〈共生〉から考える
4件の記録
-ゞ-@bunkobonsuki2026年10月5日「異なる人々と共に生きる」「多様な生き方を認める」といったスローガンは、なぜ空疎になってしまうのか。 それは<共生>という熟語がどこを、なにをさしているのかしばしば曖昧になるからだと思う。 本書では、社会倫理学者の著者が講義という体で<共生>を考える。生徒である私たちはそれを受け取り、考えていく。 もしもこの架空講義にレポートを提出しなければならないとしたら、私は「日本人とはなにか」というテーマで書くと思う。 日本には日本人だけでなく外国人も同居している、日本人は外国人に配慮しよう——などというけれど、では私たちは日本人といえるほど先人と繋がりを持っているだろうか。 今の日本人は昔の日本人と共生できているだろうか。実はそんなにできないんじゃないか。過去の日本人にとって私たち現代人は"外人"であって、<共生>の眼差しを向けられる対象なんじゃないか。
