初恋料理教室

3件の記録
cllambon@cllambon2015年2月25日かつて読んだまたいつか私が好きな本を挙げる際、一番に思い浮かぶ本。中学生の頃、図書室の司書さんがいつも更新してくれるオススメ・新刊コーナーの中で特に装丁が好みで読み始めた本。 感受性が豊かだった私は行ったこともない京都の古い家屋にたちこめる凛とした空気、丁寧に作られる料理の数々が今も色鮮やかに記憶に残っている。料理を美味しそうに書くことができている小説は、どれも傑作だと思う。『BUTTER』然り。 男性のみの料理教室であるにも関わらず、規範に押し込められるような男らしさは強くなかった(記憶)。それぞれの人物の在り方を描いており、気づけばもう読んでから10年も前になるのに、読んだ時の記憶が色褪せない。 だからこそ読み直すのがちょっと怖いんだけど、いつか絶対、また読み返そうと思う。大事な本です。

