製本と編集者 vol.2

1件の記録
- @nk@nk_250828-2025年8月6日かつて読んだ読了@nk製本会社で働く笠井さんが3人の編集者にインタビューをするシリーズ2作目。 今回も本にまつわることが多彩な視点で語られていた。(語られていたというか、インタビュイーの1人語りの体裁で笠井さんが書いているのだが、この形式の不思議さがなんとも独特で好き。) なかでも印象的だったのが、書肆侃侃房の藤枝さんのこれ。 ─ 本の立ち姿というのは、その本のテーマや見える部分の裏側にある背骨のようなものが決めている ─ (p81) 笠井さんの模索されている「紙の本の価値」について、だいぶ深いところまで掘り下げられた2作目になっていたように思う。 どこを読んでもぐぐっと世界に入り込んでしまう、今回もそんな1冊だった。