生きづらい明治社会
19件の記録
修二@shu_22025年10月29日読み終わった名著。 明治時代の話を読んでいるはずなのに、現代の話を読んでいるように感じる。 日本社会は「努力したのに上手くいかなかった人」「努力が足りなかった(とみなされる)人」に対してとても厳しく、全て自己責任だとされる。 失敗しても、上手くいかなくても、挑戦できなかったとしても、人を切り捨てる社会であってはいけないと思う。 そういう切り捨てが今多発しており、根っからのいじめっ子精神と言えば優しい言い方だが、結局それが排他主義に繋がっているのでは。




kirakira30@kirakira302025年9月30日買った読み終わった明治時代の生きづらさと今の日本が置かれている状況は似ているところがたくさんあるなぁと思いながら読んだ。「通俗道徳のわな」、今、再び強化されてきているような気がする。
さおり@prn9909082025年5月18日読み終わった「はじめに」と「あとがき」に添えられたメッセージが優しくて胸がギュッとなった.そのあとの「岩波ジュニア新書の発足に際して」にも泣いてしまいそうになる.当時書かれたルポルタージュの引用や内容に触れる際に当時はこういうバイアスが存在しておりそのうえでこういう書き方をされているから注意して読まなくてはいけない、みたいなことをちゃんと書いてくれているのなんというかありがたいな…と思った.読み進めていて、なんかここに記されていることは現代におきかえても「ガワ」が精巧になっているだけで今もそんなに変わってないんじゃないのかとか特に騒擾とか場所がネットに変わっただけとちゃうんか…と思った.近代史、最近勉強(というか新書を読んでいるだけですが…)をはじめたばかりでまだ全然だけどそれでも「この政府のこの(当時は評価されてなかったり酷評されていた)政策は今ならもしかしたらもっと評価されたのでは」と思うところがあったりして、それは今までのことを「知って」いるからこそなんだなと思ったし、この本でまたひとつ「知る」ことができたから、いま起きているいろいろなことを、冷静に見つめる目を常に持っていたいなと思った.

annan@tsundokunoyama1900年1月1日読みたい司馬遼太郎みたいなかっこいい明治時代は幻だと、ずいぶん話題になったっけ。こんど新しい御本を出されるそうだが、ワイはまずこっちを読まなきゃ。

















