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さおり
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@prn990908
だって本はさみしがりやさんだから…
  • 2026年10月8日
    増補改訂版 スマホ時代の哲学 「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険
    なにかひとつの作品を見たり、読んだりしたときに、これはこういうことだ、とすぐに言えてしまえる人が、すごい、みたいな風潮がいまはある、最初のそれが、的確にみえればみえるほどその言説が拡がる速度が加速していく。確かにすごいんだけど、そうやって言い切る過程で、そのひとの、こういうことだ、からこぼれ落ちていくものは確実にあって、それはどうなるんだろう?ささやかなことだったのだろうか?たぶんそうやってこぼれ落ちていくものは、そのひととは遠いところにあるもので、じゃあ遠いところにあるからって切り捨ててしまっても良いのか?という話になる。それって本当にすぐにそう判断してしまっても良いのか?ということの話でもあったように思う。 自分がすぐに飲み込めないからって、切り捨ててしまっても良いのか? 違和感を抱えたままにしておく、ということ、自分にとってごつごつとした手触りのものを、そのまま、ごつごつとしたものとして、持っておく、ということ。 この本をいまいちばん読んでほしいのは、もうパパ!のパパだな〜と思ってしまった。パパの抱える歪さは大なり小なり誰でも抱えていて、現代病だと思う、この本はその歪さや、どうしてその歪さが生まれるのか、というところが細やかに指摘されていて、読んでいてめちゃくちゃグサグサくる、グサグサくるけど、ちゃんと引き受けないとだめな痛さだ、と思った。 スマホを「シャットダウン」するのはたぶんもう無理なところまできてしまっていて、でも「ログオフ」ならまだできるかも、ということ、ログオフするためのヒント集
  • 2026年10月4日
    かわりに嘘
    かわりに嘘
    読後感が伊坂作品を読んだときの読後感と似ている。伊坂作品との違いは、ささいなことはあくまでささいなこととして扱っている、ということ、これは「ミステリ」というジャンルからの「考察」(≒陰謀論)へのアンチテーゼであると思った、そのアンチテーゼを、飄々としてやっているのが好きだなと思う、謎はどれも突拍子なくて、ミステリなのかこれは、みたいに思うタイミングもあるけれど、最後まで読んでみるとちゃんとミステリで、おもしろおかしくて、そして、やわらかでやさしい。ウェブ2.0とかナントカ2.0みたいな言い方をするのであれば、わたしにとってのミステリ2.0のはじまりはこれになるのかも、と何となく思った。差し込まれる小ネタがすごく世代を感じて、世界に光が満ちた、という文言が出てきたときは、フフフ…へへへ…ってなってしまったな、おもしろかった!
  • 2026年10月3日
    自衛隊と憲法 第3版
    9条と13条が緊張関係にあること、そのなかで自衛隊を解釈するとはどういうことか、ということが知れてよかった。自衛隊について話すときに9条の視点ばかりから話されがちだけど、13条という視点からもその存在を見ることも大事なんだな〜と思った。あと自衛隊の明記の件(9条の改憲)に限らず、その論点で改憲するなら、こういう案のほうが良くない?みたいな提案もされていてそこも良いなと思った。 吉田茂の答弁が引用されているところがあって、それを読んでいて、ネガティブケイパビリティってこういうことだよな〜と思った。ネガティブケイパビリティ、雑に悪い言い方をするとこうお茶を濁すとかはぐらかすとかそういう一面もなくはないと思うんだけどそれは揉めごとをおこさないためだったり、事を大きくしないためのレトリックでもあって、そういうレトリックの使い方、あえてはっきりさせないということが目的であるならそれはそれでアリなんだよな…みたいなことを思う。あと緊急事態条項についての自民党の改憲草案が「内閣独裁権」とはっきり書かれていてよかった、9条が注目されがちだけど、ほんまはこっちをメッッッチャ警戒せんとあかんやんけと思った。 2015年の安保法制が当時もどこからも(与党が呼んだ憲法学者の先生からも!)「違憲だ」って言われてて、わたしの予想以上に言われててびっくりしたのと、こんな、四方八方からめちゃくちゃ違憲違憲言われてるものが通ってるんだったらまず改憲よりもこっちをちゃんと廃案にしたら?という気持ちになっちゃったな、いつかのデモでも、違憲な法律は10年経とうが20年経とうが違憲です、みたいなスピーチ(めちゃくちゃかっこよかった!)あったし… 自分のなかでごちゃごちゃしていたところが整理されてスッキリしてよかった、わたしは憲法変えないでほしいって思ってるし、これからも多分よっぽどのことがないとこの気持ちは変わらないと思ってるけど、改憲を主張する人の意見を、あの人は改憲派だから、みたいにして切り捨てるのだけはやめたいなと思う
  • 2026年10月1日
    増補 ネガティヴ・ケイパビリティで生きる
    言葉に乗っ取られないために、というトピックが、いま自分で考えていることに近いものだったので、とても身近に感じられた。言葉に乗っ取られる、ナラティブに飲み込まれてしまう、そこにあらがうために、言葉を「道具」として扱う。それは、『教養としての大学受験国語』に出てきた、文章と適切な距離を取ること、というところと繋がっている気もする。AIに何をさせるかではなく何をさせないかが大事なのでは、というトピックも出てきて、お、おもしろ〜!も思った。 もうほぼミームとして扱われてしまっているが関西の「知らんけど」も、もしかしてネガティブ・ケイパビリティ的なものなのでは?と思った、知らんけど……
  • 2026年9月26日
    メガホンとペンライト
    メガホンとペンライト
    「ママ戦争止めてくるわ」というハッシュタグの件が取り上げられていて嬉しかった、途中からこの「ママ」というところに変ないちゃもんつけられてたけどその「ママ」のところについて、「外部から「母親」として定義されたわけではなく、むしろ自らの意思で「母」というアイデンティティを再定義し、社会的な責任感を連帯の源泉として見出した。そこにはむしろ、外部からのラベリングを拒否し、自らの属性を政治的な主体性に転換させてゆく積極性があるのだ。したがってこの運動は、「#パパ戦争とめてくるわ」「#独身も戦争とめてくるわ」といった広がりを持つことができたと言えよう。」と言及されていて、良いな〜!と思った。極右が生まれて支持をあつめるメカニズムは大体どこも同じなんだなとも。極右のデモをどう見るべきか?という章もあり、そこで、極右の孕む矛盾が指摘されているのもよかった。ホログラムデモ、デジャボ、いろいろなデモの形がある、学ぶことがたくさんある。 日本において公共空間が奪われつつある、それはみんなの場が行政に管理されてしまうことで、集まって自分たちの権利を主張する場が奪われているのだ、という指摘がすごくグサリとくる、ガチャガチャ騒げる公共空間がひとつでもいいから増えてほしいと思った。
  • 2026年9月26日
    教養としての大学受験国語
    抜粋された文章をどう読み解くのか、ということが書かれてありしかもピックアップされている問題文が全部おもしろくてすごかった。ひとつの批評文を読む時に著者のスタンス(保守か進歩派か)を文章のどこで(どう書いてあるかで)判断するのか、とかなるほどな〜!という感じだった。石原先生の問題文への鋭くサクサクした批評も良いし、設問への批評もしてあってお得感がすごい、姉妹版(?)の小説講義と論文執筆法も読もう〜( ´灬` )‪✿‬
  • 2026年9月21日
    「夫婦」不在社会
    村上春樹論だ、ということをインスタの誰かの投稿で知り、これは読むしかないなと思って読んだ。晴一さんの歌詞が好きで、晴一さんは村上春樹からの影響を受けており、でもわたしはあまり村上春樹のほうにはハマれておらず、それはなぜかということを知りたいというのがいちばんにあって、かなり不純な(?)動機だけど、でも読んでよかったな〜と思った。だからわたしは村上春樹にハマれてなかったんだな〜(カフカ以外)みたいなところが明確になり、なにか腑に落ちた気がする。 夫婦(パートナーシップ)という関係から読み解く村上春樹という観点もおもしろかったし、そこから時代性、労働と生活の関係に踏み込んでいくのがよかったなと思う。シンプルにねじまき鳥クロニクル、そんな話だったのか〜という気持ちもある、この補助線があればちょっともっかいくらいチャレンジしてみようかなという気持ち
  • 2026年9月19日
    とにかく、デモ!
    とにかく、デモ!
    韓国あちこちでめちゃくちゃデモしてる、すごい、なにより著者の、チョン・ボラさんの「行けるデモには全部行く」という覚悟が(それは明記されてないけど、読んでいるとヒシヒシと感じる)めちゃくちゃカッコ良くてすごいなと思った。香港のひとが韓国でデモするときに韓国では路上で声を張り上げていても逮捕されないんだ、ってなっている描写のところが印象的だった、日本もまだ辛うじて大丈夫な方にいるから、だからずっとこのまま大丈夫なままであってほしい、大丈夫なままにしていくぞ、と思う。ひとつひとつのデモの背景にあるものがズシリと重くのしかかって、でも、暗いだけじゃない、そのなかでうまれる連帯とか、ちょっとしたやりとりとかが軽やかで、なんかそれが、「ああいいな」って思った。そしてそういうのにホロっとしてしまう。「負けないこと」の大切さ、「小さな勝利」の大切さ、「みんなこうして連帯してきた」と繋がっているな、と感じられるところがたくさんあった。 チョン・ボラさんによる本文の最後が、「ユートピアに向かって同志たちと一緒に進む方法は、実はさまざまなのだろう。わたしはデモに出て同志たちに直接会って、実際に地面を踏みしめて一緒に行進するのが好きだ。文字どおり歩くたびに一歩ずつ、もう少しよい世の中に近づけそうな気がする。疲れて大変でも、わたしたちはよりよい世界のためにともに進む。」とあって、その最後の最後に「闘争。」と書かれているのがバチバチにカッコ良い、そのあとの訳者のあとがきで吉良さんが「連帯」と応答しているのもめちゃくちゃ良くて、力強い。
  • 2026年9月18日
    檸檬
    檸檬
    死が常に近くにある人の文章、自殺願望とかそういうのではなく、梶井自身が常に病とともにあり、それを内包した自分の、ただただ生活を積み重ねた先にある死を見つめていたんだなと思う。きめ細やかな文章。派手派手しいところがなくて、でも肌触りがなめらかで、心地よくて、澄んでいてきれい、桜の樹の下には、で特にそれを感じたけれど、いちばん好きなのは「冬の蠅」
  • 2026年9月12日
    ほんとうのことを書く練習
    雑記帳をつけていて、そこに読んだ本や、ドラマ、ポルノグラフィティに関することは毎日何かしら書いているものの、日記を日記として書くことを最近またサボってしまっているな、と思った。この本だけではなく、書くこと、について記してある本を読むと、迷走してしまいそうになっていた自分の中の、書く、ということについて、こっちだよ、と軌道修正してもらっているような気持ちになる。「誰にも見せない文章を書くことの意味」みたいなことはたぶんもう、書く、ことに関わるひとなら薄ら分かっているような気がするけれど、そこから一歩踏み込んで、ではどうして誰にも見せない文章なのに書くことが(本当はあるのに)何もないと思うのか、ということについても触れられており、そこが良かった。書くことについて迷子になったら、またここに立ち返ってこよう、と思える。 ほんとうのこと、だけがぎゅっと詰まった、大事な本です。
  • 2026年9月10日
    天皇と人権 戦前戦後を貫く「日本的歪み」の正体
    「らんたん」を読んだ時に、道さんのキリスト教徒でありながらもあわせもたれている特有の天皇観のひずみみたいなものを感じて(終盤)、このひずみはどうしてうまれたんだろう?というのが疑問だった。その原因がこの本を読んで分かった。 程度の差はあるにせよ日本人全員が抱えている疾患だなと思った。当然これはわたしにもあって、おそらく治らない、治せない。でも自分にこういう疾患があるということ、それを知っているだけでも気をつけられることは今までよりたくさんある。天皇型人権というもののメカニズムを知れてよかった、どういう理屈で出来上がったかということ、欧米型との違い、暴走するときの条件、そういうことを知れてよかった。 人権だけではなく、抵抗権、というものを意識することが重要、ということも書かれてあって、これが、リーガルビートで泰地くんの言っていた、平等より公平、というところとも繋がってくるのかな、と思った。
  • 2026年9月6日
    ゴシックと身体──想像力と解放の英文学
    ゴシックのテーマのひとつに「家父長制からの脱却」という視点があるという論点がおもしろかった。とくに8章の「カーミラ」についてのところ、ハリス版のカーミラ、観てみたくなった。
  • 2026年9月3日
    母性のディストピア 2
    よかった、本当は、世界を物語化せずに情報の束として見つめ直すこととか、インターネットの時代における個人と世界の健全な(?)接続の仕方についてとか、そちらの方が主題なんだけど(たぶん)、でも、思春期のときにすごく好きなものができて、影響をうけたひとがいて、そのあとを追いかけていたから(?)(足跡をたどっていたから)、いまじぶんはこの場所にたっている、そういうことを、こういう形にできることがすごいなぁって、いいなぁって思ってしまったな、すごい脇道にそれた感想だと思うけど、そこに圧倒されてしまった。いいなぁ、わたしも、自分の好きなものにたいして、こういうふうに語れる言葉を持ちたいなぁって思ってしまう。あぁ〜、いいなぁ、噛み締めてる、こういう本で、こんな噛み締めるかんじになることあるんだなぁ、ええ〜いいなぁほんとに、こういうふうに語れるようになりたいです
  • 2026年8月30日
    母性のディストピア 1
    発動篇を読んだらちゃんとまとめたいと思っているけど、とても面白い。interestingという意味で。ガンダムのことをわたしは何も知らないのに、ガンダムの章をいちばん面白いと思った。やっぱり熱量って伝わるんだなという感じだ。ジブリとガンダムの相対性とか、めちゃくちゃ面白かったし、はじめに戦後55年体制と憲法九条について書かれてあって、それが、全体にリンクしていて、すごかった。 あと批評のやり方としてすごく勉強になる。こうやるんだなぁ、というかんじだ。 それから、好きだからこそちゃんとまっとうに批評する、批判するってすごい大事だよな、と思いつつ、発動篇にはいります。
  • 2026年8月25日
    憲法と平和を問いなおす
    改憲について「自衛隊を明記する」という論点にされると、その後ろにある、なにかもっと漠然とした大きいものが矮小化されてしまっているような、モヤモヤがわたしのなかであったけど、この本を読んでそのモヤモヤが何なのか、見えたかなという気持ちになれた。憲法九条に関することだけではなく、憲法というもの、立憲主義というものはどういうものなのかを、まだまだ大雑把ではあるけど、知れてよかったなと思う。天皇制についても少しだけ触れられていてよかった。終章の「憲法は何を教えてくれないか」がとてもよかった。 「根底的な価値観の対立を公の領域に引きずり込もうとしたり、大きなリスクをともなう防衛の問題について、目先の短期的考慮で勇み足をしないように、憲法は人為的な仕切りを設けようとする。引かれた線が「自然」な線に見えないという指摘は、反論にならない。憲法が扱うさまざまな線のなかに「自然」な線などどこにもないからである。「自然」な線ではないからこそ、いったん後退を始めると、踏みとどまるべきところはどこにもない。」
  • 2026年8月22日
    小説読解入門
    小説読解入門
    晴一さんの歌詞の読み解きの参考にしたいなと思って読んだ。廣野先生の書き方がうまいせいか本の題材になっている『ミドルマーチ』がむちゃくちゃ面白そう、廣野先生訳のやつ読みたくなった。 本はどんな読み方してもいいと思ってるけど、わたしはやっぱりこういうことを頭に入れて読むと、普段は読み流してしまう細かいところとか、テクニカルなところとか、そういうところにも注目できる楽しみが増えるなと思って、そういうの好きだから、読んで、知れてよかった。技法編と読解編に分かれていて、技法編の章立て、ポリフォニー、象徴性、みたいなところとか、読解編は歌詞の読み解きにも応用できそう。
  • 2026年8月14日
    若者の戦争と政治
    若者の戦争と政治
    『らんたん』の自分たちより下の世代はきっと自分たちよりも賢いはずだ、という言葉を実感する。アンケートに答えるという時点で、フィルターバブルなのかもしれないけれど、それでも、みんなちゃんと政治家達の欺瞞を見抜いている、学校で自分たちが「教えられなかったこと」(隠されてきたこと、加害の歴史)について自覚的ですごいなと思った。その年齢だったわたしより、ずっとずっと聡明で賢い。「私たちに必要なのは修正ではなく反省なのではないか」という言葉をとても力強く感じた。最後に載っている武田砂鉄さんのコラムもとても良かったです。
  • 2026年8月12日
    さみしくてごめん
    この本の印税が「核兵器をなくす日本」という取り組みに寄付されることを知り購入。永井さんの文章がすきだから多分こういうことじゃなくても買ってたけど、知ってから「絶対に手に入れる」と思った。こういう形で、核廃絶の1歩にほんのささやかでも参加できることがうれしい。 永井さんのまなざしが好きだなあと思う。 受け身であるということは、ともすれば、主体性がない、と捉えられてしまいかねなくて、でも一概にそういうわけでもないんだよな、と気付かされる。自分がみているものに目を凝らすこと、誰かの声に耳を澄ませること、誰かの口からぽろりと溢れた問いを受け止めて、そこから一緒に考えること、そういうささやかな営みを、自分も大切にしていきたいなと思った。
  • 2026年8月11日
    なぜあなたの感想はふつうなのか
    作品を批評するための方法論みたいなところはこのところは三宅(香帆)さんの独壇場なのかな〜と思っていたけど、違った、おもしろかった。三宅さんのものは「書く」ことへのハードルを下げてくれている(わたしはあなたの感想が知りたいんですetc)と感じるけど、この本はそこからもう一歩踏み込んで、自分ならではの視点を持つにはどうすれば良いのか、という方法論を開示してくれていた、あとそこに絡めて「今」という時代への批評がされた上で、ここに書いたのはそこにあるものに完全に呑まれないためのものですよ、と教えてくれていてよかった。「一年間最新作に触れなくても良い」という論点が読んでいて1番おもしろかった、Y2Kリスナーなので、やはり柚木先生の言っていたことを思い出す…同じ俳優さん縛りで作品を追ってみるとかも。 まだテレビが主流だった時代に特に観ようとおもってないけどついてるからとりあえず観ておくか、みたいなテンションでぽけ〜っとドラマとか映画とかをただなんとなく受け止めている時間てけっこう大事な時間だったんだよな、とあらためて思うなどしました。いまはそれが難しいから意識的にこういうことをする、というのが大事なのか。読書会と創作会たのしそうでいいなぁ。 考察ドラマのところで、本の中では話の俎上にあげられていなかったけど、良いこと悪いことのタイトルがわたしの頭の中でぜんぜん出てこなくて、ずっとアゲハ蝶のドラマ、としか浮かんでこなくてもどかしかった…笑
  • 2026年8月10日
    南京事件 新版
    南京事件 新版
    ひどい、おぞましい、むごたらしい、人の心がない、どんな言葉もこの記録を前にすると生ぬるいもののように思える。こんなに、徹底的に人の尊厳が蔑ろにされることがあるのか、おなじ人間に、こんな仕打ちができるのか、と思って、息が上手くできなくなった。強姦、輪姦、陵辱、という言葉がこれでもかというほど出てくる、ほんとうに、毎ページごと、数行ごとくらいに出てくる、最低、という言葉では足らなさすぎる、鬼畜、というのはこういうことを言うんだと思った、ありえなくて、おぞましすぎて、異常すぎる、こわくて、こわい、と思ったあとにはふつふつと「ゆるせない」という気持ちがわいてきた。 ゆるせない、ゆるせるはずがない、こんな所業、ゆるしていいわけがない、なかったことになんかしていいわけがない。 憲法九条は、こういうことを金輪際一切しません、ということなんじゃないのかと思う。 九条まもれ、がお花畑だ、という言葉を見るけど、この本を読んで思うことは、いったいどっちがお花畑なんだということだ。こんな、人権後進国で、夫婦別姓や同性婚ですら未だ法的に認められていない国で、自然災害が起こったときですら、自分たちの体裁を取り繕うことしか考えていないような政権で、何を言っているんだと思う。 自分たちの自尊心や功名心のためだけに現場にノルマだけ課して、ケアもサポートもしなかった当時の軍のトップと、いまの政権と、なにが違うのか、と思う。トップの意識がこんななのに、軍なんて絶対に持つべきではない、と強く思った。そんなことより人権意識の底上げのほうが何よりも先だろうと思う。話はそれからだし、やっぱりもっと加害の歴史を知らないといけないなと思う。81年も経って、なにが南京否定派なんだよと思う。81年、という時間的な距離ができた(空いた)のだから、だからこそ、冷静に客観的に見れるはずなんだから、ちゃんとそういうのを調べて開示していってほしい、それをしないでただただなんか「もういいんじゃないか」みたいな議論にするのは絶対に違うと思う。 護憲だ、というひとにも、改憲するべきだ、というひとにも、いいからこれを読んで、と言いたいなと思った。
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