ドラキュラ ドラキュラ

ドラキュラ ドラキュラ
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種村季弘
河出書房新社
2023年2月7日
1件の記録
  • みつき
    みつき
    @mitsuki_o
    2025年10月28日
    「吸血鬼小説のミニアチュール・アンソロジーを編んでみようと考えていた」(p240)と編者解説にある通り、薄い文庫のアンソロジー。元本は一九七三年薔薇十字社版の単行本。通勤途中の電車内でこの数日楽しんだ。既読の作品は飛ばし読み。ホフマンはやっぱりすごいなーと、『吸血鬼の女』(pp103-123)を読んで感じいった。一番怖くて、かつ読みがいがある。種村さんの訳の力もあるんだろうな。あと、「吸血鬼を主人公にした物語の書き手たちは、吸血鬼がもはやいないと誰もが承知しているような時代になって、はじめて現われてきたのであった」(p241)というのも大きいと思う。怖くなくなったからこそ、好き勝手に書けるんだろうなー。
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