

socotsu
@shelf_soya
しずかなインターネットで書く日記のなかに読書記録を埋め込む
- 2026年7月20日
研修生多和田葉子読書メモドイツの書籍取次で研修生として働きながら、労働の中身より職場や職場以外で出会うさまざまな人たちとの一回きりの交流、友だちになった人と心が通じ合ったり離れたりする様子、コミュニケーションのあり方に注力した作品だけど、多和田葉子なので主人公が人間関係に悩んでいてもどこか一枚膜を隔てているような深刻ではない感覚。言葉はべったりともたれかかるものではなく霧のようなもの、というあのフレーズを思い出していた。 - 2026年7月20日
- 2026年7月19日
研修生多和田葉子読み終わった多和田葉子作品の意味の横滑り、頭がはまると本当におもしろくて興奮する。私も明日は偽物の自分として出勤しよう。 p448 生まれて初めて観たオペラがシェーンベルクの『ワルシャワの生き残り』だったことが偶然だったとは思えない。鮮烈なトランペットの叫びはそれから四十年以上の時間が経過した今もまだ耳の中で響いている。バイオリンの神経がわたしの神経系の奥に入り込み、人の苦しみよりも弦楽器の出す苦しみの音に強く呼応するシステムを育てていった。そして何より、テキストが歌われることなく、朗読されたことが印象に残った。時が流れ、いろいろなことがあっても、わたしもわたしの言葉を歌わないだろう。歌うことはなくても常に音楽と共にあるだろう。 - 2026年7月14日
工場(新潮文庫)小山田浩子読み終わった表題作が特に好き。 苔の研究をしていた大学院生が教授の推薦で工場の屋上緑化推進部署(新設・1人部署)に採用されるけど、のんびりやってくださいといわれてなにも仕事の方針を与えられず、工場内(ひとつの中規模の街ぐらいなんでも揃ってる)で苔の採取と工場内に住居がある家族のお子さん向けこけワークショップだけで15年くらい経ってしまったエピソード(長い)が理想の暮らしのような、ぜったいつきたくないポジションのような、なんともいえない味わいでくせになる。 - 2026年7月12日
小川洋子と読む 内田百間アンソロジー内田百閒,内田百間,小川洋子読み終わった運よく積んでいたので読んだ。もう内田百閒しか読めないとなってもよい、という小川洋子の気持ちを理解する。読むものに困ったら内田百閒を読むという選択肢が見つかる人生。 - 2026年7月11日
小川洋子と読む 内田百間アンソロジー内田百閒,内田百間,小川洋子読んでる内田百閒が宮城道雄に蝙蝠傘を持たせて、自分の握っている玉蜀黍をうまく擲り飛ばしてくださいというエピソードが含まれる話から始まるアンソロジー - 2026年7月10日
小川洋子と読む 内田百間アンソロジー内田百閒,内田百間,小川洋子読んでる - 2026年7月9日
庭小山田浩子読み終わった - 2026年7月9日
現代生活独習ノート津村記久子読み終わった日常から横滑りしていくSFっぽい短編(「現代生活手帖」)も混じっていて、その設定のなかで生活する人だったらこうするだろう、こう思うだろうというディテール、描写の積み重ねが巧みかつ肩の力が抜けていていい。「粗食インスタグラム」は食い意地が張っていてもこの人のようにもう何も考えたくない、という時もある、すごくわかる言い分、と思いながら読んで、着地まで好きだった。 - 2026年7月8日
穴小山田浩子読み終わった - 2026年7月7日
- 2026年7月5日
会話を哲学する三木那由他読み終わった - 2026年7月3日
少年が来るハン・ガン,井手俊作読み終わった心身の痛みを想起させるような描写が多く、非常にこたえる内容で、むずかしい言葉で書かれているわけではないのにゆっくりしか読めなかった。 "私は闘っています。日々一人で闘っています。生き残ったという、まだ生きているという恥と闘うのです。私が人間だという事実と闘うのです。死だけが予定を繰り上げてその事実から抜け出す唯一の道なのだという思いと闘っているのです。先生は、私と同じ人間である先生は、私にどんなふうに答えることができるのですか?" p.165 - 2026年6月24日
もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで荻原規子,酒井駒子読み終わった幼少期に読んだナルニアを歳を重ねるごと、折々に読み返してその度に違った感想を抱く、という体験をしてみたかった。児童文学好きを名乗りながら未読の人間。ファンタジー児童文学が自分の原点であることを思い出す本。 - 2026年6月20日
帰れない探偵柴崎友香読み終わったタイトルから想像していたより今書かれるべくして書かれたんだなということがまっすぐ伝わる作品で、それがいいという人もいることはわかるけど個人的にはそこまで好みではなかった。10年後くらいに読んだら違う感想になるかも。ある作者の社会の捉え方見方が好ましいと感じることと、その作者の考えの表現としての出力が好みであることはまた別シリーズの1作品として。 - 2026年6月17日
- 2026年6月11日
わたしの身体はままならない伊藤亜紗,熊谷晋一郎,野澤和弘読み終わった - 2026年6月10日
隣の国の人々と出会う斎藤真理子読み終わったとてもよかった。韓国の詩が読みたくなるけど、それはソリ(声)を知りたいということでもあるので、発音するにはクル(文、文字)を知るしかないのだろう、言葉を勉強したい。 - 2026年6月7日
- 2026年5月30日
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