阿・吽(13)

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- はな@hana-hitsuji052025年8月23日読み終わった借りた読書会読書友達から借りた本もうすぐでラストなのに全くどうやってこの物語が終われるのか見当がつかん。 混沌としている。 集団のために個人を犠牲にする、それを少女たちはなぜあんなふうに受け入れられるの?ある意味とても宗教じみている。 最澄はそれを激しく非難?否定?したけど、全ての人が最澄の見ている景色を見られるわけじゃないしな。 少女が犠牲になるところも象徴的に思える。 大人は仕方ないねと生き残って、少女は笑顔で死ぬ。 その選択を受け入れるほどの酷いことが過去にあったとして、そんな教えを伝えたあの人やこの村の大人でさえも全員救うぞと思えるものなのかな。 最澄だって人間なので、認めることの出来ない人もいただろう。その人も救いたいって100%の澄み切った心で思えるものかな。 それはなんだか人間ではないような気もする。