御執事様の仰せのままに (メディアワークス文庫)

御執事様の仰せのままに (メディアワークス文庫)
御執事様の仰せのままに (メディアワークス文庫)
真楠ヨウ
KADOKAWA
2020年9月25日
1件の記録
  • 主従ものというよりは、なんかやたら美味しそうな食べ物が本筋じゃないでしょうかこの物語。内容に関して執事ものとして目新しさはそんなにないけど、好感の持てる登場人物とわかりやすい描写で読みやすい。強いて不満を言うなら「もっと読みたいなー」くらい。 目新しさについてはジャンルとしてもうやり尽くされてるからな、しゃーなしです。 文体は先日読んだ「美食学者朝倉の崇高なる推論」よりこっちの方が好み。 内容がまるっと一冊導入みたいな印象なのに、現時点で続きが出ていないのは残念。パーティで出た料理を楽と一緒に再現する新とかとても見たい。そのそばをさして用もないのにちょくちょく通りかかる音がいて欲しい。 そんな横道はさておき、新や進藤の成長、狩谷や他の人々との関わり、依子や宗一郎の思惑などなども気になるポイントが盛り沢山すぎる。チラ見せだけされて続きがないのは、なんか……どうすれば……という感じ。
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