私の絵日記
2件の記録
- 浸る@rattatatatat2026年5月4日読了つげ義春の妻である藤原マキによる絵日記とエッセイ、子供時代の思い出の風景を描いたイラスト、家族写真集などからなる。 絵日記では、つげ夫妻の普段の日常生活が描かれていて興味深い。つげ義春がガラクタ屋から1000円で歯の標本を買ってきたとか(これはなんとなく頷けるエピソードだが)、節分に豆まきを家族でしたり、天気が良い日にベランダで子供とおままごとをやっているつげ義春が描かれていて、ごく普通のお父さんをしてて作品からは見えない一面を見た気がした。 絵日記の後半では、つげの体調が悪くなり精神科に行って治療を受けたり、家で寝込んでいる場面が続く。 エッセイでは藤原マキの幼少時代の話が印象に残った。大阪で戦災にあい、島根県の小さな町に疎開。町から30分ほどの集落にある公会所をあてがわれ、着のみ着のまま、それこそ乞食一歩手前の疎開生活を13年間もの間送ったのだそうだ。お風呂がないので近所の家でもらい湯をさせてもらっていたという。いろいろなお風呂や農家の様子も観察できたというが大変な時代だなと思った
