緑と赤

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  • やっか
    やっか
    @gokigen_diary
    2026年4月29日
  • 在日コリアン差別にまつわる小説。 1人は自分のルーツが韓国にあることを知らずに日本人だと思って育った女子大学生。 親友にそれを打ち明けたらK-POPファンの彼女にうらやましがられたけど、それはマイクロアグレッションだし、友情が危うくなっていくところにヒヤヒヤした。 ヘイトとは違う無意識で悪意のない「差別」は別の意味で辛いと思った。 もう1人、男子大学院生は大学時代の友人たちと飲んでいる時に友人の1人が在日特権などを持ち出して差別発言をしはじめたので、黙っていられず自分が在日韓国人であることをカミングアウトしたものの「それとこれとは別」みたいな対応をされて釈然としない。 目の前の在日韓国人の友人以外の顔もわからない「在日」と呼ばれている人たちに真偽不明の事柄で憎悪を募らせているこの友人みたいな人が今の日本にどんどん増えてきているような気がする。 著者の深沢潮さんは自身が在日韓国人当事者として見える世界を小説で見せてくれたのだと思う。 とても文章が読みやすくページをめくる手が止まらないくらい引き込まれ、ところどころ泣いてしまった。 友だちにあげてしまったのでまた買って読みたい。
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