噺は生きている

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- hiroko.yane@komischrk2025年7月22日ちょっと開いた春風亭一之輔さんの独演会で、「文七元結」を聴いた。とても有名な演目なので、さすがに色んな演者で聴いてきた。だから、噺の運び方からセリフのひとつまで、今日の一之輔さんはどう演るのかと思いながら楽しんだ。 落語が好きな方なら当たり前だけど、同じ噺でも噺家によって演り方は違うし、それがおもしろい。広瀬和生さんの『噺は生きている』は、ひとつとして同じ噺がないことを様々な落語家を通して解説した一冊。ここに「文七元結」もあったよなと思い、ひさしぶりに読み直した。古典落語には、現代に生きるわたしたちにはなかなか共感しにくいお噺も多い。それをどう聴かせるか、そこが噺家の腕の見せ所。 「春風亭一之輔 どっさりまわるず 2025」 @大阪 サンケイブリーゼ 一、オープニングトーク 一、たがや いっ休 一、夢の酒 一之輔 仲入り 一、文七元結 一之輔