うけいれるには

2件の記録
みぞグミ@mizogumi2026年4月7日読み終わった読みながら共感した部分、反発を覚えた部分、素晴らしいと感じた部分、不快になった部分を俯瞰した時、障がいというものを自分がどう捉えているかが垣間見えた気がした。 自分のもつ常識や感覚をもっと深く掘ってみたくなった。
さーちゃん@cong_mei2025年10月13日読み終わったフランスのセヴェンヌ地方が舞台となり、石が語り手となって話を進めていく。その設定に少し驚いたけれど、調べてみたらそこは、石灰岩大地で渓谷と山岳地帯が美しい、ユネスコの文化遺産に指定されたところなのだそう。行ってみたい。 両親と長男、長女の家庭に子どもが生まれるのだけれど、その子どもには障がいがあった。その子どもをめぐる、一言で言えば家族の喪失と再生の物語、というところなのだろうけれど、そんなありふれた言葉でまとめてしまうにはもったいない、とても繊細で力強いお話だった。 小説全体が、山あいのセヴェンヌ地方の静けさが流れているようなトーンに抑えている。だからこそ、家族の感情の強さが時折浮かび上がってきて、胸を衝かれる。 それと、表現がとても美しい。「風によってめくれた小さな葉が金箔のようにキラキラと輝くポプラの木のささやき」とか、「澄んだ黄金色が空中を流れるような秋」とか。 とても満足感のある小説だった。たまたま図書館で目に入ってきてよかった。