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socotsu
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@shelf_soya
しずかなインターネットで書く日記のなかに読書記録を埋め込む
  • 2026年8月23日
    スギモトノート 銀塩写真技法
    とてもおもしろい。そしてこの人はずっと言葉遊びが好きな人だよな、と再確認する。
  • 2026年8月19日
    クリスマス・イヴの聖徳太子
    「ウェンディ、才能という名前で生まれてきたかった?」や「MINE」というか瀬戸夏子の文章を読んでいると高橋たか子が読みたくなる(この本に掲載されている文章を『文藝』のシスターフッド特集で読んで高橋たか子『誘惑者』を読んだことを思い出した) そして私の中で瀬戸夏子といえば少女小説の話をしてくれる人でもあり、集英社コバルト文庫やホワイトハート、ティーンズハートを読んでいた頃に心が戻って呆然とするときがある しかし安易な共感を寄せ付けないタイプの文章って好きだ(矛盾)という意味で惹かれる書き手
  • 2026年8月16日
    ポロポロ
    ポロポロ
    自分や他人を物語にしかけては、いやこれは物語だと気づく
  • 2026年8月14日
    完全に平等で、非常に差別的な
    完全に平等で、非常に差別的な
    この本における「ダンス」は複数の意味を持っている。単純に「動き」であり、その社会で自らの帰属性にあわせて求められる行動規範「振り付け」にも、舞台上の「パフォーマンス」とも置き換えられる。その連続性、行ったり来たりしつつまとめあげる書き振りにとても惹かれる。『身体の美学入門』と同じく、その「ダンス」がどのような背景から導かれ生まれたものか、背景を知ること、想像することの重要さ。動作のパターンの集合体ではなく、そこに何かが宿っていると感じるなら、それはどこからきたものか。
  • 2026年8月13日
    目の見えない人は世界をどう見ているのか
    かなり思い切った論まで運ばれていってびっくりした。ものすごく手順をきちんと踏んで説明を尽くした上で、人間をラベルで取り扱わない、ラベルを貼られがちな属性であってもはぐらかして揺さぶりをかける、徹底している。
  • 2026年8月13日
    完全に平等で、非常に差別的な
    完全に平等で、非常に差別的な
    身体を使うことと世界の中に位置する自分の身体を認識することは不可分であること、自分が「見られる側」としてどのような立場に置かれるか、西洋と東洋、非障害者と障害者。ラベルの存在を示しつつ、そのラベルを貼られた代表者としてとらえられないよう揺さぶりをかける。
  • 2026年8月13日
    身体の美学入門
    伊藤さんの本って大体とても読みやすい文章(口語で書かれているということだけではなく)でよく読むとかなり難しいことが書いてあってうれしい。わたしたちひとりひとりの感性もまた、その人が生きている社会的に大きく影響され、形成されているものであり、社会にとって好ましいから・遠ざけられるべきものだからそれを美しく思う・嫌悪する、ということ。リベラルな社会とリベラルな感性のイコールでなさ。一方で逸脱する感性について、出会い直し。
  • 2026年8月11日
    三惑星の探求
    三惑星の探求
    「嵐の惑星」に登場する、少女の姿で900年生きている(寿命9万年)ト・ルース、どう考えても竹宮惠子絵でしか想像できない魅力があった。「さようなら、私の愛しい人になっていたかも知れない人!」って言われたい。 主人公からの少女に注がれる目線の描写がけっこうキモくて、でもこの主人公をキモい人に設定したいわけではなさそうなのでやめたほうがいいよと思ったし、思いつつ、全部超越したマニックピクシードリームガールと突き放すには主人公に都合がよくない面もあって、好きになってしまう。猫娘部門ク・メル、亀娘部門ト・ルース。
  • 2026年8月5日
    最近
    最近
    何も起こらないと言えば起こっていないけどこの日常の密度
  • 2026年8月3日
    浮遊霊ブラジル
    浮遊霊ブラジル
    現代人に合わせて地獄に新設された、物語消費しすぎ地獄に落ちる主人公の話が特によかった
  • 2026年8月2日
    アルファ・ラルファ大通り
    アルファ・ラルファ大通り
  • 2026年7月29日
    スキャナーに生きがいはない
    スキャナーに生きがいはない
    ひとつの世界を創造して、同じ設定でいくつも短編を書くことでその世界のありかた、生きている人々の様子がちょっとずつ明らかになっていく不親切なタイプの作品って好き。表題作くらいの冷たさがいちばん好みだけど、ロマンチックな「星の海に魂の帆をかけた女」と「青をこころに、一、ニと数えよ」は萩尾望都に漫画化してほしい。人間には竜に思える存在を大きな鼠みたいに狩るパートナー(猫)とピンライターのバディものとしての「鼠と竜のゲーム」も好き。
  • 2026年7月26日
    八月の光
    八月の光
    ジョー・クリスマス! しかしリーナの子どもを産んだ女だけが持てるわけじゃない(と思いたい)肝のすわりっぷりがいい p.723 女の顔はもう準備をすませて、驚きが来るのを待っていた。そして驚きが来たら、愉しむつもりでいた。そしてほんとに驚きが来た時、女はそれが気に入ったみたいだった。
  • 2026年7月21日
    反コミュニケーション
    100%わかったり分かられたりする透明なコミュニケーションを理想とすることは(ありえないけれど)、「自分」や「他者」の消失でしかない。そんなのディストピアでしかない。「この人のことがわからない」は「わかりたい」につながる。他者という不気味な存在と隣り合って暮らすことが、生きることを豊かにする。
  • 2026年7月21日
    ふつうの人が小説家として生活していくには
    どんなに冷たい人でも技術で親切にはできる、いい人間にはなれなくてもいい行動は取れる、という考え方は津村記久子作品の根底にあるように思う
  • 2026年7月20日
    研修生
    研修生
    ドイツの書籍取次で研修生として働きながら、労働の中身より職場や職場以外で出会うさまざまな人たちとの一回きりの交流、友だちになった人と心が通じ合ったり離れたりする様子、コミュニケーションのあり方に注力した作品だけど、多和田葉子なので主人公が人間関係に悩んでいてもどこか一枚膜を隔てているような深刻ではない感覚。言葉はべったりともたれかかるものではなく霧のようなもの、というあのフレーズを思い出していた。
  • 2026年7月20日
    とにかくうちに帰ります
    会社にいるちょっと変な人の描写が本当に上手い津村記久子、と考えてから自分もここに書かれるような「ちょっと変な人」と思う
  • 2026年7月19日
    研修生
    研修生
    多和田葉子作品の意味の横滑り、頭がはまると本当におもしろくて興奮する。私も明日は偽物の自分として出勤しよう。 p448 生まれて初めて観たオペラがシェーンベルクの『ワルシャワの生き残り』だったことが偶然だったとは思えない。鮮烈なトランペットの叫びはそれから四十年以上の時間が経過した今もまだ耳の中で響いている。バイオリンの神経がわたしの神経系の奥に入り込み、人の苦しみよりも弦楽器の出す苦しみの音に強く呼応するシステムを育てていった。そして何より、テキストが歌われることなく、朗読されたことが印象に残った。時が流れ、いろいろなことがあっても、わたしもわたしの言葉を歌わないだろう。歌うことはなくても常に音楽と共にあるだろう。
  • 2026年7月14日
    工場(新潮文庫)
    表題作が特に好き。 苔の研究をしていた大学院生が教授の推薦で工場の屋上緑化推進部署(新設・1人部署)に採用されるけど、のんびりやってくださいといわれてなにも仕事の方針を与えられず、工場内(ひとつの中規模の街ぐらいなんでも揃ってる)で苔の採取と工場内に住居がある家族のお子さん向けこけワークショップだけで15年くらい経ってしまったエピソード(長い)が理想の暮らしのような、ぜったいつきたくないポジションのような、なんともいえない味わいでくせになる。
  • 2026年7月12日
    小川洋子と読む 内田百間アンソロジー
    小川洋子と読む 内田百間アンソロジー
    運よく積んでいたので読んだ。もう内田百閒しか読めないとなってもよい、という小川洋子の気持ちを理解する。読むものに困ったら内田百閒を読むという選択肢が見つかる人生。
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