なんて素敵にジャパネスク ―新装版― なんて素敵にジャパネスク シリーズ(1) (なんて素敵にジャパネスク シリーズ)

なんて素敵にジャパネスク ―新装版― なんて素敵にジャパネスク シリーズ(1) (なんて素敵にジャパネスク シリーズ)
なんて素敵にジャパネスク ―新装版― なんて素敵にジャパネスク シリーズ(1) (なんて素敵にジャパネスク シリーズ)
氷室冴子
集英社
1999年4月1日
1件の記録
  • くん
    くん
    @kun
    2025年9月20日
    小学生以来かも?というくらい久しぶりに読んだ「なんて素敵にジャパネスク」。 氷室冴子さんの作品がオレンジ文庫で復刊始まって懐かしくなり、初めて読んだ氷室冴子作品というのとで、図書館で借りた。 新装版だけど発行年は1999年。 コバルト文庫なので中高生向けのライトノベルで、舞台は平安時代。 だけどそこは現代的に一部置き換えて、話し言葉も現代なので昔読んだ時も読みやすかった。 当時としてはあり得ない設定だけど、お転婆で行動的な瑠璃姫と、幼なじみ高彬をメインとした恋愛と結婚と陰謀のお話。 結婚しようとするタイミングで事件が起き、なかなか結婚できない二人の、ドタバタストーリー。 元気な瑠璃姫に久々に再会して、懐かしかった。 新装版あとがきで氷室さん自身も、 「シリーズ物を書いていると、主人公がいつも同じ失敗をしているのはバカみたいに思えてくるし、人間としても成長して欲しい『欲』みたいなものが出てしてしまいます。」 と語っていて、大人になってしまって続きを書かなくなってしまった…という事が書かれていて、少しずつコバルト文庫から卒業していった気持ちにも似ていた。 十数年ぶりにゲラを読み直し、原稿を書いていたときの感覚を思い出し、 「再会できて、ほんとうに嬉しい。物語というのはありがたい、会おうとすれば、いつでも再会できるから、と当たり前のことにも気づきました。」 そんな思いを語っていて、昔読んだ本を読み返すのも良いなーと改めて感じた。 新装版のあとがき、読めて良かった。 コバルト文庫から2018年に復刻版が出ているけれど、図書館にあったので借りてみたけれど、かなり年季が入っているし、水濡れで傷んでいるため本を開くたびにハウスダストアレルギーの身としてはツラかった…。
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