ポピュリズム大陸 南米

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- 糸太@itota-tboyt52025年11月30日読み終わった日本にいると自然とニュースは欧米もしくはアジアに偏る。これが地球の裏側にある南米となれば、どうしたって縁遠い。 だからだろう。大きな出来事があっても、大雑把な理解だけで済ませてしまう。 そんな時、たとえば「お祭り好きな南米の気質」みたいなのは、私にとって物事を単純化するのにとても都合がよくて、つまり「考え方のデフォルトが違うのだからこんな事が起きるのだ」などと、ほとんど何も分かろうとしていない態度で納得してしまうことが多い。 この本を読んで、そんな「南米気質」の根っこにある前提を学び直すことができた。まずは植民地支配に端を発する格差社会がある。日々の生活がままならない中に差し込む希望の光にも、読書前よりも深い解像度をもって想像を広げられた。 すると不思議なことに、歩んできた歴史が全く異なる日本の中にも、たびたび同じような風景が見つかる気がしてきた。もちろん違う。けれども民主主義を使いこなすうえで、南米諸国から学ぶべき点は数多くある。 外山さんの言葉を借りるなら、「政治を動かしているのは、(中略)顔の見えない属性ではなく、人々の熱意」である。地球の反対側だろうが、その真理は変わることはない。