あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々 (集英社文芸単行本)

あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々 (集英社文芸単行本)
あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々 (集英社文芸単行本)
寺尾紗穂
集英社
2017年8月9日
8件の記録
  • hikita chisato
    hikita chisato
    @hikitac
    2026年4月4日
  • Lusna
    Lusna
    @Estrella
    2026年3月28日
    「その階段の壁にぐるりと六人のパラオ人の証言の展示が続いていた。飛行場で働く朝鮮人や沖縄人労働者にお茶を用意していたところ空襲にあった人、ジャングルで食べ物が少なく、毒のある植物を二、三日毒抜きしては食用にして生き延びた人、アメリカの空襲で父親を失った人、兄は日本軍とともにニューギニアに送られ戦死、自らは飢え死にしていく朝鮮人を目撃した人、アメリカ兵に捕まったら残酷に殺されると信じていたが、日本軍にだまされていただけだと感じた人。そのどれにも和訳がついていなかった。しかし、重要なことばかりだと思った。」
  • Lusna
    Lusna
    @Estrella
    2026年3月28日
    「国境を越えて友情をはぐくまなければ、戦争の本当の愚かさなどわからないのかもしれない。味方が死んだ、家族が死んだ、あの国に攻撃された、そうした次元で戦争をとらえる限り、戦争は人によっては「必要悪」であり、あるいは二度と降りかかってほしくない天災のようなものにとどまってしまうのではないか。国籍や民族という違いを超えて人と人が信頼しあえたとき、初めて人は戦争について「私たちは何をしているのか」という、根本的な問いに辿り着けるのではないか。」 第二次世界大戦下で激戦地だった南洋で、飢えに苦しみ亡くなった兵士、食糧確保のために虐殺されそうになった島民。食糧を島民から奪う日本兵、傷病者の食事を奪う軍医、畑の芋を盗もうとした為に少年兵に射殺される兵士。いったい何のための戦争なのか。犬死も犬死。愛する夫や父や息子のこのような最期を遺族が知ったら何と思うのか。戦争は惨めだ。人間を変える。 「人を殺すためだけの道具を手に南の島に送られて、土地の生活や食の知識も持たないまま、飢えの果てに毒カタツムリを食べて、戦う前に死んでいった兵隊たち。ジャングル生活を生き抜く中で、久保少年は、鉄砲の無力と、戦争の無意味を強く感じたに違いない。」
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2026年3月3日
  • 齋藤美衣
    齋藤美衣
    @mie6262
    2026年3月3日
  • mariekko
    mariekko
    @mariekko
    2026年2月8日
  • 野手
    野手
    @wantspomera
    2026年1月9日
    ペリリューの参考文献
  • socotsu
    socotsu
    @shelf_soya
    2025年8月12日
    他の植民地化した土地と違って、パラオの人々から聞く当時の日本や日本人への印象はポジティブなものも多いが、相反するような感情がひとりの人の中に渦巻いている場合もあるし、そもそも話を聞かせてくれときた人に自分の思いをすべて話すわけではないだろう、というのはもっともだと思う。 近代美術館で見て好きだった『猫犬』の土方久功が中島敦と仲良しで「敦ちゃん」呼びしていることを『トンちゃんとの旅』の引用で知った。とんちゃん、と思わず心の中で呼ぶ。中島敦との心の距離が思いがけず縮まる本でもあった。 前作『南洋と私』は尾道の紙片で買って、そこで寺尾紗穂さんというシンガーソングライターのこと自体も知った記憶がある。
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