新書737 寂聴 九十七歳の遺言

1件の記録
しおり@shiori70232025年8月22日かつて読んだまた読んでるこれはいつだったかなあ?メンタル死んでしばらくしてから本を読めるレベルになったくらいの時にふと手に取った本だった気がする。 瀬戸内寂聴さんの考え方好きなんですよね。 本当に文字通り、波瀾万丈な人生を生きた中で形成された価値観や考え方、生き方。 特に今年の私の中のテーマは「孤独とどう向き合うか」だったので、「わ!読み直すタイミングだったんだなぁ」と巡り合わせを感じた。 そして私の考えた末に行き着いた向き合い方が瀬戸内寂聴さんと近くて、27歳でそこに近づけたのは個人的に自分を誇れるところでもあったかな🍀 個人的にクスッと笑うエピソードは、寂聴さんが体調を崩して病院にかかられて、お医者様から沢山の薬を処方され「仕事はするな!」と言われたのに、「どうせ死ぬなら自分のやりたいことをして、好きなものを食べて死ぬ!」と全て逆行してたら体調も戻ったし、なんならそれを伝えていたお医者の方が先に亡くなったという話 笑 強いお方だな〜 メモ📝 人間は孤独という同じ宿命を持っているからこそお互いに理解し合えるし、愛しあえる。 人間は弱いから、いくつになっても自分にやさしくしてくれる他者を求めている。求めるけれど、本当はそんな存在なんかない。なぜなら一人だから。他者によって慰められる孤独はない。 一人になったら強くならないと生きていけない。誰にも甘えられないのだから。だから本当は一人は淋しいものであると同時に力強いものでもある。 過去を追うな。未来を願うな。過去は過ぎ去ったものであり、未来はまだ到っていない。今なすべすきことを努力してなせ。 切に生きる。 自分で責任を持つ覚悟があれば、なんでもした方がいい。 忘己利他 自分のためじゃなくて、自分以外の人の幸せのために生きる。 人間は本質的には孤独なもの。その孤独を真正面から引き受けることが、自由に生きるということ。