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さおり
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@prn990908
本が好き/欲しい本のリスト化・読んだ本・読んでる本の記録がしたくて登録しました/ そのほか:ドラマ倶楽部男女バディ部門所属/大切なことはすべてポルノグラフィティが教えてくれた/
  • 2025年8月26日
    本はどう読むか
    本はどう読むか
  • 2025年8月26日
    愛の断想/日々の断想
    愛の断想/日々の断想
  • 2025年8月23日
    論文の書き方
    論文の書き方
    名著…これはそりゃずっと読み継がれるよなと思った.「舟を編む」というドラマを完走したタイミングでこの本を読めて良かったなと思う.今きっと皆が何かしら文章を毎日書いてそれを読んで読まれる時代になっているのだと思う.言葉を扱うということ、文章を書くということ、それに真摯であれ、と語りかけてくれる本だった.炎上商法、デマ、誹謗中傷、そういった目的で使われる言葉や文章が氾濫している今だからこそ、ここに記してあることを大事にしていきたいなと思う.「無闇に烈しい言葉を用いると、言葉が相手の心の内部に入り込む前に爆発してしまう。言葉は相手の心の内部へ静かに入って、爆発を遂げた方がよいのである。」とかめちゃくちゃカッコイイなと思ったしあと「著者の身代わりになって表現出来るほどにマスターした書物や論文であってこそ、本当の批判を加えることが出来るのである。」にも痺れた、心に刻んでおきたい.
  • 2025年8月19日
    独断と偏見
    独断と偏見
    本屋さんでまえがきを読んだときに「あなたの言葉を1冊の本にしてお守りとしてもっていたい」と編集者の人に言わしめる言葉ってどんな言葉なんだろうな、と気になったから買ってしまった.客観性がずば抜けている.色んな視点を持っていてそれを自在に切り替えられるんだろうなと思ったし非常に冷静にどう自分を切り取ってみせるか、という判断をしているんだな、という印象を受けました.あと自分の中に確固たるバランス感覚と距離感がありそれがこの本の中の言葉から感じたしなやかさにも繋がっていっているんだろうな、と感じました.ところどころで森博嗣先生の言葉を思い出したりもし、まさかこの本を読んでいて思い出すなんて…となったりもしました.
  • 2025年8月17日
    ソーンダーズ先生の小説教室 ロシア文学に学ぶ書くこと、読むこと、生きること
    読んだ〜‼️とりあえず読み切ったことへの達成感が凄い.中がくり抜いて秘密の鍵が埋めてあるとかじゃなくて全部が紛うことなき文章、文章で埋まっています.短編がまるごと7篇引用されているというのもあるがそれより何より読み解きがとても濃く読み応えがある. 最後に収められている「壺のアリョーシャ」10ページしかないのに叩きのめされた(虐待に次ぐ虐待で本当に短い話なのに「ヤメロ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️😭😭😭😭😭」と何回も思った…)のと最後の段落の解釈がわたしが受けとったものとは全く違っておりやはりひとの解釈(それもプロのもの)を読めるのはありがたい…となった.「おわりに」に書いてあることは希望であり祈りであると思う、読書を純粋に楽しめる自分でいたいと思った.
  • 2025年8月16日
    批評の教室
    批評の教室
    好きな作品のことを語る言葉を見つける方法が知りたくて読んだ.そういう方法や批評のテクニックも読んでいてとても参考になるなと思ったけど、大事にしたいなと思ったのは好きな作品のなかでも納得出来ないところはあってもいいしそこに蓋をしなくても良いしその逆もある.大事にするべきというか起点にするべきなのはその作品を前にしたときの自分の素直な気持ちであるんだろうなということとその作品に対する誠実さなんだろうなと思った.
  • 2025年8月15日
    論理的思考とは何か
    ご多分にもれず、アメリカ型のものを「論理的な書き方の典型」であると思っていたけど、そうではなく「論理性というものはその国ごとに変わる」という視点を知れたところがとても良かった.日本型のものは感想文(笑)みたいに自虐的であったり揶揄される対象になったりすることが多い印象があるけれど、ちゃんと目的と理想を設定して感想文というものが枠組みに入れられていることを知れて良かった.ただ本来「正解がない」とされているものだったのに書く側が読む側のことを意識しすぎるあまり「正解」のようなものを模索しすぎているんじゃないか、それが日本型の感想文の問題なのではないか、と思った.フランス型とイラン型のものはこの本で初めて知ったけど、アメリカ型のものだけではなくこのフランスとイランの書き方も学校の授業で触れるようにしたら良いのでは?と思ってしまった.わたしは特にフランス型の「常に問い続ける姿勢」が良いな、と思ったしこういう書き方にも触れることで日本型の感想文を書く時に「周りの目を意識しすぎない」で書くことができるようになるのでは?と思った.
  • 2025年8月13日
    フェイクニュースを哲学する
    「わたしたちはある程度操作されている情報を目にしているのかもしれない」と頭の片隅に置いておくことが大事なんだろうな、と思った.それは発信する人の考え方や受け取る側のバイアス、知らず知らずのうちにかかっているフィルターバブルやエコーチェーンバーであったりすると思う.昔読んだ森博嗣先生の何かの新書のなかで「『情報』とは既に死んでいるものである」という言葉を強く意識した.マスメディアとネットとの違いとそこにかかってくるバイアスの違い、そして陰謀論を信じてはいけないのか?という論点が特に面白く、これからは「吟味する力」を磨いていかないといけないんだろうな、と感じた.
  • 2025年8月12日
    パズルと天気
    パズルと天気
    「透明ポーラーベア」という短編に再会できて嬉しかった.「ILOVE YOU」というアンソロジーに収録されておりそのときに読んでとても好きだなと思ったことは覚えていてでもその本を何かのタイミングで手放してしまって伊坂先生の単行本に再録されることもなく、みたいな感じだったので…最初に読んだのは高校生のときでそのときは「過去の愛に思いを馳せる話」みたいに思っていたところもあるけど今読み直すと「全然違ったんだな」と思った.これは私が歳を重ねたからでもあると思う、でもこういう風に思えるなら歳を重ねるの、全然悪くない、と思った.べつに持続しなくても良いから、そのとき限りのものでも良いから、偶然居合わせただけの人に対してでも目の前にいる人の「幸せ」を願えたのならそれはもう「I LOVE YOU」といえるのではないか、そんなふうに思えた. 収録されている短編すべてに、というわけではないけれど伊坂作品にあるゆるやかなクロスオーバーがあって、それも嬉しかった、クロスオーバーの醍醐味を私に最初に教えてくれたのも伊坂作品なので…
  • 2025年8月11日
    はじめての哲学
    入門書の入門書みたいな感じだったと思うけど、哲学とはどういう学問であるのかということをその本質を伝えてくれる本だと思う.ジュニア新書を読むのは2冊目だけど「良いな…」と思った.こう細かく説明しようと思えばいくらでもできるところを「これだけは」というところに絞ってそこを丁寧に説明してくれているところがありがたいなと思う.ジュニア新書良い、いろんなジャンルのジュニア新書読んでいきたい.
  • 2025年8月8日
    恋できみが死なない理由
    好きなものやひとのことを分かりたいと思う.でも分からないままでも分からないまま好きでも大丈夫なんだ、と最果タヒさんの言葉を読んでいるといつも思う.言葉のなかで一番「詩」が絵に近いとわたしは思っていて、それは例えば何がそこに描いてあるのかを捉えきれなかったとしても「わたしのなかにこんな形をしたものがあったんだな」という発見があるからで、そのときの感覚がわたしのなかでは絵を見ているときの感覚とほとんど同じだからです.今回も書いてあることの全部をわたしは分かったわけではないけれど、わたしのなかにあるものの輪郭が鮮やかに感じられて、それが嬉しいな、と思った.
  • 2025年8月3日
    寝ながら学べる構造主義
  • 2025年8月2日
    春琴抄改版
    春琴抄改版
    佐助、どうしようもなく「魅入られ」てしまったんだな…と思った.春琴は間違いなくヤバい女だけどそこに強烈に惹かれて、自分自身を犠牲にして、そしてそこに悦びを感じながら仕える佐助も確実にヤバく、「凄絶な師弟愛」というよりは「狂った信仰」のようなものを感じてしまった.とくに子どもまでつくっておきながら、春琴も佐助も体の関係を認めるのを拒否したり、2人がどうしても結婚に踏み切らなかった理由に佐助の春琴への禍々しいほどの「信仰」を見た.かなり歪ではあるけれど、2人の世界はそれで綺麗に完成していて、その歪さの描き方の引力がすごくて最後まで駆け抜けるように読んでしまった.
  • 2025年7月27日
    楽園の楽園
    楽園の楽園
    伊坂作品の寓話感というか現実から少しだけ浮いたところにある空気感がとても好きです.それでいてふと差し込まれるフレーズがグサッと刺さるものがある.大切なことほど軽やかに伝えるべきなんだ、という重力ピエロの言葉が今でもずっと頭の中にあるし、この「楽園の楽園」での「悲しみと後悔をいっしょくたにしないほうがいいし、不満と怒りは切り離したほうがいい」「気に入らない相手だとしても、憎んではいけない。厄介な相手も、敵とは限らない」という言葉はまるでもう「今」に向かって投げかけられているみたいだな、と思った.一番ハッとしたのは、「科学だけが、物語に対抗できた。でもそうすると今度は、物語を成立させるための、偽の科学が出てくる。これからはずっとその争いだろうね」というところです.
  • 2025年7月27日
    憲法読本
    憲法読本
    今の憲法が「みんな」を取りこぼさないようにするためにつくられたものである、というのがよくわかった.一つ一つの憲法についての解釈は私では理解が及んでいないんだろうなと思うところもあるし、抱える矛盾点などにも指摘されており、もちろん完璧ではないんだろうと思う.それでも私は今のこの憲法がちゃんと機能する社会になってほしいなと思ったし、そうできる政治をしてくれよ頼むから、と思った. 憲法についての解釈の本なのに、ときどき記された先生の「意思」みたいなもに触れられる文章があり、それがいちいちグッときて、読み終わったいま、とても胸があつくなっている.特定秘密保護法を悪法と言い切っているところ最高にカッコイイなと思ったし、とくに最後の「日本国憲法を国民の手に」という章は見開き2ページ分しかないのだけれど、そこに込められた想いがとても真摯で熱くて「国民は主権者です。憲法を実施させる役割をもっているのは国民です。憲法を身につけた主権者・国民の出番がきています。」というラストの一文にガツンとやられてしまった. 日本国憲法の制定の過程について「憲法についての考え方の転換が十分には行われなかった」「新しい原理をもった新憲法の誕生という市民改革の外形はあったものの憲法意識の転換は不充分で、市民改革の実体は欠けていた」と指摘されているところもあり、もしかして、「虎に翼」はそこを疑似体験させてくれていたのではないか、と思ったし、こういうところでエンターテインメントができることはまだまだあるんじゃないか、とも思った.
  • 2025年7月21日
    杉森くんを殺すには
    杉森くんを殺すには
    ヒロの抱えるどうしようもなさが少しずつ片鱗を見せるたびに胸が苦しくなった. できた傷は、抱えていくしかない、なかったことにはどうしてももうできないなら、ちょっとくらい甘えたっていいんだ、ぐずぐず悩んで、立ち止まってもいいんだ、絶妙なバランスの語り口で暗い印象は全然ないのに、切なさがじんわり染みてくる、それでいて読んだあとは胸の奥に光が灯るような作品だった.
  • 2025年7月21日
    知性について
    ゆっくりとこちらと目線を合わせて語りかけてくれるような文章が(Q&Aだから当たり前かもしれないけど)じんわりしみる。 日々の生活を大事にしつつ、自分なりに思索を続けていこうと思った。 知性はその機能の良否を他人と競うものじゃなくて、みんなで持ち寄って、みんなで使うものです。という言葉を心に刻んでおこうと思う。
  • 2025年7月6日
    ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる
    きっとどの物語にも「ケア」は描かれていてこれまではそこに光が当てられていなかっただけなんだと思う.そしてその物語のケアが実を結ばれたと思えるときにわたしはジーンとしたりなにか温かいものがこみあげてくるのを感じていたんだろうなと思ったしそれが(物語のなかではあえて)無視されたりもしくは裏切られたりしたときに、悲しくなったり寂しさを覚えていたりしたんだろうと思う.とりあげられているどの物語についての視点もその作品への敬意に満ちていて「伝えたい」という気持ちが伝わってきて、とてもアツい本だった.
  • 2025年6月28日
    シンデレラはどこへ行ったのか
    赤毛のアンの内容をさらっているところで、知ってる話のはずなのに改めてあらすじだけでも読むとなんだかじんわり泣いてしまった…「木曜日の子どもたち」という物語をわたしは知らなかったけど内容を知って「胸アツ…」となった.「ジェイン・エア」が当時もたらした新しさや可能性の評価をしつつそれが持つ「危うさ」についても触れているところが誠実で良いなと思う. つい先日100分de名著の「侍女の物語」「誓願」の特集をみていて、その物語のなかで禁書とされている本のなかに「ジェイン・エア」があることにニヤリとしていたけど、「ジェイン・エア」がイギリスではそこまでウケなくてアメリカやカナダで受け入れられて、少女小説の発展に一躍買った、みたいなことを知ると、いまアメリカで「侍女の物語」と「誓願」が発禁扱いになっていることがすごく皮肉というか薄ら怖い気もするなと思った. あと心に刻んでおこうと思ったのは「文学は影響力が大きいからこそ素晴らしい。しかし影響を受けている自分を客観的に引き離して見ることが出来なければそれはあらぬ方向へと引っ張っていく呪縛ともなりかねないし逆に、たんにノスタルジーに浸って愛好するだけの消費の対象に成り下がって終わることもあるだろう。その結果当の文学作品を正当に評価することができなくなるのは、実に残念なことである」という言葉、ひとつの作品に触れるときに忘れずにいたいなと思う.
  • 2025年6月23日
    政治哲学講義
    政治哲学講義
    副題に「悪さ加減をどう選ぶか」とあり、そのタイトルの通り、テーマは大なり小なり常に「犠牲」が伴うものばかりだった.専門的な言葉も出てくるけどその度に注釈がつくのでそこまで躓かずに済んだ.あと議題がどれも興味をひかれるものばかりだったので、そこまで気にせずにすんだのかも.「トロリー問題」に出てくる5人か1人かというところで、どうして5人を救う選択をする人が多いのか、というところを深堀してくれている文章にわたしはこの本で初めて出会ったのでそこがうれしかったしなるほど、と思った.それを少しアレンジしたときに出てくる別の葛藤などにも触れられていて、そこも面白いなと感じたし「ジェリビー夫人の望遠鏡的博愛」や「ローン・サバイバーの葛藤」はかなり「今」と関連してくるところだと思ったし、ずっと考え続けていかなければいけないテーマだなと思った.そしてここでも参考文献にキャロル・ギリガンの著書があがっており「ケア」の大切さみたいなものを感じた.
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