ことばの劇場
2件の記録
彩りの雨@colour-rain2026年9月26日読んでる読み終わった著者の演劇人生を追体験でき、これまでの時代の空気と舞台の記憶を私たちの世代にも残してくれる本です。 劇評家として50年以上活動してきた著者があつかう舞台は、現代演劇から歌舞伎まで多岐にわたります。野田秀樹と同世代の劇評家で、舞台をつくる側の様々な世代の演劇人たちとの交流も深く、舞台づくりや上演の雰囲気、演劇史に残る人たちの人柄や現場の空気も伝わってきてワクワクしました。 著者の若いころのパーソナルな演劇体験から、演劇の普遍的な価値まで、軽快に読者をいざないつつ、演劇への愛と真摯な姿勢が貫かれていて、読後は胸がいっぱいになりました。一瞬一瞬が消えてなくなる舞台をことばで表現し残すことの価値、素晴らしさも改めて感じます。 世界が急速に予測不可能になり、AI化も進むなか、人間を映し出す演劇の力を信じたい、いますぐ劇場に行きたいと思わせてくれ一冊です。
