アスク・ミー・ホワイ
7件の記録
光陽@kouyou_1082026年4月1日読み終わった古市さんの本を読んだのはこれが初めて。 こんな爽やかな読後感のBLロマンスが書ける人なんだ!とびっくり。 風景描写が素敵だし、料理の描写も本当に美味しそうで実際に全部食べてみたくなった。 文庫版に収録されている港くんのインタビュー記事が良かった、改めて読み返してここのシーンでは港くんはこういう感情だったのだろうか…と確認したくなった。 古市さんには是非またBL小説を書いてみてほしい!
ねこ@notoneko252025年4月30日古市さんをオススメしていた友人がいたので。 「悪い予感ばかりが当たるのは、そもそも未来に期待してないからだよ。本当に小さくてもいいから、いいことばかりを思い浮かべてみなよ」 「カミングアウトって言葉、同性愛の告白って意味で使われることが多いじゃん。でも、なんでその告白だけ特別視されないといけないんだろうね。人間関係なんて秘密が溢れてるわけでしょ。秘密までいかなくても、あえて相手に伝えていないということもたくさんある。たとえば親友だったら、住所とか学歴とか食の好みくらいは知っていてもおかしくないよ。でもさ、年収とか、親の生い立ちとか、好きな体位とか、あえて話さないことも多いでしょ。なのにセクシュアリティだけは、告白したほうが素晴らしいこととされる。よく有名人がカミングアウトして称賛されてるよね。もちろん、本人が好きでそうする分にはいいよ。でも、年収や好きな体位を公表したところで絶対に同じような扱いを受けない。あのときの俺はさ、とにかくカミングアウトしないのが、悪いことだって勘違いしてたんだ」 ついうっかり「絶対に大丈夫です」とか「約束します」とか、安っぽい言葉が口から出そうになる。 だけど、こんなときだからこそ、嘘をつかずに正直に応えようと思った。 「わかんないです。人間は誰でも変わるから」 港くんは、すぐ近くで真っ直ぐに僕を見つめている。 「でも僕は少なくとも今は、港くんの隣にいたいです。仮に港くんが誰かを殺してしまっても、港くんのことを大切な人だと思っています。そのとき、僕にできることは何でもしたいです。それじゃダメですか」 「(前略)事実は変わらなくても、解釈でいくらでも事実を上塗りしていくことはできるはずだからさ。過去はね、変えられるはずなんだよ。もしかしたら、未来よりもずっと簡単に」 「結局、僕たちってどういう関係なんだろう」 「セックスに失敗しても気まずくならない関係だろ」 そう言ってくれる優しさが嬉しくなる。 (中略) 「俺のことを好きなんでしょ」 「はい、好きです」 「それで十分だよ」



