「永遠の少年」の娘たち

2件の記録
- たぬき@ponpokotnktnk2025年9月22日読み終わったこれ買ったのいつですか?Amazonの履歴遡ってみたら2020/4/20でした。寝かせすぎ!!!! もともとはましゅまるに勧められた本。 中古なんだけど、前の持ち主はマメだったようで帯まで保存されていた。帯文はこちら。 『「永遠の少年」とは…… 社会的に不適応で、転職、飲酒、浪費、女性問題などをよく起こす。反面、繊細でやさしく、甘やいだ雰囲気を備えており、どこか憎みきれない。このような大人になりきれない少年のような人々。彼らは、家族の心をかき乱し、傷つけ、苦しめてしまう。』 シンプルな感想は、うちの父親すぎてワロ〜タ、です。 架空の6人の女性たちがカウンセリングルームを訪れ、カウンセリングを通してその家族の詳細が明らかになっていくという構成。 全員無関係の女性なのでもちろんその「父親」の特徴はそれぞれ異なるのだが、全部ちょっとずつわかるな……という感じだった。 全てにおいて無責任で、自分のやりたいことしかやらず定職にもつかず、中高の学費は途中から祖母が払い、大学の学費滞納の連絡がきて号泣しながら責めてものらりくらりとしていて、でも私が奨学金の手続きをしようとしたら「母の収入(ということになっている祖母からのお小遣い)がそれなりにあるから通らないと思うよ」と言い、実家に子どもたちがいなくなったら猫の多頭飼育崩壊を起こし……。 あっすみません。恨みが漏れ出てしまいました。 でも子どもの頃に一緒にたくさんおでかけしたり趣味を共有したり楽しくてパパのことが大好きだったのも事実なんだよな。 まっすぐ嫌いでいられたら、まっすぐ好きでいられたら、こんなことにはならないのですが、作中の登場人物も愛憎が入り混じり区切りがつけられないことが人生に影響を及ぼしている。私と同じだね。親の良かったところとしょうもなかったところと完全に悪かったところ、区切りつけていきたいね。 私のこともカウンセリングしてくれ〜😭