突囲表演 (河出文庫)

2件の記録
- アマヤドリ@amayadori2024年12月25日読み終わった@ 自宅私は何を読まされているのか。この野次馬に加担しながら引き摺られてゆくのが楽しい。 でもこの文章のかんじ誰かに似ている気がする。60〜70年代に活躍した日本の作家の誰か。 - 読了。 ああでもない、こうでもない、またはああでもある、こうでもある、が熱を持って語られるほどにその的はぼんやりと、水のように逃げていく。近視を極めたような価値観がそれを発した本人にすぐさま覆されあさっての方向へ猛進する、そこに町の人々は踊らされ、自らを踊らせ、七転八倒する。 もうもうと立つ砂埃のむこうでX女史は変わらずに豆を煎るのだった。 全体的に破茶滅茶でよかった。