人生論・愛について

人生論・愛について
人生論・愛について
武者小路実篤
新潮社
1969年11月27日
3件の記録
  • ※この本はまだ読めていませんが、内容的に近い「人生読本(現代教養文庫101 , 1953年, 武者小路実篤著)」を読んだ。以下は全て「人生読本」についてである。 「我らの一番尊敬する人間は、我等に得さしてくれる人間ではなく、損さしても我等の内の人類的本能を生かしてくれた人である」 「人類の生長しようとする意志に反した言行は全て悪であり、人類の成長しようとする意志にすなほな言行は善になるのだと思ふ。……善は、意識された行動で、無心の行動には美と云う方が自然のやうに思ふ。」 「金の害はすべての人間の欲望を無際限に大きくする力をもつてゐるから、同時にその欲望の満たされない不満、不服、不平の感じを人に起こさせやすい。」 「東京の大地震の時でもかう云う時でなければ人は切れないと云って、日本人を切った日本人もあつたことを聞いた。…猛獣などと戦ふ時、殺伐な本能が人間に与えられてゐなければならないのは事実である。人間の本能は完全なものではなく病的に発展し得べき性質を持ってゐる」 「色欲は人間に大事なものにかかわらず、罪悪視されやすい。…人間を愛するものは色欲は尊敬せねばならない。しかし……制裁されないではどんなことになるかわからないほど、自然は我らに子供をつくる以上すぎる程に多量の色欲を与えている。……色を好むが如く徳を愛する者がいたらいいと思ふ孔子は、又色欲の強さを知ってゐたと言える」
  • あんすん
    @asuka1534
    2024年7月7日
  • mizuka
    mizuka
    @bookmii
    1900年1月1日
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