

さおり
@prn990908
本が好き/欲しい本のリスト化・読んだ本・読んでる本の記録がしたくて登録しました/
そのほか:ドラマ倶楽部男女バディ部門所属/大切なことはすべてポルノグラフィティが教えてくれた/
- 2026年1月8日
やりなおし世界文学津村記久子読み終わった人の感想を読むのはやっぱり面白いよ.感想を書くひとの眼差しが色濃いものであればあるほどめちゃくちゃ面白いしそれがプロの作家さんならもう間違いない、めちゃくちゃ贅沢な本だった.読んだことある本より読んだことない本のほうが圧倒的に多いのにするする感想が入ってくる、知らない話なのにめちゃくちゃ楽しい、なんなんだこれは〜!最高だ〜!と思いながら読んだし、ちょくちょくでてくる関西弁に「ここで関西弁出てしまうかんじなんですか^^」と関西人としてもちょっと嬉しくなりつつ(?)読んだ.「ペスト」「灯台へ」「遠い部屋遠い声」「マイアントーニア」「怪談」は「え〜ちょっとぜったい読みます…」ってなったし正岡子規のところではちょっともらい泣き(?)してしまったし、緋文字とかリア王とかフィリップ・マーロウのことに触れられてると「ね〜!そう思いますよね!」みたいに思ったし、ジキルとハイドのところでもまだ若干宝島のこと引きずってる(?)話題にしてる(?)(比較対象とはいえ …)ところを読むと「めっちゃ宝島気に入ってはるやん」みたいなね、あともう敦(中島敦)のことはもう津村さんに聞いた方が面白いんとちゃうんかみたいに思ってしまったな〜、なんというか「本を読むのは楽しいんですよ!」ということを全身で伝えてくれるような本だった、新年一発目に幸先の良い読書ができて良いな〜と思えたし、文庫化にあたり追加されたあとがきがとても真摯でぐっときた.解説も解説でめっちゃ良いし本の最後(?)のところに「こういう本でてますよ」みたいな紹介のページあるじゃないですか、あれも「粋〜!蔦重めっちゃこういうことしそう〜!(べらぼう観てたんで…すみません…)」と思った. - 2025年12月30日
読み終わったお金というのはインフラで、それは私たちの生活に直結している、もちろん戦時中であろうがそれが変わるはずもなく、そのインフラをどうにかして生活者のために守り、滞りなく流れるように努力してくれた銀行員さんたちの姿が見えた. 一般職員のひとはどうにかして生活者である庶民のひとの財産を守ろうとしてくれたり、それなりの役職についている人たちは和平交渉とか終戦にこぎつけようとしてくれてるのに全部軍のゴミクズみたいなプライドのせいで後手後手に回ったり水泡に帰していたりしてマジで大日本帝国と戦争はマジでクソ、クソ以下でしかない、戦争はただただ愚行、勝っても負けてもリターンがゼロどころかマイナスしか残らない.誰得なんですか?少なくとも私たち一般市民になんの利益ももたらさないよ. 8月6日に広島に原子爆弾が落とされて、9日に一番電車が走ったことを私はポルノとNHKの企画で初めて知ったけれど、その一番電車が走る一日前、8月8日に、銀行はもう営業を開始していたことを、私はこの本で初めて知りました.原爆が落ちたあと火事になって、そのなかで、諸々の資産を守ろうとして消火活動をしていたのは女子行員さんたち(男性はほぼ徴兵されていた…)という記述を読んでじんわり泣いた…それだけじゃなくて外地(日本の植民地であったところ)の銀行員さんたちも自分たちのことは二の次三の次でそこで暮らす人たち、それは日本人であるとかそうではないとか関係なく、ただそこで生活をしている人たちのために、ギリギリまで通常通りの営業をしてくれようとしていたりだとか、読み進めるたびにいちいちグッときてしまって、なんかもう感情がダメでした.たぶん正義感とかそういうことじゃなくて一番電車のときのインタビュー晴一さんが「 だって仕事やもん、という感覚なのだったと思う」と言っていたように、自分の仕事として全うしようとしていたんだろうな、と思って、そう思うと余計泣けてしまった. 読めてよかったです. できたらドラマにしてほしい、大河ドラマ、どうですか… - 2025年12月20日
- 2025年12月6日
考察する若者たち三宅香帆読み終わった読み進めながら「そ、それでも私は自分で考えたいし選びたいよ…🥲」という気持ちが強くなったので最終章の「最適化に抗う」がとてもグッときた;;報われたいと思うのは悪いことじゃなく否定することでもなくきっと皆持っているものでででもそれをやらたに増幅させてしまう、そこを求めざるを得なくなってしまうというの、社会全体として疲れて弱っちゃってるんだろうな…と思ってしまった🥲ひらやすみの最終回を観たばかりだから「やはり一人ひとりにとって『ひらやすみ』みたいなものが必要…」と思ってしまった.あとがきが優しかった. - 2025年12月4日
デスチェアの殺人 下M・W・クレイヴン,東野さやか読み終わった「こんな最低最悪なことある⁉️」がずっと更新され続ける.地獄という言葉も凄惨という言葉もこの物語の展開を前にするとむちゃくちゃ軽々しく薄っぺらいものに思えてしまう.悲惨なピタゴラスイッチすぎるしその間に挟まれるふとした文言に「いやそれは我が国のことでは…」みたいになって「グェ……」とそこでも精神的にやられてしまう. ティリーがポーの隣にいてくれる日がこんなに心強く思える日がくるなんて…😭ティリー本当にポーの相棒でいてくれてありがとう…😭一緒に壁壊すシーンが最高に相棒でここ描いてくれてマジでありがとうございます…😭🙏🏻と思った.2人の間に恋はまったくないけど相棒としての絶対的な信頼と愛がそこにあり、この物語において光だ…となった、絶対絶対絶対また2人に戻ってきてほしい😭 - 2025年11月29日
- 2025年11月20日
あなたが政治について語る時平野啓一郎読み終わった世情が世情だしこのタイトルだし読みながらめちゃくちゃヒリヒリしてしまった😭口は絶対に噤まないぞ、と思う.おかしいなと思った事を言える人でありたいし、日常の小さな違和感をやり過ごしてしまわないようにしたいなと思った… - 2025年11月13日
短くて恐ろしいフィルの時代ジョージ・ソーンダーズ,岸本佐知子読み終わったドンズバで今、今すぎる、読み進める度にそう思ってしまったな.単行本が11年だから14年前なのか〜ってなって人の芯にあるものは美しいものも醜いものも本当に変わらないんだろうなと思ったしだったらもうそうであると認めた上で優しく穏やかに生きたいよと思いました. - 2025年11月10日
本はどう読むか清水幾太郎読み終わったこのタイトルでまさか大杉栄と伊藤野枝について触れられると思ってなくてしかもその内容がセンセーショナルで「いやちょっと待って待って話のイントロとして引きが強すぎる😭」とまず思いました😭いやこのタイトルで歴史のうねりみたいなものをダイレクトに感じるとか思ってなくて…戦時中に「東京もうなくなるっぽいからもう持っててもしょうがない」と思って手持ちの本大量に売った話とか読んで胸が痛くなった…いやもう本当に勘弁してくれよと思う.「読み方」についても当たり前だけど)ちゃんと語ってくれているんだけどこういう話のインパクトがところどころ強くて「ちょっと待ってくれ」みたいな気持ちになるところがなかなかあった.で、「どう読むか」というところについて「自分が面白いと思ったものを読んだらいいよ」「とちゅうで読むの止めてもいいよ」「読書だけじゃなくて楽しいと思ったことしたらいいよ」みたいなことが書かれていて「や、やさしい…」と思いました.最後に『華氏451』について書いてあって「え…予言?」と.思った. - 2025年11月9日
さよならジャバウォック伊坂幸太郎読み終わったさよならジャバウォック〜‼️面白かった〜‼️伊坂作品を読んでいるときのこう「どこに連れていかれるんだろう?」というワクワク感がめっちゃ好きだ〜‼️となったし鏡の国のアリスが下敷きにされてるっぽくて「それ〜‼️」と思った.伊坂作品に出てくるキャラクター割と過去が重かったりとかとんでもない事情を抱えていたりするんだけどそういう面だけではなくてあるところでは軽やかであったりとか、ユーモアのあることをぽろっと言ったりするところとか、そういうところがめっちゃ好きなんだわたしは〜‼️とめっちゃ思った‼️ - 2025年11月7日
教養主義の没落竹内洋読み終わった1章〜2章くらいまでは「へ〜そうなんですね……」としかならなくて「これは完走できるのか…?」と思いながら読んでいたけど3章からは「おもしろいな…」となり読めた.最終章のアンティ・クライマックスのところがとくに面白いなと思った.「教養主義」というもののブランド力がどう培われていったのか、そしてどういう流れのなかでその求心力を失ってしまったのかということを順序立てて書いてくれていて良かった.でも「ハビトゥス」という言葉に関しては「え…?何…?」ってなったままだった. - 2025年11月2日
猫と庄造と二人のおんな谷崎潤一郎読み終わった元夫の気を惹きたくて元夫の飼い猫をもらいうけるというか半ば強奪(?)するけどそのうち普通に猫(リリー)がかわいくなって猫との2人暮らしを楽しんでいる元妻の描写がとても良い.ずっとそのまま暮らしていてほしい.元夫も猫めっちゃ好きなんだな〜というのは全篇を通して伝わってくる.最初のほぼ口移しで魚食べさしてるところ本当に何?溺愛がすごいよ.でもだからこそラストの描写が効いてくるんだよな〜と思う.いずれにせよ猫(リリー)の一人勝ちです!人間はただひれ伏すのみ!という感じで、でもそういう情けなさとかどうしようもなさみたいなものが、人間なんだよな〜とも思うのだった… - 2025年11月2日
データリテラシー入門友原章典読み終わったデータとして出された数字を複合的に判断するということ、多角的に情報を読むとはどういうことなのかということを丁寧に説いてくれている本だった.わたしは数字に対して苦手意識がほのかにずっとあるせいかインパクトのある数字(極端に大きかったり小さかったり)を出されるとそれだけで「オオッ…」となってしまう癖があるけど(こういうことにファスト解釈という言葉が宛てられていて上手いな〜と思った…笑)大きいにせよ小さいにせよその数字の大小に惑わされずに一旦自分のなかで吟味するということが大事なんだなと痛感させられた.わたしみたいに薄ら数字に苦手意識のあるひとに読んで欲しいな〜と思う.やっぱり数学勉強しなおそう…と思った😂 - 2025年10月29日
リベラルとは何か田中拓道読み終わった「保守主義とは何か」を読んだときに保守は保守で前途多難なんだな…と思ったけど「リベラルとは何か」を読むとやはりリベラルも前途多難だ〜‼️😭となった.保守主義とは何か、では保守主義にピンポイントで焦点が合わせられていたけどこっちはリベラルと保守の相対関係についてもざっくり知れたので良かったな〜と思う.石破前総理がリベラルとは寛容ということだと思うといったような発言をされていたなと思いながら読み進めていたけどわたしが感じたのはどちらかといえば柔軟さなのかな、と思った.ただ保守主義〜もこのリベラル〜両方ともで分断やプロパガンダ、ポピュリズムへの警鐘(どちらかといえばこの点については保守主義〜のほうが大きく警鐘を鳴らしていたのではないかなと思う、多分保守主義のほうがそういったものと結び付けられてしまいやすいから…)が鳴らされており、相対するもの同士であっても決して敵対するものではないんだな、ということを感じたし、だからあからさまにそういうのを煽る言葉や態度をとるひとにはノーと言いたいし警戒していきたいなと思います. - 2025年10月25日
わたしたちが光の速さで進めないならユン・ジヨン,カン・バンファ,キム・チョヨプ読み終わったあいまいなものと隣合っている.その存在を確かめることはできないけれど「いる」と思うことができる.それはきっととてもやさしいことだと思う.自分の中にある、そういう感情のかたちをなぞらせてくれる作品だった.SFに触れるとき、その世界観に没頭しつつも、冷静に距離をとっている自分がいて、いつもどこか遠くの、美術館で額縁に入った絵画を鑑賞しているようなそんな感覚が付き纏っているんだけど、でもこの作品を読んでいて感じたのは、生活や日常で、SFという枠組みにある大きな歴史や事件の話ではなくひとりひとりの思い出の記録に柔らかな光が当てられている、そしてそれがつくる陰影が木漏れ日みたいに揺らめいていて、それを見つめているのが心地よかった.もっと読みたい、と思った. - 2025年10月20日
うたたねの地図岡野大嗣読み終わった静かな静かな情景描写のなかにどうしてこんなにたくさんの感情や心の揺れ動きが鮮やかに切り取られてまばゆく映し出されているんだろうと思う.ひとつひとつの言葉を辿るたびに胸の奥がギュッとなった.知っているはずがないのにでも絶対に知っている風景がたくさんあって、そこに感情が反射して、きらめいていた.たぶんこういうのをエモーショナルというんだろう、と思った. - 2025年10月19日
ことばが変われば社会が変わる中村桃子読み終わったルールを優先するという従順な姿勢は自分ではなく誰かに正しい呼び名を決めてほしいという他力本願な姿勢につながる、という一文が痛いな…と思った.それはわたしも「何と言うのが今は正しいんだろう」と考えてしまうことばかりで「自分はどう呼びたいのか・どう言いたいのか」ということを後回しにというかあまり考えてこなかったなと思ったから. あとやっぱり小さくても声をあげ続けること、些細な言葉遣いに気を配ること、せめて言葉を使い捨てみたいにして扱わないこと、そういうことを大事にしていきたいなと思う.ひとつひとつは小さくて本当に少しずつしか変わっていかないのかもしれないけど、それでもきっと続けていけばいつか気づいたらなにかが大きく変わっていくのかもしれない、そんな希望も持てた気がする.バタフライエフェクト、という言葉もあるし… - 2025年10月18日
痴人の愛改版谷崎潤一郎読み終わった譲治は始終キモいしナオミはどんどんヤバい女になっていくけどその自分のキモさに言い訳しないところ(自覚ないだけかもしれないけど…)はなんか憎めないなと思ったしナオミ確かに悪女でヤバいヤツかもしれないけどわたしはナオミが好きです.なんかこう…たしかにナオミ悪女めいて描かれているんだけど、それは彼女なりの生き抜くための術というか、その足で立つために必死でやっていたのかもしれないなと思ったりするとなんかギュッとなってしまうところもあったよ.譲治と結ばれるっぽい描写のところで譲治がナオミが嬉し涙を流したみたいに言うところがあってそこで思わず「それほんまに嬉し涙なんか⁉️もうこれでどこにも行けへんと悟ってしまったが故の涙なんとちゃんうんか⁉️」と思ってしまったよ. 正直読み始めたときおじさんのユメショなのかなと思いながら読み始めたけど、譲治もナオミもぶっ飛びすぎててなんかそんな生ぬるいものじゃなかったです.新聞の連載っぽかったけどこれみんな最後までついてこれたひとおるん⁉️と思ったけどわからない.男尊女卑的な風潮が当たり前で弱さをさらけ出せなくて、でもみんなヤバい人間に人生むちゃくちゃにされて支配されたいみたいな欲を心の奥底に抱いていたのかもしれない… - 2025年10月13日
リア王シェイクスピア,野島秀勝読み終わった学校では教えてくれない〜を読んだときも感じたけどやっぱりシェイクスピア優秀な作詞家だったんだなと思った.映像というものを記録として残せない時代にやっぱり残るのは耳で聞いたことなのかなと思う.そのときにたぶんひとつでも多くの言葉や場面を記憶に残してもらうためには語感とか耳障りみたいなものが今よりもずっと大事だったんじゃないかな.そしてたぶん幅広い層に届けるということを意識しつつそれなりに教養のあるひとにも成程と思わせる要素も忍ばせてみたいなことをしているうちにそれが「シェイクスピア」みたいになっていったのかなという気もした.なんかそこまでする?とかいやみんな感情に流されすぎでは?みたいに思うところも結構あるけどそれも「歌詞」だと思うと個人的にはスっと納得できるところがあった.解説のボリュームと熱量から訳者の先生のシェイクスピアへの愛が伝わってきてそういうもところもよかった. - 2025年10月11日
読み終わった静かで優しい眼差しがじわじわと沁みてきて、最近のいろいろなことで、薄らと荒んでしまっている心をそっとあやしてくれているようなそんな心地になる言葉が連ねられていた.決して激しくはない落ち着いた平易な言葉が並べられていて、それでいて読んでいくうちにぽっと火が灯ったようなあたたかいものが体のなかに宿ったような気持ちになれた.この本の帯にある言葉も本当に良くてめちゃくちゃグッとくるんだけど「腸(はらわた)から滲みでてくる言葉」というところの「人の思いは言葉の腸をとおして滲みでてくるもの、ときにはそれを破いて吹きでてくるもの」という文章に心を掴まれた.そういうふうな言葉を拾っていきたいし、自分もそういう言葉を使いたいなと思う.
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