赤い部屋異聞

2件の記録
- 堺屋皆人@minahiton2025年3月21日読み終わった再読ミステリ読書会用に表題作「赤い部屋異聞」のみ再読。 企画用に書かれたオマージュ短編で乱歩の「赤い部屋」が元作品。 前半はほぼ「赤い部屋」を別視点から語ったダイジェストだが、それに一つ枠を加えてひっくり返す構成の巧さと、元作品である乱歩が最後に明るい光の下に晒して種明かししたものを、もう一度妖しく暗い赤い光の下に戻すような読後感がたまらない。 両者とも子どもの頃から大好きな作家なので、他の作品も読み返したくなった。