神秘の詩の世界: 多田不二詩文集 (講談社文芸文庫 たV 1)

神秘の詩の世界: 多田不二詩文集 (講談社文芸文庫 たV 1)
神秘の詩の世界: 多田不二詩文集 (講談社文芸文庫 たV 1)
多田不二
講談社
2000年9月1日
1件の記録
  • 多田不二の第一詩集『悩める森林』の室生犀星による「序に代へて」がいきなり良い。 《君の詩集がいま生れることは私の喜びだ 君の詩集こそ とつくに出る筈だつたのだ もつと早く もつと いさぎよい生誕の声をふり上げて いま時分、君はさらに別途を踏んでゐるべきはずだつたのだ。》 自分の詩を疑い一年寝かせた多田を激励する友情に満ち満ちた文章に胸が熱くなる。
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