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神木紗由
神木紗由
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@kamiki_sayu
しがない本読み。 嘘です、重度の活字中毒者で物語至上主義。 最近は持病の関係で昔ほどのペースでは読めない。 ここは読んだ小説だけ。蔵書管理はブクログです。 XのIDは@sayu_kamiki。ほぼ常駐しています。
  • 2025年9月20日
    オカルトトリック (N-angou文庫)
    ①「呪われた少女」。被服科の女子が、友人の呪いを解いて欲しいと奇術部に駆け込んでくる話。環奈ちゃんが場を回しているところとには力関係が伺える。禅くんはよく頑張った。 ②「孤独な少女」。文月神社に藁人形が打ち付けられたので、犯人を捕まえようの巻。タイトル初見で「少女」はしおりこちゃんのことを指すかと思いきや、美穂ちゃんのことでもあったのは良い驚き。禅くんはよく頑張った。 ③「失った少女」。文化祭で揉める話、および凛の問題について。親より稼ぎのある子どもがいる家庭において起こりがちな問題、デビュー年齢の違いなどから凛の方がだいぶ重め。禅くんはめちゃくちゃ頑張った。 ④「エピローグ」。別離。青春である。3つの事件を通して禅くんは大きく成長し、凛の家庭環境も改善した。けれども人生はまだまだ続くので、これからが正念場なのである。と思った。 ところで環奈ちゃんはなんなの。達観しすぎててちょっと気味悪いまである。 スピンオフあり。まあ、しっかりまとまってるからこの後の話を同じ面子でやるのは蛇足になるとは思う。その一方で沙耶ちゃんの能力の本質は一体なんなのか、という疑問は残るので、その辺を描いてくれるのは歓迎できる(多分読まないけど) 対象年齢はそんな高くなさそうだなー、小学校3年生くらいで読んだらブッ刺さってそうだと思った。
  • 2025年9月9日
    NO.6〔ナンバーシックス〕#1
    紫苑とネズミの物語、導入編。想定より重めの話っぽいなー、生殺与奪権までしっかり握られてるゴリゴリの管理社会ものというかディストピアものと言ってしまっても良いのかな、これは。内容についてはこの一冊だとまだまだなんとも言えない感じですね。一体何が起こっていて、これからどうなってしまうのか……。 それはそれとして確かな文章力と描写力で、違和感や不安を感じずにすいすい読める。文字も大きめだし。
  • 2025年9月8日
    うちの執事に願ったならば
    ①「黒鳥さがし」。花穎君、謎解きをする。シリーズ再始動の1発目はお仕事回(?)。大人が小さく見えて月日の流れを感じること、あるよね。犯人の気持ちもまあ……わからんでもないなあ……。 ②「死神の蠟濁」。石漱君のお宅にお泊まり! 初のイベントに花穎君のみならず使用人一同浮ついちゃうのかわいい。石漱君は相変わらず年齢の割に自他境界がハッキリしていて好感。花穎君が子どもたちのために動いているのが微笑ましい。 ③「執事の秘密と空飛ぶ海月」。微笑ましかった謎解きの微笑ましくない裏側、side衣更月。休むの下手か。暗躍お疲れ様でしただけど、そろそろオフの衣更月さんも見たいなーなんて。 ④「龍宮の使用人」。前も思ったけど、花穎君はちょっと頭がメルヒェンなとこあるよね。この回をどうにかまとめたのは「年の功」鳳さん。花穎衣更月コンビ、最近はいい感じだけど、ここまでの絆を結べると良いね、と思わせる一編。 全体として時の流れや老い、変化することなどがテーマだったかなーという感じ。前シリーズよりその辺統一感出してるのかな。今回はダンの件で、鳳さんだっていつまでも元気なわけじゃないんだよなあと思ってしまった。いつまでも元気でいて欲しいなあ。
  • 2025年9月8日
    御執事様の仰せのままに (メディアワークス文庫)
    主従ものというよりは、なんかやたら美味しそうな食べ物が本筋じゃないでしょうかこの物語。内容に関して執事ものとして目新しさはそんなにないけど、好感の持てる登場人物とわかりやすい描写で読みやすい。強いて不満を言うなら「もっと読みたいなー」くらい。 目新しさについてはジャンルとしてもうやり尽くされてるからな、しゃーなしです。 文体は先日読んだ「美食学者朝倉の崇高なる推論」よりこっちの方が好み。 内容がまるっと一冊導入みたいな印象なのに、現時点で続きが出ていないのは残念。パーティで出た料理を楽と一緒に再現する新とかとても見たい。そのそばをさして用もないのにちょくちょく通りかかる音がいて欲しい。 そんな横道はさておき、新や進藤の成長、狩谷や他の人々との関わり、依子や宗一郎の思惑などなども気になるポイントが盛り沢山すぎる。チラ見せだけされて続きがないのは、なんか……どうすれば……という感じ。
  • 2025年7月31日
    うちの執事が言うことには EX (角川文庫)
    EXと言いつつ本編と同等に重要な情報があった。 ①「わらしべ執事」 ②「本当のわらしべの話」 ③「月と彼との物語」 ④「林檎と棘」 ⑤「当主と執事と鴉の魔神」
  • 2025年7月23日
    うちの執事が言うことには9 (角川文庫)
    いよいよ最終巻だと思うと感慨深いですね。続編はあるけど。 ①「賢者の懐中時計」。主従回、花穎君と衣更月さんは随分「いい感じ」になったなあとしみじみしますね。可愛らしい。大人の思惑も垣間見えて良いですね。 ②「ロバの耳」。大学回、石漱君と呪いの絵の話。嗣浪先生がいい味出しているとともに、その役をお願いする花穎君の文句が素敵。そして鳳さんがすごすぎてすごい。 ③「野良犬と雀」。沢鷹兄妹回、アントルメ・アカメ近くの個人ケーキ店からクレームが入った話。沢鷹兄妹が赤目君に雇ってもらった経緯などを絡めつつ。沢鷹兄妹と赤目君が探偵をする回は手際が良いね。 ④「眠れる森の」。オールスター回、連続通り魔(?)事件。執事同士で情報共有してるの良いなあ。夏目君は災難だったとしか。犯人はまさかのあの人でびっくり。花穎君の立ち回りが堂に入ってきましたねえ。にこにこしちゃう。 ⑤「エピローグ」。大人の思惑再び。これはシリーズ全体のエピローグということでいいのかな。いやあ最初に比べて2人ともだいぶ打ち解けたなあ。まだまだ成長過程にあるこのコンビ、次シリーズも楽しみ。
  • 2025年7月23日
    美食学者 朝倉の崇高なる推論
    美食学者 朝倉の崇高なる推論
    ①「隠し味のミステリー」。朝倉優樹准教授と編集者佐々木四葉、出会いの巻。マドレーヌを20個平らげて胃袋の頑健さを見せつける四葉さんと、イイ話でオチそうなのに落とさない朝倉先生。導入としてバッチリ。隠し味はまあ、愛情なのだなあ。 ②「血色の呪い」。まさに料理で科学だなあと思わせる一編。タネを知っているとどうということもないけど、登場人物がクセ強なので面白い。 ③「ポトフと対立、それから」。四葉さん、繁忙期にヤラレるの巻。3時間睡眠は労基に駆け込んだ方は良くないですかね。初めての諍いと、前情報と違ってちょっぴり胡乱な不破さん。そして朝倉先生の原点、水が合わない話。四葉さんはみんなに心配してもらえてて人柄の良さが伺える。 全体的にライトな語り口でサクッと読める。現代語口語体と言うべきかかなりラフな文体なので、人を選ぶかも。ブログっぽいと言うかなんと言うか。 プロセスチーズで1種類カウントは解釈違いだなあとか、新卒経理3年目でさすがにそうはならんやろとか言いたいことはあるけど、そこ突っ込むのも野暮かなあというタイプの作品。 面白かった。
  • 2025年7月21日
    ハンティングエリア 〜船上の追跡者〜
    極限閉鎖環境下からのサバイバルものなんだけど、不思議と重くない不思議作品。文体がなんかアドベンチャーゲームっぽい。『infinity』シリーズっぽさを感じた(話の内容は違うけど) 世界観と舞台、両方の描写が必要なため、(主人公視点からの)説明が多くなってしまうのも1つの要因かもしれん。 話がサクサク進むのでちょっと食い足りないとこもあるかなー、主人公だけじゃなく他の登場人物の内面描写も読みたかったな。共通言語を持たない相手との意思疎通に関しては良かった。特にラストバトル。
  • 2025年7月19日
    うちの執事が言うことには8
    ①「三人の当主と狼と」 ②「人魚男」 ③「身代わりの仔猫」 ④「不用の笠と狐の墓守り」
  • 2025年7月16日
    嘘と隣人
    嘘と隣人
    2025年上半期(第173回)直木賞候補作。 定年退職した刑事が主人公の短編集。 ①「かくれんぼ」 ②「アイランドキッチン」 ③「祭り」 ④「最善」 ⑤「嘘と隣人」
  • 2025年7月16日
    乱歩と千畝
    乱歩と千畝
    2025年上半期(第173回)直木賞候補作。
  • 2025年7月15日
    ブレイクショットの軌跡
    2025年上半期(第173回)直木賞候補作。 章ごとに語り手を交代してそれぞれの物語が進み、最終的に大きな流れが収束するザッピング方式の作品。文章表現が丁寧で読みやすいが、エピソードの魅せ方がもう少し食い足りない。「同志少女〜」の重厚さと比べてしまうのが良くないとわかってるんだけどね。このパターンの話づくりだと、最後に世間の狭さが浮き上がってしまうのもご都合っぽくてマイナスに見えてしまう。 と言うところが直木賞候補として読んだ感想。フラットな気持ちで読めば、とても面白い一冊。
  • 2025年7月12日
    すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー
    すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー
    ①深緑野分「石のスープ」 ②竹岡葉月「E・ルイスがいた頃」 ③青木裕子「最後の日には肉を食べたい」 ③辻村七子「妖精人はピクニックの夢を見る」 ④椹野道流「美味しい囚人飯「時をかける眼鏡」番外編」 ⑤須賀しのぶ「しあわせのパン」 ⑥人間六度「敗北の味」 ⑦新井素子「切り株のあちらに」
  • 2025年7月12日
    うちの執事が言うことには 7
    ①「小人の住む館」。花穎君が憶測でモヤモヤして妙な結論に達する話。大変可愛らしい。 ②「開かずの赤ずきん」。衣更月の執事学校時代の友人、ヴァズがやってくる話。主従コンビの連携が光る。 ③「仔犬と骨」。私は猫派だけど守衛はかわいい。衣更月に脅かされた人はかわいそうね。 ④「幸福な王子と不動の執事」。花穎君が新入生オリエンテーションで大変な目に遭う話。高里さんらしい外連味が光る。 1番良かったのは④かな。花穎の課題(主に対人関係)にフォーカスしつつ、苦い失敗と仄かな希望を描いて、次の展開が楽しみになった。彼が日本の大学でどんなふうに過ごしていくのか、にこにこしながら見守ってしまいそう。この歳になると気分はいつだって雪倉(母)なのだ。
  • 2025年7月6日
    うちの執事が言うことには 5 (角川文庫)
    ①「嘘吐きの名前と魔法の鍵」 ②「綺羅星の集まる所」 ③「裁きの門と少女の仔猫」 ④「七人の小人と秘密の執事」
  • 2025年7月6日
    うちの執事が言うことには 6
    花穎君受難の巻。割といつもか。 ①「シンデレラと身元鑑定人」。衣更月が可愛かった。花穎がいない場面で彼が不測の事態に煩わされる話は味わいがあって好き。 ②「蔵のネズミと鉄の鍵」。 ③「迷子の仔猫さん」 ④「夢見る執事と白鳥の子」 御当主さんはだいぶ貫禄がついてきた気がするんだけど、どうでしょうかねえ。
  • 2025年6月25日
    片付かないふたり
    片付かないふたり
  • 2025年6月22日
    うちの執事が言うことには 4 (角川文庫)
    ①「永遠の国の王子様」 ②「生命の木と魔法のお菓子」 ③「高潔な白猫」 ④「王子と乞食と仮面の執事」
  • 2025年6月17日
    竜の医師団4
    竜の医師団4
    ①「竜舞う国の、夜の目の医師」 ②「幻の竜の、幻の病」 ③「竜人の血と、青き竜の血」 ④「青の翼と、奇跡の翼」
  • 2025年6月17日
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