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さおり
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@prn990908
本が好き/欲しい本のリスト化・読んだ本・読んでる本の記録がしたくて登録しました/ そのほか:ドラマ倶楽部男女バディ部門所属/大切なことはすべてポルノグラフィティが教えてくれた/
  • 2025年7月6日
    ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる
    きっとどの物語にも「ケア」は描かれていてこれまではそこに光が当てられていなかっただけなんだと思う.そしてその物語のケアが実を結ばれたと思えるときにわたしはジーンとしたりなにか温かいものがこみあげてくるのを感じていたんだろうなと思ったしそれが(物語のなかではあえて)無視されたりもしくは裏切られたりしたときに、悲しくなったり寂しさを覚えていたりしたんだろうと思う.とりあげられているどの物語についての視点もその作品への敬意に満ちていて「伝えたい」という気持ちが伝わってきて、とてもアツい本だった.
  • 2025年6月28日
    シンデレラはどこへ行ったのか
    赤毛のアンの内容をさらっているところで、知ってる話のはずなのに改めてあらすじだけでも読むとなんだかじんわり泣いてしまった…「木曜日の子どもたち」という物語をわたしは知らなかったけど内容を知って「胸アツ…」となった.「ジェイン・エア」が当時もたらした新しさや可能性の評価をしつつそれが持つ「危うさ」についても触れているところが誠実で良いなと思う. つい先日100分de名著の「侍女の物語」「誓願」の特集をみていて、その物語のなかで禁書とされている本のなかに「ジェイン・エア」があることにニヤリとしていたけど、「ジェイン・エア」がイギリスではそこまでウケなくてアメリカやカナダで受け入れられて、少女小説の発展に一躍買った、みたいなことを知ると、いまアメリカで「侍女の物語」と「誓願」が発禁扱いになっていることがすごく皮肉というか薄ら怖い気もするなと思った. あと心に刻んでおこうと思ったのは「文学は影響力が大きいからこそ素晴らしい。しかし影響を受けている自分を客観的に引き離して見ることが出来なければそれはあらぬ方向へと引っ張っていく呪縛ともなりかねないし逆に、たんにノスタルジーに浸って愛好するだけの消費の対象に成り下がって終わることもあるだろう。その結果当の文学作品を正当に評価することができなくなるのは、実に残念なことである」という言葉、ひとつの作品に触れるときに忘れずにいたいなと思う.
  • 2025年6月23日
    政治哲学講義
    政治哲学講義
    副題に「悪さ加減をどう選ぶか」とあり、そのタイトルの通り、テーマは大なり小なり常に「犠牲」が伴うものばかりだった.専門的な言葉も出てくるけどその度に注釈がつくのでそこまで躓かずに済んだ.あと議題がどれも興味をひかれるものばかりだったので、そこまで気にせずにすんだのかも.「トロリー問題」に出てくる5人か1人かというところで、どうして5人を救う選択をする人が多いのか、というところを深堀してくれている文章にわたしはこの本で初めて出会ったのでそこがうれしかったしなるほど、と思った.それを少しアレンジしたときに出てくる別の葛藤などにも触れられていて、そこも面白いなと感じたし「ジェリビー夫人の望遠鏡的博愛」や「ローン・サバイバーの葛藤」はかなり「今」と関連してくるところだと思ったし、ずっと考え続けていかなければいけないテーマだなと思った.そしてここでも参考文献にキャロル・ギリガンの著書があがっており「ケア」の大切さみたいなものを感じた.
  • 2025年6月22日
    ケアの倫理とエンパワメント
    ネガティヴ・ケイパビリティ、多孔的な自己、など刺さる言葉がたくさんあった、自分とは違うひとのことを慮るということ、水平な目線を持つということが、「今」とても大事なことなんだよなと痛感する.すぐに白黒つけてしまうことのほうが楽でスッキリするのはよく分かるけど(わたしもそんな風に思ってしまうことがよくあるし)、「グレイゾーンであることをそのまま受け入れる」ということがきっと鍵になってくるし、個人的にも大切にしたいなと思った.
  • 2025年6月18日
    ケアと編集
    ケアと編集
    ポジティブに受動的であること、変化を柔らかに受け止めること、にげてもいいよ、とりあえず「今」楽にしてあげること、そういうことを優しく語りかけてくれる本だった.読み終えていま、なんだかすごくほっとしている自分がいます.
  • 2025年6月14日
    細雪 下(1)
    細雪 下(1)
    日常のドタバタを描くだけでここまで書けるんだすごい…という印象.ひとりひとりの人の描き分けが細かくて登場人物一覧とかないのに久しぶりにチラッと出てきたひとでも「ああ、あの人か…」となるからすごいなと思った、時代によって好かれる四姉妹の人物像も変わってくるんだろうな〜と思う.いまだったら結構こいさんが好きってなるひといるんじゃないかなと思う.こいさんのしぶとさ私は好きですし四姉妹とも憎めないところがあるの良いねって思ったけど終盤で赤子を死産してしまうところだけがちょっとキツかったな…そんな報いはいらんねんと思っちゃった.
  • 2025年6月8日
    細雪 中(1)
    細雪 中(1)
    女の人が着飾ってキャッキャしてるの見るん好きやったんやろうな…というのがひしひし伝わってくる.女同士の仲良いというかそういう機微みたいな描写はふんだんにあるのにそれに比べると逆に男の描写が少ないというかあんまり良い描かれ方をされていないというか目に見えて『王子様』みたいなひとがいないのが私は好きで、なんというかあからさますぎてちょっとふふ…となった、好きです、あとこれは文章の好みとかたぶん相性のところになってくると思うけどすごいスルスル読めるんだよなやっぱり……
  • 2025年6月1日
    細雪 上(1)
    細雪 上(1)
    雪子、めんどうくさいひとだ…と思うのに文章がするすると入ってきてめちゃくちゃ読みやすかった.ひとりひとりの描き分けというか、分かりやすい裏表みたいなのはない、ただ日常の話なのに多面性みたいなものがちゃんと伝わってきてなんか凄いな…と思った.幸子さんと貞之助さんがノートにサラッと歌を書いてやりとりするところオシャレ…と思った、このふたりが仲良さそうなのが良いなと思う.
  • 2025年5月24日
    AIに書けない文章を書く
    読み終わって「文章」を書きた〜い!ってなっている、痛烈に.🌈創作で曲がりなりにもそれなりの量を書いてきたしここに書いてあることを意識したり感じながらやってきたつもりではいるけど「やっぱりそこが大事ですよね…」となるところばかりだった.「人が文章を書くとはどういうことか」「どのようにして書くのか」そして「言語化とはどういうことなのか」を明瞭に示してくれていて、もっと「わたしの文章」というものを突き詰めていきたいなと思った.
  • 2025年5月23日
    ケアの倫理
    ケアの倫理
    バイアスは誰にでもあり無意識のバイアスにはかなり気付きにくいということ.(それはきっとわたしにもある)それを顕在化されることがとても大事なことなんだなと思った.ケアと政治が深く関係していることもこの本を読んで初めて知った.多岐にわたる内容で理解が足りてないところもあるからこれからまた色んな本を読んでまたこの本にもどってきたときに「そういうことか〜!」と思えるようになりたい.
  • 2025年5月18日
    生きづらい明治社会
    「はじめに」と「あとがき」に添えられたメッセージが優しくて胸がギュッとなった.そのあとの「岩波ジュニア新書の発足に際して」にも泣いてしまいそうになる.当時書かれたルポルタージュの引用や内容に触れる際に当時はこういうバイアスが存在しておりそのうえでこういう書き方をされているから注意して読まなくてはいけない、みたいなことをちゃんと書いてくれているのなんというかありがたいな…と思った.読み進めていて、なんかここに記されていることは現代におきかえても「ガワ」が精巧になっているだけで今もそんなに変わってないんじゃないのかとか特に騒擾とか場所がネットに変わっただけとちゃうんか…と思った.近代史、最近勉強(というか新書を読んでいるだけですが…)をはじめたばかりでまだ全然だけどそれでも「この政府のこの(当時は評価されてなかったり酷評されていた)政策は今ならもしかしたらもっと評価されたのでは」と思うところがあったりして、それは今までのことを「知って」いるからこそなんだなと思ったし、この本でまたひとつ「知る」ことができたから、いま起きているいろいろなことを、冷静に見つめる目を常に持っていたいなと思った.
  • 2025年5月12日
    読まれる覚悟
    読まれる覚悟
    1日で読み終わってしまった😭優しさと誠実さの塊みたいな本だったよ…読まれる覚悟だけではなく「見(観)られる」覚悟だし聴かれる覚悟だよ…😭消費させてもらっている側としてはなんかもう「そうですよね…そうですよね…すみません、ほんとうにすみません、お目こぼし頂きほんとうにありがとうございます、ごめんなさい!ごめんなさい!」みたいな気持ちになった.最前線にいる先生がこんなふうに誠実に向き合ってくれているのだから、こちらも最大級の誠実さを持ってありがとうを伝えたいと思っちゃうな…「ファンダムと共に生きる」は「推し」がいるひとみんなに届けは良いなと思った…
  • 2025年5月6日
    あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語
    ラストマイルを見た時にパッと思い浮かべたものが「獣になれない私たち」だったのでこの本の中でそのことについて触れられているのを読んで嬉しかった.ここで取り上げられているドラマを私は全部観ていたわけではないけど観ていたドラマに関しては「わたしも観てた〜!そこ好きだった!」と思ったり観ていなかったり、途中で観なくなってしまったりしたものも勿論あったんだけどそういう作品も「そのドラマを好きな(思い入れを持っている)人」の文章を読むとなんかこうグッとくるものがあるなと思った.(妖怪シェアハウスがそうだった)「虎に翼」の特集のところで花岡くんについて触れられているところと憲法14条について触れられているところを読んで涙ぐんでしまった… とくに、このドラマとそのドラマのこういうところに関連性を見出すんだ!みたいな筆者のひとの独自の目線や感じ方を知れることが読んでいて楽しかったし嬉しかった.
  • 2025年5月3日
    権利のための闘争
    権利のための闘争
  • 2025年5月3日
    檜垣澤家の炎上(新潮文庫)
    読み終わった〜!めちゃくちゃ面白かった!野心のあるそして頭のキレて強かなヒロインがとても良い.これをいつか朝ドラにしてほしいと思う.明るくて清廉潔白でみたいなヒロインだけじゃなくてこういうヒロインが朝ドラにいたっていいだろと思うし、ヒロインと運命的に出会って唯一無二の仲になるひとが年上の男性ではなくて同い年の女の子っていうところがめちゃくちゃ良い、ヒロインだけじゃなくて出てくる女達がみんな腹に一物持ってるけどなんていうかこう「おまえが気に食わないから叩きのめす」みたいな感じではなくて自分の利のためにちょっと気に食わんけど手ぇ組んどくか…みたいなかんじでやりあってる感じが最高、大好き、あとヒロインのすきな小説が吉屋信子の花物語というところが本当に最高. オーシャンズ8とジョーカーゲーム(小説のほう)すきなひとはきっと好きになれると思う. あと祝左右馬みたいなひとおる.
  • 2025年5月2日
  • 2025年5月2日
    ユリイカ(2025 5(第57巻第6号))
    ユリイカ(2025 5(第57巻第6号))
  • 2025年4月30日
  • 2025年4月30日
    戦前昭和の社会 1926-1945
  • 2025年4月29日
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