三八九集―山頭火遺稿 (1977年)

三八九集―山頭火遺稿 (1977年)
三八九集―山頭火遺稿 (1977年)
大山澄太
種田正一
古川書房
2件の記録
  • nornacum
    nornacum
    @nornacum
    2025年10月7日
    「三八九」は昭和6~8年に、断続的に山頭火が編集して発行した同人句誌。山頭火自身が手書きしたガリ版で数十部発行されたらしい。オリジナルは見たことがありません。たぶんほとんど残っていないと思います。こうやって活字化されてるのは幸いなことです。 句を互選して寸評しあう様子も面白いし、山頭火の周囲にいたアマチュアの俳人たちの作句感覚が知れて楽しい。山頭火の俳論、とくに、技術的な側面の記述もぽつぽつあって、興味深いです。第3号の付録だった井泉水らの座談録「山頭火を語る」は出色の山頭火論です。山頭火と放哉の本質的な違いをきわめて明確に語っててかなり納得みが深かった。これ、井泉水の著作としても活字化されてるのかな。短い記録だけれど、山頭火好きには読んでほしいなあ。
  • nornacum
    nornacum
    @nornacum
    2025年9月27日
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