書店で、「性格の悪いあなたへ」という感じの文字だけのカバーで覆われた文庫本を見てからずっと気になっていた作品。 手に取った私は、きっと性格が悪いのだろう… だって、人の失敗談がずっと気になっていたのだから。 短編集かと思っていたので、失敗ケースがどんどん一つの物語になっていくのに驚いたし、とても面白かったです！！！ 読み進めるうちに、「んん？どういうことだ？」という状況が続いて、最後の最後に「うわー！そういうことなの…」となり、思わず驚いてしまいました。 この本に書かれている人の大体の失敗のきっかけが「ときめき」で、ひと時の輝きに心を奪われて判断を誤る人たちのお話でした。 読んでいて「こんなことないよ〜」と思いつつ、私自身も何かを決める時は後悔をしないほう、心が躍る方を選択してしまいがちなので「もしかしたら、私も…」とぞわぞわしてしまいました👀