もう明日が待っている

もう明日が待っている
もう明日が待っている
鈴木おさむ
文藝春秋
2024年3月27日
3件の記録
  • 久しぶりにオーディブルに入会したら偶然見つけて、ちょっと気になったので聞いてみた。 この本は小説ということなのでどこからどこまでが本当のことか定かではないけれど、この本に出てくる中居くんと、最近の騒動で目に入ってくる中居くんの人物像は180度ちがう。騒動の方だってどこからどこまでが本当のことなのか知る由もないけど、どちらも本当の姿だ、ということも実際に有り得るのだろうなと思った。 仕事では仲間想いで、頭の回転が速くて機転が効いて、人を楽しませることが好きで熱意とリーダーシップがあって。そういう人が一方では、女性に対する感覚が歪んでいて、自分の思い通りに相手を掌握したくて、人をモノのように扱う。 中居くんが実際どんな人なのかはもちろん知らないけれど、表の顔は嘘で、裏の顔が本性というより、どちらも本当で、倒錯したものが1人の人間の中で共存することだって有り得るのかも。 SMAPマネージャーの飯島さんの仕事っぷり、キムタクの結婚発表のエピソードは本当に痛快でカッコイイ。番組制作陣の面白いコンテンツを作るための並々ならぬ執念と力量もすごい。考え抜かれたプロの仕事で、誰にでも出来ることじゃない。 けれど、コンプラの概念もろくにないあの時代、スタッフも含め生存競争の激しいテレビ業界を華やかに勝ち抜いてきた人たち。それぞれの正義と悪意は紙一重で、長年のキャリアに後ろ暗いところの一切無い人なんていないのだろうな、などと考えてしまう。
  • 虫かご
    虫かご
    @mushikago8
    2025年3月13日
    結局、本人の言葉を待つしかないんだよ
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