自由の命運 上

自由の命運 上
ダロン・アセモグル
ジェイムズAロビンソン
Daron Acemoglu
James A.Robinson
櫻井祐子
稲葉振一郎
早川書房
2020年1月23日
2件の記録
ペリー@periperiperry2025年12月31日読み終わった原題は、The Narrow Corridor(狭い回廊)。 個人の自由を大切にする社会は、非常に限られた条件すなわち「狭い回廊」の中にしか実現せず、回廊に入るのもそこに留まるのも容易ではない。 という主張を、国家と市民社会の2軸で見て、古今東西の社会について2軸それぞれの強さをプロットし、両者の強さの組み合わせを色々と分析するという方法論によって述べている。基本的にこの方法論と上記の主張はずっと一貫していて、その実証分析として色んな国を見ていきましょう、という本。 とにかく事例が豊富で分析も丁寧なのでボリュームは重いが、ベースが貫かれているから迷子にはならない。この方法論の妙を味わい、新たな分析の枠組みをゲットするのが王道の楽しみ方だと思うが、単純に歴史と現代社会の勉強としても読んでいて楽しかった。
