』とリンクする部分が多くある。この本を読み、Podcastを聞けば本屋についてより理解が深まることは間違いない。
- 2025年9月15日新しい分かり方佐藤雅彦読み終わった佐藤雅彦展へ行く前に、予習の意味を込めて まず絵が描いてある。細かい説明はなく、この絵はなんだろうか?と考えることから始める。 そういうことか!と分かるものもあれば、解説を読んでもしっくり来ないものもある。 誰かと一緒に見るのが良いと思う。小学生の娘と読んで会話が弾んだ
- 2025年9月8日
- 2025年9月7日柳宗悦柳宗悦読み終わった無印良品が、ジャンルを問わずくらしを見つめた人にフォーカスして短編を1冊にまとめた本。その1冊目を飾るのは柳宗悦。 「民藝」「雑記の器」「用と美」「工藝的なるもの」「藍絵の猪口」の5篇が現代語訳されて納められている。 柳宗悦本人の言葉が読みたかったけど難しそうだと感じていた自分に現代語訳はありがたい。 どの章でも共通しているのは、「無名の人々が、無心でつくりあげたモノに日常の美があるということ」 民藝というのは、様々な意味で用いられている。「民藝は〇〇である」「〇〇だから民藝だ」と単純に言えないところに、民藝の深みがある 「風土と素材と製作と、是等のものは離れてはならぬ。」 現代ではこの3つが離れつつあると感じる。けれど、物理的に離れていても「風土と素材と製作」を近づける方法はあるんじゃないかと思えた。民藝の考えが今にこそ役に立つ機会がたくさんありそうでワクワクした。 柳宗悦が「民藝」を提唱してから今年でちょうど100年になるそうだ。これだけ時が経っても、民藝は多くの人に注目され続けている。 そんな節目に(現代語訳だけど)本人の著書を読めたことは、非常に価値があることだった。 最後の藍絵の猪口を読むと、無性に蕎麦猪口が欲しくなります。
- 2025年8月27日アイデアのつくり方ジェームス・W・ヤング,今井茂雄,竹内均読み終わったとにかく薄い本だ。 解説の冒頭が「そのあまりの薄さに驚いた私が、何度も『これで一冊の本になるの』と質問したので、出版社の人がすっかり恐縮してしまった」なのが好きだ。 本の帯にも「60分で読めるのに一生あなたを離さない本」と書かれている。流石に私は60分では読めなかった。 それでも読んで良かった本だった。 この本の主だった内容は「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という原則と、アイデアが生まれる5つのステップである。 現代のアイデアを巡る種々の話に、この本は必ず繋がってくる。アイデアを生む力は、訓練で伸ばすことができるという内容にも希望を持つことが出来た。 薄くても、アイデアの本質を突きつけてくる一冊だった。
- 2025年8月24日
- 2025年8月19日52ヘルツのクジラたち町田そのこ読み終わった誰しもが胸のうちに孤独を抱え、声にならない声を発していて、一方で誰かからの声なき声を聞こうとしている。 読んだ後、自分の身近な人達の声を聞こうと思った。 タイトルの意味を知ると切なく、でもちょっと心が温かくなる。
- 2025年8月17日
- 2025年8月15日本日は、お日柄もよく原田マハ読み終わったスピーチは言葉の力。言葉を大切にする仕事である作家が、言葉を大切にするお話を書く。 そこに書かれた言葉のひとつひとつに、いつもと違う重みのようなものを感じて、ゆっくりと噛み締めながら読んだ。 この本はスピーチライターという職業をテーマにした小説である。 結婚式での挨拶、政治の演説。様々なスピーチがある。そのスピーチを分析し、本人に代わって台本を書く職業があることを知った。短い時間で本人の人柄を掴み、背景や主張を鑑みてスピーチ原稿を考える。それはものすごく大変で、だけど価値のある仕事だ。 歴史に残るスピーチは、こうやって綿密に考えられた結果なのだろう。 ストーリーも良かったのだけど、スピーチのノウハウも随所に書かれていて、話し手としての勉強にもなった。
- 2025年8月11日
- 2025年8月8日
- 2025年8月7日
- 2025年7月30日柳宗悦柳宗悦読み始めた@ 無印良品 銀座柚木沙弥郎展を見たときに、無印良品のこうした活動を応援したい気持ちもあり、 MUJI BOOKSで購入した本。 民藝の始祖、柳宗悦の本を現代語訳したもの。 民藝を知るために本人の言葉を読みたいと思いつつも、原著は難しそうで躊躇していた僕への救いの手となる。 民藝とは何かが詩的に繰り返し語られている。
- 2025年7月29日ぼくのメジャースプーン辻村深月読み終わった言葉の力を目の当たりにした本だった。 言葉は救いもすれば、呪いもする。 これは小説の中の話だけど、現実にだってこの本の中に出てくるような言葉の力は存在するだろう。 「こどもたちは夜に遊ぶ」に出てきたあのシーンは、そういうことか~ってなって、読み返したくなった。 どちらを先に読んでも面白いに違いないけれど、物語を覚えているうちに読むのがおすすめです。
- 2025年7月28日建築知識 2025年 8月号建築知識読んでる「本と生きる空間」特集。これは買わずにいられない。 fuzkueをはじめとして、本屋や図書館などの実例も多く掲載されている。こんなお店があるのか?!という驚きと発見がある。 この本を持って掲載されたお店を巡りたくなった。
- 2025年7月28日「ふつうの暮らし」を美学する青田麻未読み終わった日常美学という学問があることを知る。 日常美学は哲学のひとつらしい。 美学、美的という言葉が見た目だけの美しさを連想しがちだけれど、ここで言う「美的」は目の前の対象と、自分の経験や想像力の掛け合わせたものであり、「感性的」と呼ぶ方が相応しいとのこと。 椅子の機能美、部屋の片付けでの「汚い」「きれい」、料理は芸術か?地元の親しみ、など様々なテーマから日常における感性的な事柄を考えていく。 しかし、日常美学はまだ新しい学問で議論が煮詰まっていないフワフワしたものに感じた。 理論も面白いのだけど、自分としては、もっと具体が知りたいんだ。
- 2025年7月24日
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