狼が連れだって走る月

狼が連れだって走る月
狼が連れだって走る月
管啓次郎
河出書房新社
2012年1月7日
2件の記録
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年10月5日
    管啓次郎さんの文章を読んでいると、旅に出たくなる、というのはわたしには少しハードルが高いから、とにかく部屋を出て歩き出したくなる。「無用の歩行、気まぐれな小さな旅」あるいは何処かを目的地にして。内容もそうだけれど、文章自体の響きとフロウがそんな気にさせてくれる。そんな文章、本をズボンのポケットに入れて出かければ、「手ぶらでどこまでも歩いてゆける」という気にもなる、ことにしておきたい。
    狼が連れだって走る月
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年10月2日
    「おそらく刺激や興奮や新たに得られた知識の量を測定してゆけば、その数値がぐんと高まる状態を「旅」、低く安定した状態を「日常」と、呼びわけることができるのかもしれない。」 なるほどもしそうだとするなら、読書、この文章を読んで刺激を受けた瞬間も「旅」をしていたと言っても良いのではないか。——著者や登場人物の経験やそこに描かれる世界を疑似体験する、ということとは全く別の意味で——そんな風に考えてみると、旅はおろか移動も制限されているような気がしている「日常」のなかで少し気分が良くなった。
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